Miaou:猫と一緒にフランス語

長い道のりを猫と共に行きつ戻りつ

サンジャックへの道「Saint Jacques.....La meque」観ました

2008-04-30 06:58:50 | 映画
早朝4時起きで映画鑑賞。
寝る前に「本当に4時に起きるの?」と携帯のタイマーをセットしながら考え、寝ている間は寝坊して映画を見損ない後悔した夢を見、結局4時09分に起きて冒頭部分を見損ないました(-_-;)

キリスト教の聖地、スペインは「サンティアゴ・コンポステラ」への巡礼に参加した8人とガイド1人。
それぞれに、それなりに、問題抱えてます。
母親の遺産を相続するための条件が聖地への巡礼だ、という仲の悪い3兄弟。家は裕福だけれど、両親の愛には恵まれなかった姉妹、その姉妹と行動をともにしたいがために巡礼に参加したイスラム教の男子2人、そのうち1人は失読症・・・更には病気のために髪の毛が抜けてしまったのだけれど、それを隠している女性。
ガイドはガイドで、子供は病気がち、そこへ持ってきて奥さんは自分の親友と寝ている・・・・。

それらのことが、旅を続けるうちに、だんだんとお互いの知るところとなり、映画を観てる側にもじんわりと分かってくる。

こういう映画を作らせたら、フランスはピカイチ!
暖かさとユーモアが心地よい。
途中に差し込まれる、幻想的で抽象的なシーンも印象に残る。

ハリウッドでこういう映画を作ったら、もっと大げさに感動を演出しただろう。
イギリス映画になったら、もっとブラックなユーモアが溢れたかもしれない。

早朝起きた甲斐があった。
というか、どうしてこういう映画をゴールデンタイムに放送しないのかな?
フラン映画だから?
夜8時からとはいわないまでも、夜の10時ぐらいからならいいんじゃないの?

とにかく、よい映画でした。



爪切った

2008-04-27 20:36:20 | 白猫シラク

土曜日、シラク2度目のワクチン接種へ。
獣医さんの玄関を入り、受付に顔を出し「シラクの2度目のワクチンお願いしま~す」と先生に言ったら笑ってた。
「シラク、やっぱりウチで飼うことにしました」
と先生に今までの経緯を報告した。
先生は「ずっと飼ってもらえるってよ、よかったな、おまえ」とシラクに話しかけている。
ま、どうなるのがシラクにとってシアワセか・・・はシラクに聞いて見ないとわからないけどね。

以前、シラクの里親さんを申し出てくださったK様のアドバイスに従って、ネコの爪をこまめに切っている。
獣医さんで、どこまで切っても大丈夫なのか確認してきた。
そして後ろ脚の爪まで切ってもらって帰ってきた。

それからというもの、シラクに前脚後ろ脚でガバッとしがみつかれても、感じるのは、ちょっとヒヤッとしたやわらかい肉球の感触のみ。
これって、全く新しい感覚。
今までは、ネコがじゃれ付く=爪が引っかかる、だったのに。

さ、がんばってネコの爪切るぞ~~~~。


譜めくりの女「La tourneuse de page」観ました

2008-04-25 21:58:02 | 映画
急に思い立って、「譜めくりの女(2006年フランス)」を観てきました。

ざっくり言えば、若い女性の復讐物語です。
詳細は公式HPをご覧頂くとして、
この映画の見所は・・・パリ郊外の大きなお屋敷を鑑賞する、主演女優カトリーヌ・フロの年齢の割りには鍛え上げ引き締まった体と、もう1人のベルギー出身の若手女優デボラ・フランソワの若い体を鑑賞することでしょうか?(爆)
内容的には、DVDが出てからレンタルでもOKだったかも。
でも、今日はレディースデーで料金が900円だったので、まぁいいかって感じかな。

映画を観ながら「譜めくりかぁ、学生時代にやったりやってもらったりしたよね~~」と懐かしくなった。
ピアノを弾いている自分の横に座って、そのときが来たら譜面をめくってくれる人。
アイコンタクトはできないので、肩や頭の動きで合図を送りながら、息を合わせて次のページへ。
譜めくりをする側だったときは、途中ボーッとしてしまって、弾いている人がどこを弾いているのか見失い、必至で楽譜を追ったこともあったなぁ。


さて、この映画、今年のフランス映画祭の出品作品だったとか。

フランス映画祭つながりでもう1つ。
一昨年、フランス映画祭にでかけたときに観た映画「オーケストラシート(Fauteuils d'orchestre)」がやっと日本で公開される。
邦題は「モンテーニュ通りのカフェ」です。
今日、映画館のロビーに、ズラリと並んだ公開予定作品のチラシの数々。
興味のある邦画とフランス映画のチラシを3枚だけ取ってきた。
「モンテーニュ通りのカフェ??、きっとフランス映画でしょう」と持ってきたけれど、よくよくみてみれば、あの映画でした。

邦題、もっと考えてほしい。
まだ「オーケストラシート」のほうがよくない?

さて、4月26日から渋谷やユーロスペースで公開されるこの映画、観には行きませんよ。渋谷なんて・・・ゴチャゴチャしすぎ。疲れちゃう。
でも、日本で公開されるということは、いずれ字幕のついたDVDも発売されるということで、そうしたら購入を検討。それもアマゾンのマーケットプレイスで(汗)



今年も咲いた♪

2008-04-23 22:59:07 | Weblog
牡丹が咲いた!

この写真の色のが3つ、濃いピンクが2つ。
3月はじめ頃から、枝の節目に葉っぱの元が出始めて、見る見るうちに大きくなり広がって見事に、花のための額縁を作る。
それに少し遅れるタイミングで、黄緑色の小さい蕾は日に日に膨らんで、徐々に色づき始め、まるで手品のように、小さな箱から大きな花が飛び出すように花を開く。
冬の間、からだを小さく固くして今に備えていた牡丹の茎も葉も花も、天晴れだ!
この冬は本当に寒かった。
「激しく寒いね」「鬼のように寒いね」と友人と幾度話ししたことか。
牡丹は寒さよけもしてもらえず、肥料も去年一度もらったきりなのに、自力で越冬し、開花した。
健気・・・でも強い。

ちょっと気味の悪い話をしてしまうかもしれないけれど、この牡丹から30センチほど離れたところに、うちの庭に迷い込んできて事切れたネコが2匹眠っている。
もしかしたら、そのコたちがこんなにきれいな花を毎年私に届けてくれるのかもしれない。


3匹一緒に

2008-04-21 08:36:43 | ねこねこ

昨晩、寝るときにふと布団の上を見てみると、エルメスは枕の真横に(これはエルメスの定位置)、そしてシラク が布団の真ん中より左よりに寝ていた。
この状態になるまで、お互いウンともスンとも言わず、唸らず、収まっていた。

少し目を疑いたくなる光景。
今までなら、シラクが近くに寄ってくるだけで唸っていたエルメスなのに。
枕の横の定位置が、本当に自分だけの場所だという自信でもあるのか。
「ここはボクの場所、誰にも譲らない、ここにいれば安心 」という気持ちなのか
とにかく丸まって眠っている。

シラクはシラクで「布団の上に寝られるなんて、シアワセ 」とばかり、ゴロゴロ喉を言わせながら眠っている。

「これは、イケルかもしれない」とそのまま寝てみた。 
エルメスとパスカルは、人間並。
夜寝ると、そのままの場所に朝までいるようだ。
シラクも朝までずっと寝っぱなしなら、唸りあいもなく一晩過ごせるかもしれない。

シラクが乗っているので布団は3分の2ぐらいしかめくれない、端っこの方に横向きに寝ると、目の前にエルメスの黒いお尻がある。
どうにかポジションを取って本を読んでいるとパスカルが布団の上にやってくる。

さて、唸り合いやバトルで夜中起きるはめになるかな????


結果は、朝まで熟睡 。
携帯のアラームが5時40分に鳴るまで寝かせてもらいました。

でも、ここで「あ、仲良しになったのか?」と思うのは早い早い。
今朝も3段の脚立の上に居るエルメス、下をシラクが通ると唸る唸る。
シラクは口答えしながらも匍匐前進。


まだまだゆるい別居生活は続きます。




衣替え

2008-04-19 21:36:45 | Weblog
そこそこお天気のよかった今日土曜日、意を決して(大げさ)衣替えをしてみました。
意を決することのできなかった理由は三つ。
 まだ寒い日があるのではないか
 仕事が暇ではなかった(偉そう?)
 冬用の衣類はクリーニング代 がなかなかな額になるのでそれなりの心構えが必要

そう、三つの理由を打ち消せる状況だった今日、冬物をクローゼットから出し、家で洗うもの、クリーニングに出すものの仕分けをし、クローゼットの中にもぐりこんだ猫を引きずり出しながら、次には防虫剤の香りも芳しい春夏の薄手の衣料をプラスチックケースから取り出しながら、ハンガーにかけていきました。

私は防虫剤の香りが好き です。無臭性の防虫剤もありますが、匂いがしないと効いているのかどうかわからん!という理由でナフタリンプンプンのクローゼット、衣装ケースにしています。

夏用のスカートを眺めながら、「これをはけるようにしないのは、本当に不経済だ」と。
 との力を大いに借りて蓄えた脂肪をぢっと見たのです 

さて、家で洗えるものはお風呂の残り湯も使って明日洗うとして、クリーニングに出すものを に積んで持って行きました。
コートが2着と、大きな紙袋の2つ分のスカートやらニットやらストールやら手袋やら・・・

さて、いくらかかるかな?と、ちょっとドキドキ。
お店の人は
「これは、素材別クリーニングししたほうがいいと思いますよ」
とか
「防虫加工もされますか?虫に食われてから泣いても遅いですよね」
とか
「皮が一部使われているスカートなので普通のドライクリーニングじゃないほうがいいですね」
とかとか言いながら、端末を操作。

そうよね。
清水の舞台までは行かなくても、学校の体育館の舞台ぐらいからは飛び降りるつもりで買ったコートだってあるしね。何の毛なのかは不明(笑)だけど、毛皮のくっついてるストールもあるしね、仰るとおりに致します・・・って感じで出てきた合計金額に、プチっと卒倒。 
さ、明日から節約生活だわ~~~~。

シラクの居場所

2008-04-15 00:09:38 | 白猫シラク
相変わらず、エルメス とシラク のゆるい別居生活は続いています。
昨晩は、とくにエルメスが執拗でした。
シラクを別の玄関の方にだしても、エルメスは「どこだ?どこに隠れたんだ?」唸りながら探し回っていました。まぁ、虫の居所が悪かったのかもしれません。エルメスが意地の悪い猫に見え、シラクが不憫になりました。
今朝は同じ部屋に居てもエルメスは唸りこそすれ、おおむね静観の構え。
狭い家の中で別居させるのは骨が折れます(汗)

しかし、猫というものは、寝子という当て字がされるだけあって本当によく寝ます。きっと年をとるほどよく寝るようになるのでしょう。

私が外出しているときも3匹それぞれ殆ど寝ているのかもしれません。
寝ているのでしょうね。

だからそれほど神経質になる必要はないのかもしれないけど、やはり、私の目が届かないときは、シラクは玄関に隔離です。長い時間家を空けるときは少々かわいそうな気もしますが、帰ってきて「流血の惨事」になっていたほうが、猫も私もかわいそう。

さて、シラクの居場所。パソコンの上。
ここはシラクが来る前はエルメスの定位置でした。
このこともエルメスにとっては気に食わないことの1つなのではないか、と友人から指摘を受けたところです。

でも、目の前のパソコンの上に居てくれると、とりあえず、エルメスとの接触が少なくて済んで、私にとっては好都合なんですよね・・・。


しばし、悩む・・・

2008-04-09 21:34:00 | ねこねこ

猫飼ってる皆さま。
皆さまの猫ちゃんは、どんなフードをお召し上がりでしょうか?(笑)
ホームセンターやら、ドラッグストアやらに行くと、あまりにも多種類のフードが並んだ棚の前で茫然とされる飼い主さんも多いのではないでしょうか?

この猫缶はよく食べるから、と思って買って行っても、「またこれですか?」 という顔をして、前脚で砂かける仕草をしたり、カリカリは「一粒ずつ食べさせて」とお皿の前で正座して待ってたり・・・。

猫の食事は面倒だわ。 

雑誌「ねこのきもち」によると、猫はたまたま視界に入った動く獲物をとって食べるという食行動があるらしい。
おなかが空いたから食べるのではなく、「あ、食べ物がある、ちょっと食べてみっか」程度のものらしい。
ましてや飼い猫となり、いつでも食べるものがあるとなれば「何も今、無理して食べなくても」という気持ちになるのも無理ないこと・・・・
私は本当に猫に甘い。

さて、前振りはこのくらいにして。
何を私が悩んでいるのかと言うと、「モンプチ必ずもらえるプレゼント」で何をもらうかを悩んでいるのだ(爆)

うちの猫たちはモンプチを食べる。
正確に言えばモンプチ食べる。
飼い主の私は缶についてるシールやら、箱についてるバーコードやらをせっせと200点分貯めました(笑)

200点あると全コースに応募できるわけで、フード詰め合わせでも、マグカップでも、チャーム付きの首輪でも、飼い猫の名前を印刷されたラベルのついたワインでもOKなのだよ。

うちの3匹の猫のうち、首輪(らしきもの)をしているのはシラクだけ。
他の2匹は小さいころから首輪なして暮らしてきているので、今更、12年目にして首輪されたら超違和感だろう。
よって、首輪ならシラクのためにということになる。
でも、プレゼントの首輪は赤いのだ。
白猫シラクに赤い首輪は・・・イマイチ。
ちなみにシラクは今は、花のおパリはフォーブルサントノーレに本店を構えるHERMESのリボンを首輪にしている。(セレブぅ~~~)

じゃ、ワイン か?
ワインなんてもらった日には、飼い主の私がとっとと飲んでしまって、空き瓶はラベルもそのまま資源ごみの日に出してしまうのが関の山・・・

マグカップ ・・・問題外。

ならフードの詰め合わせしかないではないか!
消えモノか。でも、猫たちの食費がちょっと浮く?
なんか、夢のない現実的な選択のようで気が引けるよね。 

他にも選択肢はあるんだけど。

どうしよう。また応募期限は先だから、だらだらと悩むか!!!


シラク、うちに残ります

2008-04-02 00:23:34 | 白猫シラク
ここ1ヶ月ほど、シラクの新しい家族になってくださるかたを探していましたが、
シラクはうちに残ることが決まりました。
この決心をするにあたり、最初にシラクの里親さん希望をしてくださったK様とのメールのやり取りが大きな助けときっかけを私にくださいました。


K様とは、ままにゃんさんを通してお知り合いになれたので、ままにゃんさんにも感謝感謝です。 

3月24日にままにゃんさんから「シラクちゃんに対して問い合わせの があったので、そちらに転送 します」とのメールを頂き、それをきっかけにK様とのメールのやり取りがスタートしました。
K様はすでに3猫ちゃんの飼い主さんなのですが、お話をいろいろと伺っているうちに「私はシラクやエルメスに対して、もっとできることがあるのではないか?」と言気持ちが沸いてきたのです。

シラクがエルメスに対してビクビクしていてかわいそう、エルメスがカリカリしている、パスカルもちょっと痩せてきてしまった・・・と悲観的 なことばかりを先行させて考えていた私の気持ちが、3匹ともゴハンだって普通に食べてるし、おトイレだって異常なし。喧嘩して怪我して獣医さんへ行くことはあったけどそれ以外の体の不調が出てきたわけでもないし・・・・と楽観的 に考えてみる気持ちに変わってきたのでした。
唸りあいはまだまだあるけれど、3匹が微妙な距離を保ちながらも同じ空間にいることもあります 

ここは飼い主である私が、少し大らかな気持ちになって、唸りあいも「あれあれ、また始まったよ、しょうがないねぇ」とサラリと受け止め、一触即発の状態になりそうだったらシラクを玄関の方へ出してしまう、という作戦でやって行こうと思うようになりました。

夜は今までどおり、シラクは玄関横の洗面所の脱衣カゴの中で寝てもらいますが、シラクのほうも、もうそのことに慣れたのか、必要以上に「そっちへ入れろ」と鳴くこともガラス戸をカリカリすることもなくなりました。 
今では、エルメスとパスカルが昔のように私の布団の上で寝ています 

そのことがエルメスの気を少しは落ち着かせたのかどうかは分かりませんが、昨日は、写真のような場面もありました 
(その後は、また唸り合いもあったのですが・・・

シラクのことで悩む前は「飼い猫は全員そろって縁側でお昼寝が当たり前」「猫の存在は100%癒し」と思っていたのですが、今回のことがあってからは「猫にだって気が合う相手とそではない相手がいる」「1匹1匹個性があって、譲らないこともある、それが時には悩みの種になるのだ」と考えるようになりました。

もちろん、全員がくっついて寝てくれている場面ほど見ていて心がほぐされるものはありません。
でも、そうじゃないんだな~~猫って(汗)

たった5キロ足らずの小さな生き物が、ここまでの存在感を私に示すとは・・・
エルメス の小さい背中を見ながら思いました。

この決断が正しいものなのかどうかは、正直言ってわかりません。

でも、命があって意思のある生き物と一緒に暮らすということは、そういうことなのだ、と思います。

それは猫に限らず・・・ですが。

このブログを通じてシラクのことを心配してくださった皆さま、ありがとうございます。
これからもシラクは時々登場します。
もちろんエルメスやパスカルも。

またまた改めまして宜しくお願いいたします