仕事に意欲やモチベーションは、大切です。
教職も同じです。
教職員が、イキイキとしている学校は、生徒にとってぜったいに必要です。
ですから、意欲のある教職員が多い三中にしたいと、私は思っています。
では、教職員の意欲やモチベーションはどのように生まれるのでしょうか。
校長が、教育活動の質を高め、効果的に行われるように、教職員に命令したり指示をしたりすることは、もちろんあります。
でも、ただ一つ言えること。それは教職員の意欲やモチベーションは、校長の命令や指示で生み出せるものではないということです。
組織で働いている以上、上司の役割は大きいものです。
しかし、命令や指示のないところにこそ、やりがいは潜んでいるものです。
とくに、生徒と日々向き合う仕事は、生徒の屈託のない笑顔や中学生のひたむきさに触れると、一気にボルテージが上がり、意欲が高まります。
私は、先般7月に1年生のいくつかのクラスに行き、教卓のところで、話をしました。
全員が顔をあげ、目と目があいます。
大勢の生徒たちと向き合うと、子どもの活気やエネルギーを自分が吸い込み、みるみるうちに自分の中に蓄えられていくことを、いつものことながら自覚しました。
これが教職の醍醐味です。教職の場合、生徒から意欲をもらい、モチベーションを高めるのが教師が教師たる所以です。