児童生徒との人間関係を大切にする先生は、心得たものです。
授業中に話しかけるとき、座っている子の前や横で膝を曲げしゃがみこみ、子どもと同じ目線の高さで話を聞いたり、話をしたりします。
教師と児童生徒は、とかく教える人と教わる人という関係で、おのずから大人と子どもの間に力関係ができやすいものです。
だから、意識のある教師は同じ高さの目線で会話をして、高い位置から見下ろすのを避け、対等な関係をつくろうとするのです。
このことは、大人と子どもの関係すべてに通じることです。
親にも子ども時代があったのですが、いつの間にか子どもの気持ちを忘れてしまう人がいるのです。
視線の高さは、ふつう年齢を重ねると高くなっていきます。
だから、心得た親は子どもに何かを教えたり、言いきかせたりするときは、膝を折り目の高さを合わせます。
そうすると、不思議にも話し方や聞く態度がやさしくなるのです。
ここから親子の対話が始まるのです。
相手が子どもだからと、ぞんざいに接する大人に、子どもは心を開きにくいものです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます