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Miaou:猫と一緒にフランス語

長い道のりを猫と共に行きつ戻りつ

真逆に思える

2012-08-20 06:02:15 | 原発
おはようございます。
お盆明けの月曜日です。
今朝も猫たちに5時に起こされまして、朝食とりながらツィッター見てたら2つのニュースサイトの紹介がありました。

1つはSankei Biz もうひとつは中日新聞
この夏の節電についての記事ですが論調が対照的です。
中日新聞って東京新聞と同じグループなんですよね。

私は中日新聞の記事に賛同します。





武藤類子さん(福島県三春町)~さようなら原発10万人集会

2012-07-17 17:16:09 | 原発
私ごときが、この動画をブログに載せるのは、おこがましいかもしれませんが、このメッセージをベースに、デモ参加、パブリックコメント提出などしていきたいですね。
少なくとも、政府や原子力ムラの「既成事実作り」「なし崩し作戦」には違和感感じる自分でいたいものです。


武藤類子さん(福島県三春町)~さようなら原発10万人集会


お~い野田、大飯NOだ

2012-07-14 19:29:32 | 原発
今日はシラクを獣医さんに連れていった。
以前から左目がウルウルしてて、涙で目の下が汚れていた。
様子見・・・という放置プレーだったけれど、今朝になって、背中に500円玉大の赤い腫れが・・・
突然できた。
不具合が2か所あれば、もう放置はできないということで、朝一番で獣医さんへ。

目のウルウルは目がしらがただれているためだということが分かった。
眼球に傷などはないそうだ。
500円玉大の赤い腫れは「毛膿症」というもので、湿気などの影響で主に犬に出る症状らしい。

目と皮膚にそれぞれ1種類ずつの塗り薬、プラス、抗生物質とステロイドとかゆみどめ成分の注射をしてもらって帰ってきた。

シラクは6.2キロ。
注射の薬剤は体重に比例して増える。
つまり、大柄な猫ほど薬剤が多く必要。

会計のとき、先生が電卓たたきながら「あ、けっこう行っちゃうなぁ」とおっしゃる。
「3キロ4キロの猫ならこの半分で済むんだけど」と言われつつ7000円強のお支払。

注射の代わりに飲み薬となると、飲ませられたられなかったとロスが出るので、注射にしてもらって正解か!?

ま、放置しておおごとになるよりは・・・3連休どこ行くわけでもないし。



さて、シラクの話題でスタートしたけれど、本題は原発。

昨日(7月13日)のデモは実質参加はせず、デモ現場を車で通って様子を見てきた。
桜田門から国会議事堂正面、首相官邸前、財務省上交差点と車で通ってきた。

私が参加した2週間前のデモとは様子が違い、財務省上から官邸前に続く道は機動隊のバスや鉄柵が歩道と車道を完全に分けていた。
歩道にいる人々は息が詰まるのではないか・・・と思うほど。
国会議事堂正面前の道では白い風船が目に入った。

それぞれに、思い思いのプラカードを掲げて歩いている。
その中で見つけたのが、今日のタイトル。
「お~い野田、大飯NOだ」だ。
(おお!次回デモに参加するときの、プラカードづくりのハードルが高くなるではないか!!??)

このデモでは「継続は力なり」を実践していかなければならないと思う。
皆さん誰もがそう思って参加されていることだろうけれど。
「最初のころはたくさん集まってきたけど、結局尻すぼみで終わったよね」はダメなのだ。
”あきらめ病”に罹ってはいけない。

私は物心ついてから、ずっと原発の電気も使いながら発展してきた社会の中で育てられ暮らしてきた。
ジャブジャブと電気を使う社会がデフォルトだと思っていたから、ジャブジャブと電気を使っているとも思っていなかった。
しかし去年の事故で初めて、原発の矛盾に気づいた。
コンセント差し込めば、すべての電化製品が動き出すのが当たり前だけど、
コンセントの裏側まで電気を来させるために、何がどのようになっているかなんて、全く考えていなかった。


昨日のフランス語レッスンの時先生が「先々週、テレビでキミを見たよ」と冗談を仰って、原発デモのことを話し始めた。
国家事故調のレポートのこと、原発都民(や府民)投票が不発だったこと、スイス(先生の祖国)での住民投票のことやら、ドイツの再生エネルギーのことなどを、私:先生=4:6のボリュームで会話(汗)

私が「この年になって、原子力エネルギーの矛盾に気づき、これから今までのつけを払っていく生活になるのは大変だ」」と言ったら先生は「僕はあたなよりそれなりに年上だけれど、ここ日本にいて、脱原発が達成できるのをこの目で見届けたいと思っている」とおっしゃった。
なんてポジティブ。
このポジティブっぷりは、確かな情報と知識、それに覚悟があるのだろう。

「ああ、大変だぁ」と思うのではなく、「実現のために、何が必要で自分にはその中で何ができるのか」を真摯に考え取り組むことが、いいんじゃないの?と思う今日この頃。

デモも参加できる範囲で参加し、ツィッターも活用しながら情報を取捨選択し、署名やパグリックコメントを出すことを通して、1粒の意志を発信していきたい。1粒でも集まれば大きな塊となるはず。

猫たちも、この夏はなるべく扇風機の風のいきわたる範囲で過ごしてね。
体調崩さない程度に工夫して頑張りましょう。
シラクも毛膿症、注射してもらったし、塗り薬もあるから、おおごとにならずに済ませようね。
一致団結だよ。





デモ、デビュー

2012-06-30 20:17:59 | 原発
とうとう、行ってきました。
原発再稼働反対デモ。
明日にも発電をスタートしてしまう大飯原発3,4号機の再稼働反対をアピールするデモでしたが、参加している皆さんは私も含めて、大飯原発だけではなくすべての原発の再稼働には反対なわけで・・・。


フランス語レッスン終了後、すぐに丸ノ内線に乗りました。
車内ではすでに「No Nukes」と書かれた団扇を持った会社員風の方もいらっしゃり、「ああ、この方も、デモ参加なのね」と思いつつ、国会議事堂前で下車。
駅は人が多く、地上になかなか出られません。
ベビーバギーを押しつつ参加された若いお母さんは、エレベーターを利用して、一足早く地上に出られたようです。

地上に出てみたら、人人人、お巡りさんお巡りさんお巡りさん、上空にはヘリコプターヘリコプターヘリコプター。
「さいっかどーはんたいっ!さいっかどーはんたいっ!」の声が鉦や太鼓の音とともに聞こえます。

基本、立ち止まらず座りこまずらしく、「オスプレイ配備反対」のプラカードを持って座り込んでいらっしゃった年配の女性に、お巡りさんが優しく「ここではルールを守って、皆さん行動されていますから」と諭して(?)いらっしゃいました。


本当にルールを守っているんです。
車道には出ない、信号は守る、ビルの駐車場から出てくる車の進行は邪魔しない・・・・

皆さん思い思いのプラカードや、紫陽花の花を持ちながらも、デモの様子を携帯で写真にとりながら、誰かに送信している様子。
私も、フォトメモに数枚アップしました。
ツィッターでデモ主催者のアカウントを確認していらっしゃる方、スマートフォンに首相官邸付近の地図を表示させていらっしゃるかたなどなど。
皆さん本当にその場にいて、自分のしたいこと、できることをしているという感じでした。

全員が全員、再稼働反対のシュプレヒコールを上げているわけでもなく、わたしも無言でただ歩き、周りをきょろきょろ見回しながら、面白いプラカードを携帯で撮影していました。

国会議事堂の横の道路にいました、この坂を登り切ると首相官邸なのです。
でも、人が多すぎて思うように進めません。

海外メディアの方も実況の中継をされていたようす。

午後7時を過ぎたころから、車道がでも参加者によってジワリジワリと浸食され、とうとう7時半近くになって首相官邸前の道路は車両通行止めになりました。皆さん、車道に溢れかえり、「さいっかどーはんたいっ!さいっかどーはんたいっ!」の声。
この時は、わたしも自然に声が出ました。
自分で自分の声がちゃんと聞こえるぐらい、声を出しました。

官邸にいた、NO田首相は「大きな音ですね」と感想を漏らされたそうです。
「大きな国民の声ですね」ではなく、彼にとってはノイズだったのでしょう。

何万人が声を合わせて叫ぼうと、明日7月1日には大飯原発は発電をスタートするでしょう。
でも、このデモの流れは、意識の高い政治家の後押しに必ずなるはず。
無駄にはならないと、強く思いました。

デモには、また参加したいと思います。


さて、デモ中に写真に撮ったプラカードのうちの1つ。
降り積もってくる放射性物質から子供たちを庇う親の手です。
フランス語で書かれていましたが、掲げていたのは、フランスっぽい方ではありませんでした。
意味は「我々の子供たちを守って!」ですが、最後にもう一個 s が必要でした。よね!?

この夏の電気代

2012-06-16 00:49:36 | 原発
福井県の大飯原発3号機4号機(プルサーマル発電原子炉)が再稼働することが決まりそうだ。
8日の野田首相の”歴史的”記者会見を受けて、福井県知事さん、福井県独自の原子力専門委員会も、原発の安全性は確保されたという結論を、傍聴者の抗議もものとせず、出した。
メッカに当たる大飯町町長さんも、これで安心して再稼働に青信号を灯すことができて、めでたしめでたし・・・・(-_-;)




ああもう、言いたいことが山ほどある。

野田首相の記者会見での発言内容は、今の社会の流れに全く合ってない。

野田さん言いました:国民生活を守ることの第1の意味は、次代を担う子どもたちのためにも、福島のような事故は決して起こさないということであります。

次代を担う子供たちに、使用済み核燃料の後始末という負担を残すことはお考えになっていらっしゃらないらしい。

野田さんは言いました:福島を襲ったような地震・津波が起こっても、事故を防止できる対策と体制は整っています。これまでに得られた知見を最大限に生かし、もし万が一すべての電源が失われるような事態においても、炉心損傷に至らないことが確認をされています。

でも、大飯原発の原子炉建屋の下に活断層があるそうですよ。(ここをクリック)

野田さんは言いました:新たな体制を一刻も早く発足させ、規制を刷新しなければなりません。

新たな体制とは「原子力規制庁」のことでしょうか?その規制庁には原子力、地震学、地質学などなどの100%の専門家が集っていただけるのでしょうか?

こんな、笑える(笑えない)サイトをご紹介。
政府、大飯原発に祈祷師200人を派遣へ

野田さんは言いました:なお、大飯発電所3、4号機以外の再起動については、大飯同様に引き続き丁寧に個別に安全性を判断してまいります。

ああ、ストレステスト1次評価だけで、他の原発も再稼働させるつもりなのね。

野田さんは言いました:国民生活を守ることの第2の意味、それは計画停電や電力料金の大幅な高騰といった日常生活への悪影響をできるだけ避けるということであります。

計画停電、ありましたよ、しましたよ。去年の3月4月のまだ寒いころ。夜の計画停電中は、ろうそくの灯りの中毛布にくるまり、携帯電話のワンセグ放送で、NHK水野解説委員の解説を聞きました。
でも、夜の計画停電なんて、まったくのナンセンスだったのです。
だって、夜は電気足りなくないんだもの。昼間経済活動が活発な時間帯ならともかく、夜の8時9時に電気止める必要なんてなかったのです。
はい、政府と東電にスコーンとだまされました。



関西地域連合の知事さんたち、どうしたの?
大阪府市エネルギー戦略会議の古賀さん!飯田さん!散々関電に詰め寄っていましたよね?
そして、この夏の電力供給が足りようが足りまいが大飯原発を再稼働しなくては、関電の経営が成り立たないのだという言質を取っていたではありませんか。
なのに、「この夏のブラックアウトを防ぐため、期間限定の再稼働は認める」と。

所詮、東日本大震災と原発事故は関西の人々にとっては「人ごと」なのでしょうか。
そういえば、阪神大震災も、私にとっては、テレビの中でのことだったかも。

再稼働が決まりました。
今日(15日)官邸前には11000人の人々が原発再稼働反対を訴えるために集まったとか。

こんなこと書いたら、お叱りのコメントたくさんいただくことになるでしょうけれど、若狭湾に政府や地元自治体首長さんの肝を冷やすような地震が来ればいいと思います。
「やばい!やばい!やっぱ再稼働はムリ!!」って思ってもらえて、でも、放射能漏れは起きない程度の。

あ、それでは「ほら。原発は安全でしょ?」と言わせてしまうのか(-_-;)


「暫定」って便利な言葉

2012-05-30 21:38:33 | 原発
大飯原発は再稼働するのですか?
原発規制庁ができるまでの、暫定的判断で再稼働するそうですが。
政府は、どうにかこうにか理由を付けて関西圏の知事さんたちを説得し、福井県知事とおおい町町長さんに「政府はよくやってくれた」と言わせることに成功しつつあるようです。
細野原発担当大臣は「福島と同程度の津波が来ても、大飯原発は大丈夫」などとおっしゃっているようですが、福島原発は津波の前に地震で機能不全が、不具合が起こっていたということは、誰もが知るところではないのですか?
大飯原発は、大きな揺れに対して、格納容器や配管は耐えられるのでしょうか?
それよりなにより、つまりは地震や津波に耐えられても、原発を続けることによってさらに増える放射性廃棄物の処理方法が決まっていないのに、発電を再開して廃棄物を増やしてどうするのでしょう?
使用済み核燃料や高濃度放射性物質が、どうにもこうにも動かしようがなくなって、各原発施設で保管せざるを得なくなり、もうこれ以上使用済み核燃料を発生させる原子力発電はできません、という状態になるまで、原子力発電を続けるのでしょうか?
なんか、全くクレバーじゃないんですけど。
福島事故後、国民は原発のことをたくさん勉強したはずです。
政府は、国民を愚民視するにもほどがある!と思うのですが。
ってブログで書いてるだけではだめですね。もっともっと知って、行動に移すことをしなければ。
といっても、経産省前でデモするとかハンストするなんてことはできませんが。
考えます。






「内部被曝」読了

2012-04-08 14:40:15 | 原発
著者は肥田舜太郎氏。
広島原発投下時に直接ではないけれど被曝し、それ以来現在までずっと被曝医療に生涯をささげてこられたお医者様だ。

氏の著作は以前「内部被曝の脅威」(映画監督鎌仲ひとみ氏との共著)という本を読んでいて、今回読んだこの本の内容はそれを若干重なる部分もあるけれど、それでも読んでよかった、本当に。

よく、「子供を放射能から守れ」とか「妊婦さんと子供を避難させる必要がある」と言われている。
子供は大人よりも放射能の被害を受けやすいからだ。
年が小さくなればなるほど、ダメージが大きい。
一番被害が大きいのは胎児。
なぜなら活発な細胞分裂真っ最中だから。二重らせん構造DNAが分裂のために二重が一重になっているときに放射能の被害を受けると、傷ついた細胞のまま分裂し複製されてしまうので、身体的ダメージがゆくゆくは発症する(=晩発性障害)ということらしい。

また、内部被曝により、体内に放出されたα線やβ線が電離作用を起こし、普通なら電気を帯びていない体液内の酸素分子とぶつかって電子を帯びた活性酸素になり、さまざまな悪影響を生み出すそうだ。
そうそう、活性酸素=フリーラジカルって怖いのだ。

見えない、聞こえない、匂いもないし、熱くも冷たくもいたくもかゆくもない放射能。
福島原発から遠く離れているから関係ないなんて言えるはずもなく、多かれ少なかれ内部被曝している私たち。

(ああ!最近眩暈がするのもそのせいか?パスカル王子の腎臓の数値が上がったのもそのせいか?)

とにかく、体内に入り込んでしまった放射性物質を体外に出すことは難しいので、自分の体力や免疫力を高めて放射性物質と戦っていくしかないというのが肥田舜太郎氏の主張するところだ。
規則正しい生活、食事、運動、排泄・・・
自分の命には自分で責任を持てとのこと。
95歳の彼の言葉として説得力がある。

内部被曝だろうが外部被曝だろうが、放射性物質の存在を受け入れて対処する覚悟を決めよ!ということだけれど、だからと言って、原発事故の可能性が大いに残る原発の再稼働まで受け入れられるわけではない。
大飯原発どうなるんだろう。

「フクシマの嘘」ドイツZDF作成番組

2012-03-25 11:12:40 | 原発
「原発を日本で稼働させるだけの心構えが東電にできているとお考えですか?」
ドイツZDFの特派員の質問に、東電社員は答えに詰まった。
ゾッとした。
市民はもっともっと原子力行政に関心持って声を上げるべきだったのだと思った。


ドイツZDF作成番組「フクシマの嘘」29分23秒  mov



震災後、そして福島原発事故直後は、政府が情報を隠してるとは思わなかった。
当時の官房長官の枝野さんをテレビ越しに応援し、計画停電の準備もせっせとしていた。
NHKの水野解説委員の事故解説を食い入るように観ていた。
そして、テレビや新聞で伝えられてくることがすべてだと思っていた。
海外メディアは「日本政府は情報を隠蔽している」と盛んに言っていたけれどピンと来なかった。

おめでたい私だった。

今となっては、大手メディアから流れてくる情報ではなく、フリーのジャーナリストの人たちがインターネットを通して伝えてくれる、またラジオ番組「たね蒔きジャーナル」から知る情報、”原子力ムラ”に属さない原子力専門家の意見を、原発や震災に関する自分の判断情報としている。

定期点検で止まっていた原発を再稼働させるかどうかでもめているけれど、もめて当然というか、あっさり再稼働させようと考えるほうがどうにかしていると思う。
野田首相、本当は本心では「再稼働ムリ」と思っていられるんじゃない?
それとも、核兵器を開発する能力をキープしなくちゃってことで、原発止められないんですか?
国外からの核の脅威に備えようとして、自国の核で自滅するなんてことにならないようにお願いしたいものだ。
本当に、このZDFの番組を観ているとゾッとする。
老後どうしよう、なんて考える前に天災と原子力災害の複合災害であの世に行きそうだよ。



ヨハヒム・チルナー監督インタビュー

2012-02-05 10:12:21 | 原発
観たいけど、観にいけるか微妙な映画「イエローケーキ」の監督さんのインタビュー。

OurplanetTVというメディアによって放送されてます。
アワープラネットティヴィーってなかなかよい感じ。
原発国民投票を提唱されている、今井一さんのインタビューもありました。

けれどまずは「イエローケーキ」監督さんインタビューをどうぞ。

インタビュー後半のところで、原発に関する、ドイツの2面性を語っていらっしゃいます。
「国内では脱原発を決定しつつ、海外に原発を輸出することは止めないのだと。
数十億ユーロを、ドイツにもたらすビジネスなのだと。」

そして「政府も企業も自分からは動かない、何万人、何十万人という規模のデモが政府を動かす力を持つ。」と。

そう、政府や東電は、このままじゃなにも変わらないのでしょう。
シラ~ッとした顔して原発再稼働しちゃうんでしょう。
そして、文科省は小中高に配る放射性物質や放射能に関する副読本の中で「100ミリシーベルト以下の被曝が引き起こす発がんリスクは、喫煙や飲酒、ストレスによってもたらされるものと同程度」ということを子供たちに教えるのです。
怖いことです。



イエロー・ケーキの真実~脱原発を決意したドイツから~




子供向けの原発本

2012-02-02 13:55:34 | 原発
昨晩は「原子力情報資料室」によるUstreamの放送があった。
出演者は浜岡原発訴訟、大間原発訴訟弁護団代表弁護士・河合弘之さん。

福島原発の事故が起きる以前は、どこの裁判所の裁判官も「これだけ安全が確保されている原子力発電所に対して、後ろ向きの判断などまずしないのが当たり前」というスタンスだったとのこと。裁判官たちが、東電やマスメディアの作った「原発安全神話」にどっぷりと浸かっていたのだ。(もちろん原発立地地域以外に住んでいるわたしも!)
これは最近読んだ「原発訴訟」(海渡雄一著)の中にも書かれていた。各地の原発関連の訴訟は、たとえ一審、二審で勝利しても最後で原告側敗訴(=建設容認)になってきた。
河合弁護士さんも、もう、原発の建設差し止めなど無理だとあきらめかけていたそうだ。

しかし福島原発以後、裁判環境はがらりと変わったとのこと。今原発立地各地で住民の方たちや弁護士さんによる、集団訴訟が起こっているし起こりつつある。再稼働中止の署名集めも盛んだ。
裁判官の方たちも、原発推進につながるような判決文をそうやすやすとは書けなくなったはずだ。

河合弁護士さんは、「人生の残り時間をすべて脱原発の裁判にささげる」と宣言しておられた。

さて、Ustreamにはパソコンを通じて視聴している私たちにも参加のチャンスがある。
SNSを通して、番組にチェックインし、質問や感想などを送ることができるのだ。
私はTwitterを通じて1つの質問をしてみた。

番組の中で扱われていた”子供向けの原発の本”のタイトルが知りたかったのだ。
番組終了寸前に、スタッフの方が「視聴者の方から、子供向けの本のタイトルを知りたい、という質問が来ていいるのですが・・・」と言ってくださった。そしてわかったその本は、



カラー図解ストップ原発<1>大震災と原発事故

この本、ほしい・・・
でも現物見てから買うことにする。
もう、この前と同じ轍は踏まぬ!
結局、返品送料が500円かかってしまったのだから。






脱原発世界会議

2012-01-15 16:50:05 | 原発
1月14日15日の両日、パシフィコ横浜で「脱原発世界会議」が開催されました。

14日は現地で参加。
オープニングセレモニーには是非参加したいので、早めに会場へ。
寒いなか、会場外でオープニングセレモニー入場整理券のために並んだ甲斐もあり、良い席を取ることができました。

セレモニーの登壇者は、今まで原発やエネルギー問題で読んできた本の著者の方々で、半分ミーハー気分でオープニングセレモニーに臨みました。
「内部被曝の脅威」の著者の肥田舜太郎先生からは「放射線被曝に負けないように、自分が持っている免疫力を強くするほかはない、睡眠、栄養、運動・・・・をバランスよく」とのサジェッションがあり、福島県の前知事佐藤栄佐久氏は「原発というのは、世代をまたいでかかわることはできない(=親の世代では恩恵を受けられても、子供の世代ではそうではない)」との指摘が。そして環境エネルギー政策研究所の飯田哲也氏は「福島原発事故は、日本にとっていろいろな意味での”第三の”である。広島長崎に続いての第三。スリーマイル、チェルノブイリに続いての第三、そして、明治維新、太平洋戦争に続いての第三。」と示唆に富むコメント。
さらに、印象的だったのは、オーストラリアの原住民でオーストラリア非核連合共同代表であるピータ・ワッツ氏の「Leave uranium in the ground」というメッセージでした。
そうですよね。ウランがなければ、原発は動かないんですからね。

14日に参加したのは、このオープニングセレモニーと、そのあとに開催された「福島原発で何が起きたのか」と「コミュニティパワーが創り出す100%自然エネルギーの世界」

100%自然エネルギーのセッションでは、カナダとデンマーク、そして長野県飯田市での再生可能エネルギー使用への取り組みが紹介され、原発がなくても電気は賄えるのだと実感することができました。このセッションはとても興味深かったです。
原発ノーというだけではなく、その後をどうするのかしっかり考えるのは不可欠です。

各セッション、会場が毎回入れ替え制だったため、前の方に座ることができたり、後ろの方になってしまったりありましたが、毎回満員状態でした。幅広い年齢層の方たちが参加されていました。

15日は家のパソコンでUstreamを通じて参加。
内部被曝についてのセッションと、日本メディアの原発報道の在り方についてのセッション、そして、原発被曝労働の実情についてのセッションを視聴しました。
今までに読んできた本の内容を裏付け、また掘り下げるデータや証言の連続で、仕事する手も止まりがち。
ああ、仕事が忙しくなかったら15日も現地参加したかったです。

しかし、これだけ「脱原発」のムードが盛り上がっているのに、日本政府は原発再稼働をあきらめていないどころか、海外へ輸出しようとしています。
その根源的理由は何でしょう?「日本だって、その気になれば核兵器作れるんだよ」って世界に向かって発信したいからですか?よく言われていることですが。
もしもそうだとしたら、その「裏の理由」は自民党から民主党へ引き継がれているのでしょうか?それとも経産省や防衛省のトップの代々引き継ぎ事項なのでしょうか。


とにかく、無関心でいることなくこれからもフォローしていかなければならない原発問題です。

しかし・・・今日テレビでやってた、富士山の噴火可能性もとてもとても気になります。



脱・原発教育!?

2011-12-09 21:16:35 | 原発
中学1年と小学5年の甥っ子と週2回お勉強会をしている。
彼らにとっては、おばあちゃんがくれるお小遣いが目的なのだろうけれど、10分ぐらい遅刻しつつもやってくる。

お勉強しながら、おやつ食べながらおしゃべりしている。
そして、少しずつ洗脳しているのだ。
「バナナジュース飲みなさいね。バナナのカリウムが放射性物質のセシウムを邪魔して、牛乳のカルシウムがストロンチウムを邪魔するんだからね」


最初は何を言われているのかわからなかった彼らだけれど、最近積極的に質問してくるようになった。

「今でも放射能ってあるの?」
「雨が降ってきて、濡れたら危ないの?」
「海草を食べるといいんでしょ?」

などと。

これはチャンスだ!と思い、この本を買って読ませることにした。

一緒にパソコンでAmazonのサイト見ながら「この本買ってあげるから、読んでごらん」と言ったら「え~いいよ~」と言う。
そう、甥っ子たちは読書嫌いだから(汗)

でも、手元に来れば変わるかもしれない。

叔母は期待している。