Miaou:猫と一緒にフランス語

長い道のりを猫と共に行きつ戻りつ

シラク、1回目の予防接種済ませました

2008-03-23 16:50:50 | 白猫シラク

土曜日に、シラクをワクチン接種へ連れて行きました。
彼にとってはおそらく生まれて初めてのワクチン。
不活性化されているとは言え、病原菌がからだの中に入ってくるわけで、やっぱり、おなかの虫も片付いてから受けることにして正解でした。

1回目接種後1ヶ月ぐらいで2回目を受けることが必要です。
というわけで4月の下旬に2回目のワクチン接種をしてもらうわけです。

今回も以前のテンくんのとき同様5種混合ワクチンをしました。
正直言って、3種にするか5種にするか迷いました。
3種と5種では、1回の接種につき3000円ほどの差があるので、2度受けると6000円ぐらいの差が出てきます。
でも、同じ、チクリと痛い思いをするのならやっぱり3より5だよね・・・と車の中でシラクと相談の結果、5種混合ワクチンをお願いしました。

獣医の先生も「5種やっておけば、このコの新しい里親さんが次回を3種にしても問題はないからね」とおっしゃっていましたが、2度目のワクチンも私がやる予感。

シラク、これで正真正銘の「飼い猫」になった気がします。
去勢手術とワクチンをしたわけですから。

シラク、新しい里親さんは現れてくれません。
獣医さんにもポスターを貼ってもらっています。
「反応はあるんだけどね」と気休めかな?言ってもらいました。

このごろ、人の目が届かないときはエルメスとシラクが同じ空間にいないようにしていいます。
一緒にしているときも、ちょっとでもエルメスが「ウ」と唸るものなら、シラクをエルメスの目の前からどかすようにしています。

そのためか、唸りあいも喧嘩もなくなりました。

こうなってくると、心が揺れるのでした・・・・。
一度出すと決めた以上、割り切ることが必要なのかな?
かわいいから手元におきたいという人間のエゴではなく、猫たちのことを考えて行動を決めなければいけないですよね。

でも、なんとか折り合ってくれるなら・・・と考えています。正直言って。

映画を観て、原作本を買うなんて

2008-03-19 12:06:31 | 映画
わたしにとっては珍しいこと。
先日観た「潜水服は蝶の夢を見る」の原作翻訳本を買いました。

読み始めたばかり。
エピソードは時間軸に沿って並べられてはおらず、先に行ったり前に戻ったり。
想像力に欠けるわたしにとっては、前もって観た映画が原作本の理解を助けてくれます。

読み始めたばかりだけど、原語でも読んでみたくなりました。
もちろん、日本語翻訳版を横において助けてもらいながらですけど。

読んだ中での、お気に入りの一節を、ここに書いていいものか?

(以下、「潜水服は蝶の夢を見る」(河野万里子さん訳)26ページからの引用です。)

<きみ>、<おまえ>(tu)というやさしいことばを作るTとUは、引き離されなくてよかったねと、喜びを分かち合っている
(引用終わり)

主人公がESA式アルファベット表(アルファベット26文字を使用頻度によって並べ替えた表)を見たときにどう思ったことを綴った一節です。
フランス語では、英語でいうところのYou(あなた)について、2通りの言い方があります。
親しい間柄での呼びかけに使う場合はTu(テュ)、初対面の人、目上の人、それほど親しくはない人への呼びかけにはVous(ヴ)と使い分けます。
私の場合、フランス語の先生にはVousを使い、スカイプ友だちのジョエルにはTuを使います。

この本の中には左瞼の動き以外の運動機能を無くした作者が、
左瞼のまばたきだけで彼のそれまでの経験や記憶に基づいてつむぎだされる含蓄や味のある文章が溢れています。


ちなみにESA式アルファベットの順序は以下の通りです。
 ESARINTULOMDPCFBVHGJQZYXKW 


シラクは虫もちでした(汗)

2008-03-17 22:02:56 | 白猫シラク
シラクのお見合いはまだ決まっていません。
テンくんのときは、すぐに問い合わせのメールを複数頂いたのですが、やはり大人の猫は難しいです。
お見合いに備えて、先週予防注射に行きました。
ままにゃんさん(ブログはコチラ)のアドバイスによると、お見合い先のおうちに先住猫ちゃんが居る場合、万が一、そのコが何か病気だったり、また、以前の飼い猫ちゃんを感染症で亡くしたおうちにお見合いにいく場合に備えて、ワクチンはなるべく早くやっておいた方がよいのだそうです。

しかし、先週中ごろ、シラクのお尻に虫を 発見!
乳白色の伸び縮みするサナダムシくんを3つほど。

やっば~~~い 

ワクチンをしてもらいに行ったときに「先生、この猫、虫がいいます、白いヤツ」と言ったら、「じゃ、今日は虫の薬を飲んで、ワクチンはこの次のほうがいいね」とのこと。

てなわけで、ワクチンは金曜日か土曜日に。

シラク、里親さん見つかるのだろうか。
今、私が外出して目の届かないときは玄関の方へ出して、エルメスとは接触しないようにしています。
長い時間外出するときなどは、ちょっとかわいそうに思うのですが、また喧嘩して獣医さんで縫ってもらうようなことになったらそのほうがかわいそうだし、わたしもかわいそう・・・・猫は保険証ないし・・・。 

しかし、シラクは子供だ!!
エルメスやパスカルが見向きもしなくなった 
のおもちゃを口にくわえてはポトリと落とし、一生懸命になって遊んでる。

おお、かわいいのぉ~~~。 

「潜水服は蝶の夢を見る」観ました

2008-03-13 22:34:43 | 映画
原題は「Le scaphandre(潜水服) et(と) le papillon(蝶)」

潜水服とは、43歳の若さにして、突如脳梗塞に見舞われ、ロックトインシンドローム(閉じ込められ症候群)という病気に犯され、自分の自由な精神を自分の不自由なからだに閉じ込められてしまった主人公の状態を、蝶とはその状態に抗いながら自由に羽ばたく彼の精神を表します。

病気で倒れる前は、雑誌「ELLE」の編集長として華やかなファッション業界で仕事をしていた彼、ジャン・ドミニク・ボビー。
有名メゾンのコレクションにも顔パス、パーティの常連、モデルとのお遊びもあって当たり前。
移動手段はオープンカー、それも多分外車。
私生活では奥さんと三人の子供がいて、愛人もいました。

わが世の春だった彼が突然、病に倒れ、動けず話せずの状態になり、唯一の意志伝達手段は左瞼のまばたきだけ。
そんな絶望のどん底に居た彼を、周りの人々が支え、まばたきだけで1冊の本を完成させました。
それがこの映画の原作「潜水服と蝶」です。

映画の公式HPにある予告編を観たとき、言語療法士が「ウイだったら1回まばたき、ノンだったら2回」と言っている場面を見、これでどうやって、他の文字や言葉を表すのだろう疑問に思っていました。

こういうことだったのです。
アルファベット26文字、使用頻度の多い順に並べ替え、言語療法士が1文字ずつ最初から読み上げます。
そして、彼がつかいたい文字を彼女が発音したそのときに、まばたき1回。
そう、アルファベット1文字ずつ、瞼で綴っていくのです。
彼女は文字を書きとめ、彼の言いたいことを推測し、彼に確認します。
彼は本を完成させるために20万回のまばたきをしたそうです。

こんな気の遠くなるような作業を彼にさせたのは、病に侵されてもなおなくしてはいなかった彼の生への執着でしょう。

実際、彼は運動機能訓練士や言語療法士の女性の胸元や唇にセクシュアリティを感じていたし、ユーモアのセンスもなくしてはいませんでした。
ベッドの上でもいつも身だしなみを整え、決してパジャマのままでいることはありませんでした。

身体が思うようにならない。頭脳は明晰なのに。
この絶望的ジレンマに打ちのめされることなく、自分の精神の自立と自由を保持し続けた彼と彼を支えぬいた人々の様子に、生きる強さを教えられた思いです。



シラクがラジオで紹介されました

2008-03-10 20:37:25 | 白猫シラク
シラク、里親さん探し計画進行中です。

エルメスとパスカルが以前お世話になったペットシッターのままにゃんさん(このブログのブックマークにもままにゃんさんのブログが入っています)にシラクのことを相談させてもらったところ、早速にいろいろと動いてくださって、感謝感謝なんです。

シラクが紹介されている「湘南ねこの会」の里親さん探しサイトのURLはこちら

ままにゃんさんからメール を頂き、シラクをラジオで取り上げてくださるとのこと!!!

湘南FMナパサの「Happy Tempo」という番組の中のひとつのコーナー「今日もねこ日和」でシラクを紹介してもらえました。

ナビゲーターの女性が「オッドアイ のコって、探そうと思ってもなかなかいないんですよね」と。

ラジオの前で正座しつつ聴きながら「そうなんだよね~~~。だから3匹うまくいってくれてたらどんなに幸せなことか」と思ってしまいました。

まだどうなるかはわからないけれど、シラクにはゆったりとした幸せな第三の猫生(外猫時代を第一、うちでの生活を第二の猫生とするなら)を歩ませてあげたい気持ちに変わりはなく、これからも里親さん探しを続けていきます。 



バトル再び!

2008-03-09 20:37:45 | 白猫シラク
3月5日。
また、エルメスとシラクの取っ組み合いのバトルがあった。
双方とも耳のところにかすり傷。
確か、先月も5日だったような・・・

5日は喧嘩の得意日なのかな?

そして昨日土曜日、シラクの尻尾の付け根に怪我を 発見。
どうもそわそわと落ち着きなく下半身の方ばかりを気にして舐めているし
ときどき、ハァハァとピンクの舌を出して息をしていたのでおかしいとおもってみてみたら、尻尾の付け根が血でピンク色になっていた。
獣医さんに電話したけど、土曜の午後ということで繋がらない。
シラクも痛いのを我慢してくれているようなので、様子を見ることにした。

この傷はエルメスに直接やられたのではなく、エルメスに追いかけられているときに、多分カーテンレールの金具で作ったものなのでは・・・と推測している。

先月はエルメスが怪我をし、今月はシラクが怪我をした。




シラクを里子に出すことを真剣に考えた。

里親さん探しサイトに登録をしようと、パソコンに保存してあるシラクの写真を選ぶ。
オッドアイということが分かる写真を選んだら、こうなった。

本当は3匹仲良く暮らしてくれたらどんなによいことか。
でもシラクはビクビク、エルメスはピリピリ、そしてパスカルは6.4キロあった体重が5.9キロになってしまった。
そんな状況を判断すると、シラクには新しいおうちで伸び伸び暮らさせてあげることが一番よいのだという考えにいたったのでした。


このブログをご覧頂いている皆様、生後5年ほどの大人の猫ですが、まだまだ子猫気分の抜け切らないかわいくて、オッドアイで真っ白なキレイなシラクを家族の一員にしてもよい、という方がいらしたら、どうかgooメールの方にご連絡宜しくお願い致します。


アドレスは miauleuse@mail.goo.ne.jp です。

シラクは家族の真ん中でかわいがられて生涯を送らせてあげたいのです。



シラクには悪いけど・・・

2008-03-03 00:15:45 | ねこねこ
夜の間だけ、シラクを締め出すことにした。
玄関に。

どうも夜になるとエルメスが昼間にも増して怒りっぽくなるようで、シラクに唸り喧嘩を吹っかけることが多い。
猫は夜行性だからかな?夜の方が全員活発になる。
ということで、夜、人間が寝る前にシラクを隔離することにした。

今、エルメスとパスカルは2匹で追いかけっこをして、シラクが家の中にやってくる前の様子に戻っている。
エルメスが伸び伸び、部屋の中を走り回っている。
障子にも駆け上がっている(汗)
パスカルもそんなエルメスを追いかけて嬉しそうな様子。
やはり、2匹でバランスとれていたんだなぁ・・・とつくずく思ってしまう。

シラクには悪いけど、夜だけ2匹だけにしてあげよう。

そのほうが私もゆっくり寝れる。
エルメスとシラクに唸りあいの仲裁のために起こされることもないから。

暖かくなったら、シラクを外に出せば?という意見もあるけれど、それはできない。
縁側のガラス戸の向こうがわで「中に入れてよ」と鳴かれれば、入れないわけにはいかない。
外と中を行き来すれば、何かの病気を家に持ち込まないとも限らない。
もちろん、シラクだって、外猫との喧嘩で怪我をするリスクも負うことになる。

里子に出さない以上、これができる最善の策だろう。

ゴメンねシラク、夜は1人で寝てね。
その代わり、昼間は遊んであげるよ。