人が生きていくうえで、残念なとことを経験したり、悔しい思いをすることはよくあることです。
ときには、敗北感を感じることもあるでしょう。
でも、敗北感を知っている人の方が、生きていくうえでいいように、わたしは考えます。
多くの人は、わたしも含めて、負けたのを他人のせいにしたり、環境が影響したとか、年齢のせいにしてやり過ごすことが多いのではないでしょうか。
そのとき、天の声が聞こえてきます。
「逃げているのでないか?」
その声を聞いて、問題に向き合おうと思い直したりするのです。
いくらごまかしても、心のひっかかりは残ったまです。
向き合おうことでしか、敗北感から解放されることはないのです。
もしかすれば、優勝したアスリートは、うまくいかなかった経験をバネに、悔しさを薬にして、転んでも立ち上がったきたのでしょう。
ふつう、優勝したという結果だけをみて、周りの人は称賛しますが、そこへ至るまでのみちのりは、本人しか知らないことが多いのです。
教育の分野では、生徒にこのたくましさ、レジリエンスを育てることが大切だと思うのです。
「結果よりプロセスが大事だ」とよく言います。
しかし、その言葉は、結果が出せなかった生徒への気休めやなぐさめに使われることもあるのです。
そうでなく、敗北や失敗に対して向き合って、問題を自分自身の問題から起きたことととらえ、たくましくレベルアップした過程をみつめたとき、プロセスが輝くのです。
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