箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

生徒から意欲をもらうのが教師

2018年08月12日 11時16分23秒 | 教育・子育てあれこれ


仕事に意欲やモチベーションは、大切です。

教職も同じです。

教職員が、イキイキとしている学校は、生徒にとってぜったいに必要です。

ですから、意欲のある教職員が多い三中にしたいと、私は思っています。

では、教職員の意欲やモチベーションはどのように生まれるのでしょうか。

校長が、教育活動の質を高め、効果的に行われるように、教職員に命令したり指示をしたりすることは、もちろんあります。

でも、ただ一つ言えること。それは教職員の意欲やモチベーションは、校長の命令や指示で生み出せるものではないということです。

組織で働いている以上、上司の役割は大きいものです。

しかし、命令や指示のないところにこそ、やりがいは潜んでいるものです。

とくに、生徒と日々向き合う仕事は、生徒の屈託のない笑顔や中学生のひたむきさに触れると、一気にボルテージが上がり、意欲が高まります。

私は、先般7月に1年生のいくつかのクラスに行き、教卓のところで、話をしました。

全員が顔をあげ、目と目があいます。

大勢の生徒たちと向き合うと、子どもの活気やエネルギーを自分が吸い込み、みるみるうちに自分の中に蓄えられていくことを、いつものことながら自覚しました。

これが教職の醍醐味です。教職の場合、生徒から意欲をもらい、モチベーションを高めるのが教師が教師たる所以です。