今日は、バドミントン部の池田箕面豊能郡大会が、箕面三中を会場に行われました。
午前中は団体戦、午後からはダブルスとシングルスで対戦しました。
三中体育館ギャラリーは、いっぱいの応援者で埋まっていました。
さすがに、3年生ともなると、ラケットを振る強さは鋭いものです。
さて、昨日は卓球でしたが、今日はバドミントンの話題をとりあげます。
バドミントン選手だった潮田玲子さんは、2012年に現役を引退しています。
彼女は現役時代に、ダブルスについてのインタビューで、次のように語っています。
ダブルスの魅力とは、ペアの呼吸やリズムがぴったり合う心地よさで、それが合うと、自分一人じゃ出せない力が湧いてきます。
潮田さんは小椋さんと組んで初めて、このとに気づいたそうです。
また、次のことも言っています。
「相方がミスをしたときは、責めるよりも『かばえなかった自分が悪い」と思うんですよ。
オグッチがミスしたとき、向こうは申し訳なささそうに謝るんですが、私もまた『カバーできなくてゴメン』って心から思う。
二人だけど一つ、という感覚なんです。」
こういうのが、ダブルスを組む、お互いの感覚なんだと思います。
また、アスリートには「ゾーン」という究極の集中状態を体験するときがあると言われていますが、潮田選手もそれを経験したことがあるそうです。
ペア解消が決まって、オグシオとして出る最後の大会のときでした。
決勝の相手はスエマニの二人でした。
第2ゲームで、オグシオペアは、15対19で劣勢でしたが、突然、まわりから音が消えました。
観客席からの歓声も聞こえず、まるで映画のワンシーンみたいな静寂に包まれました。
そして対戦相手の動きがスローモーションのようにゆっくり見えはじめました。
その不思議な感覚のまま、6ポイントを連取して、逆転勝ちをおさめたのでした。
中学生には、まだ「ゾーン」という集中状態に達することはないでしょうが、プロのアスリートのなかには、この領域に達する人がいるのだと、私は思います。
最後に、潮田さんは「勝負とは、逃げずに向き合うものだ」という言葉も残しています。