今の日本社会では、大人になっても自分で学習を続けていかないといけません。
そのためには、自分にあった学習方法を身につけている必要があります。
ところが、多くの中学校で行われていますが、定期テストの頃には、家庭で購入してもらっている副教材(無償の教科書での学習を補充する問題集やワークブック)も試験範囲に合わせて仕上げて、生徒に提出を求めます。
そして日々の授業中での評価に、定期テストでの点数と副教材への取り組み具合を「平常の」学習状況点として加え、その教科の学期評価(通知表に記載する1から5などの評価のこと)を出すのです。
副教材をうまく活用して学力がつく子もいますが、生徒によっては、○ページから△ページまでとにかくやって提出することが絶対になり、提出が目的化してしまうことになります。
もちろん、教師は工夫して授業での学習への意欲や思考力や表現力も評価しますが、評価をすりにあたって、提出が目的化してしまう一律の学習方法をすべての生徒に課せているのは好ましいやり方とは言えないのです。
これでは、生徒から自律した学習方法を身につける機会を奪ってしまうことにもなりかねません。
学習とは、興味関心のあることを学習したり、その子にとって必要があるから机に向かうことであり、自分が理解できないことを理解できるようにするのが本質です。
もう、画一的などの子にも同じことを学習させることは、変えていかないといけないのです。
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