Miaou:猫と一緒にフランス語

長い道のりを猫と共に行きつ戻りつ

生きている図書館<La bibliotheque vivante>

2009-02-28 16:44:29 | Weblog
昨日は極寒の中、午前も午後もお出かけし、ブーツが湿りに湿ってしまった。
防水スプレーの効果なんてとっくの昔に消えてしまったのでしょう。
ってなわけで、今日はブーツを乾かさねば!と思い、古新聞を引っ張り出して、ちぎって丸めてブーツの中に突っ込んで、外に干してみましょう・・・・
そう思って古新聞を拡げていたら目に入った記事それが「生きている図書館」の記事だ。

「生きている図書館」はこのように機能する。
以下、朝日新聞2008年6月28日の記事より引用

 元マフィア、移民、性転換者・・・・。市民がふだん近づきにくいと感じている人たちを図書館に招き、話を聴きたい入館者に「本」として貸し出す。「生きている図書館」と名付けられた活動が欧州から世界各地に広がっている。社会の偏見を少しでも減らす試みだ。(引用終わり)

そして、記事の中で紹介されていたサイトにアクセス。欧州会議の人権教育関係サイトだった。フランス語表示に切り替えて、「生きている図書館(La bibliotheque vivante)」の要約を見つけた(以下サイトより引用、日本語訳は、わたしの超アバウトな訳でございます)

La Bibliothèque vivante fonctionne exactement de la même façon qu'une bibliothèque classique : les lecteurs viennent y emprunter un livre pour une durée limitée.
「生きている図書館」は正統的な図書館と全く同じように機能する、読者はそこに来て本を借りる、期限付きで。

Mais il y a une différence. Les livres de la Bibliothèque vivante sont des êtres humains et, entre eux et leurs lecteurs, un dialogue va s'installer.
ただし、ひとつだけ違いがある。「生きている図書館」にある本は人間そのものなのだ、そして彼らと読者の間に会話が始まる。

Les Livres sont des personnes qui représentent des groupes fréquemment confrontés à des préjugés et à des stéréotypes, souvent victimes de discrimination et d'exclusion sociale.
そこにある本は、偏見や型どおりの考え、しばしば差別や社会からの排除に直面している人々を代表している人なのである。

Dans la Bibliothèque vivante, non seulement les Livres ont la parole, mais ils peuvent répondre aux questions du lecteur, voire lui poser des questions et ainsi apprendre, eux aussi.
「生きている図書館」で、本は発言するだけではなく、読者の質問に答えることもできるし、さらに読者に質問をすることもある、彼らもまた学んでいるのだ。

La Bibliothèque vivante fait partie de la méthodologie du programme jeunesse du Conseil de l'Europe consacré à l'éducation aux droits de l'homme.
「生きている図書館」は欧州会議が人権教育のため、若者向けに行っているプログラムの一部である。

L'idée à l'origine de ce programme est que les droits de l'homme ne peuvent être défendus par les seuls instruments juridiques ; chacun d'entre nous doit les protéger et les promouvoir.
このブログラムの原点は人権は法的にのみ守られるのではなく、我々一人ひとりがそれを守り、発展させなければならないという考えである。

Pour encourager les citoyens à réfléchir à leurs propres droits humains et à ceux des autres, il faut les sensibiliser à l'importance de ces mêmes droits pour tous.
人々が自分と他者の人権を熟慮するように仕向けるために、すべての人には同様の権利があるということに関心を持たせなければならないのだ。

(引用終わり)

朝日新聞にはケルビズム症という病気にかかった女性が、本として、その本を借りた読者を相手に話しをしているところの写真が載っていた。この病気は顎の骨が異常に発達してしまい、同時に目が飛び出てしまうのが症状だ。写真の女性は「普通とは違う」顔つきだった。(実はこの写真がわたしの目を引いたのだ。)
彼女は自分は内気ではないし、親を恨んでもいない、と読者に語りかける。

「生きている図書館」のキャッチフレーズはこうだ
La couverture ne fait pas le livre(表紙で本は決まらない)
そう、人は見た目ではないのだ。
どのような環境(政治的、宗教的、経済的)にいようとも、どのような身体的状態にあろうとも、問題はその人の人間性だ、ということを言っている。

人間性で響きあうことのできる人間になりたいものである。







極寒!

2009-02-27 22:02:38 | 暖かく過ごそう
今日は寒かった!
都心では雪が降ったそうで、その雪が止んだ後に都心に入ったわたしだけれど、まぁ寒かったことと言ったら、足先が凍傷になるかと思いましたよ。
ブーツ履いてたのに、です!
靴の中に入れる使い捨てカイロっていうのがあるんでしたっけ?
買いに行ったドラッグストアにはなくて、その代わりに「塗るカイロ」というものがありました。クリーム状のものを手先や足先に塗ると、ポカポカしてくるというものらしいです。
どなたか、お使いになった経験おありでしょうか?
さて、このような寒さは今日で最後?後は日に日に少しずつでも暖かくなるのみ?

ノートの作り方をまだ迷っています。
あれこれ考えてないで、対策問題集をスタートさせればよいのですが、何せ読み上げられる文章の意味が半分わかれば上出来程度の体たらく。
とくにDELF B2では、読み上げられるフランス語が、すごく訛っていたりします。
南仏訛りなどというかわいいものではなく、フランス語圏のアフリカの国の人が話しているフランス語だったり、イヌイットの人が話すフランス語だったりで、手ごわいです。
昔、NHKの大河ドラマで西郷隆盛を扱ったときに、鹿児島の現地言葉の台詞には画面に字幕が出ました。それほど、現地の言葉と標準語には乖離があるわけですが、今回のフランス語にも、標準語とは違うフランス語が時々出てきます。
何回聴いてもわからないのです。ただでさえ分からないフランス語がもっとわからないのです。対策問題集には、「必要なだけ何度でも聴いてかまわない」と書いてありますが、何度聴いても分からない場合はインタビューを書き起こしたものを読んでもいいですか?いいですよね。
ってなわけで、インタビューを書き起こした部分をすべてコピーし、問題ごとに鋏で切り分けて、ノートに貼り付け、1問1問分からない単語から調べることから始めるのがよいのでは?と思っています。

「思ってばかりないで、さっさとやれ!」
「はい、わかりました」



ノート作るぞ!

2009-02-25 20:11:48 | フランス語
DELFの申し込みは3月9日からスタートする。
今日DELF・DALFサイトから願書をダウンロードしプリントアウトだけした。
願書をプリントアウトまでしたんだから、今度は本気だよ!って自分にも言い聞かせている。
自分を鼓舞するためにも、本棚から昔のノートを引っ張りだしてきた。
日仏学院に通っていたとき、毎回授業で出てきた言葉を、次の授業のときまでに別のノートにまとめなおした、そのノートだ。
見返してみると、たくさんの言葉、表現を教わったということがわかる。
先生はわたしと同じ年ぐらいの、ちょっとシャイな先生、Monsieur Verger。
日本人の奥さんとの間に、双子のお子さんがいらっしゃった。
今はもう日仏学院にはいらっしゃらないようだけど、ヴェルジェ先生の授業を2年ぐらい受けていた。
今、プライヴェートレッスンで、突然突拍子もなく単語が浮かんでくることがある。「え、わたし、こんな言葉知ってたんだ」と自分でも驚くこともないわけでもなく・・・・それはヴェルジェ先生のおかげなのだなぁ、と、そして習って習いっぱなしにしなかった自分も偉かったなぁ、と思う。

さ、DELFのB2を目標にノート作るぞ。東大生のように美しいノートはできなくとも、昔の自分のノートに近いものを作るつもりで頑張ろう。ね!と自分に語りかけるのでした(笑)

エルメスも

2009-02-23 20:12:31 | 映画
恨めしや~~~と、お腹だして寝ることがあるのです。



部屋干しした洗濯物のそばに寄り添ってこっちを見てるエルメスも恨めしそうです。

なんかもやってません?

洗濯物の水蒸気まで写るのか?このデジカメは!と驚いていたら、
なんか充電不足のトラブルだったようで、フル充電したら消えました(汗)


さて、アカデミー賞の外国語映画賞に「おくりびと」が選ばれました。
私は観ていませんが、きっとよい映画なのだろうと思います。
フランス映画をよく観るようになってからしばらくして「日本映画もよいものがたくさんあるよね」と思うようになりました。
ハリウッドの作品に慣れてしまうと、日本やフランスの映画の1カットの長さ、場面展開のスピードの遅さ、「で、結局何が言いたいわけ?」という鑑賞後の消化不良的後味に「だから邦画はだめなんだ」とか「フランス映画はこ難しい」などという感想を持つようです。

フランス映画だって、例えば「Taxi」シリーズのような、カーチェイスあり、爆破シーンありのものも数多くあります。ただただバカバカしくて笑える映画もあります。
しかし、静かに淡々と人の暮らし、生き方、人生を描く映画の多いこと。
そこには大どんでん返しはありませんが、登場人物1人1人の人間性、その生活が互いに絡み合って1つの哲学のようなものを紡ぎだしているのだと思うのです。
分かりやすい感動話しはないけれど、じわじわと、後から考えてみたくなるような作品を撮る監督さん。
映画館で観た後に、もう一度見たくなって、また何度も観たくなってDVDを買うこともよくあります。

ってなわけで、今観たいのが「Paris」セドリック・クラピッシュ監督作品。
この作品は多分この映画に感じが似ているのだと、観る前から感じています。
映画「Paris」もうすぐ公開終わっちゃうのよね~~~。行けたら行きたいものです。



WEB署名

2009-02-21 21:29:58 | ねこねこ
WEB署名しました。
飼い主のいない犬ねこの殺処分に関する署名です。
捨て犬捨て猫が全くゼロにならない以上、行政がその動物たちを処分しているという現実がある以上、せめてその処分方法だけでも、動物たちにとってより楽な方法を・・・ということを求める署名にです。

署名の趣旨の説明と署名への入口はこちらです。

この署名運動を主催されいてるかたのブログはもうずっと拝見しています。
そして、署名運動の存在も、その署名運動がスタートした時から知っていました。
ではなぜ、今日、署名する気持ちになれたのかというと、今日のブログ記事を読んで「全くその通りだ」と思ったからです。

日本では動物のシェルターというものがポピュラーではありません。
欧米ではシェルターからペットを貰い受ける(実際には費用が発生するようですが、それが、シェルター運営の資金源の一つになっているのだそうです)のが普通のようです。
そういえば、オバマ大統領のお嬢さんたちも、ホワイトハウスで飼う犬をシェルターから迎えることが選択肢の一つだとニュースで知りました。
欧米のシェルターは、飼い主のいない犬や猫と新しい飼い主さんとの出会いをコーディネートするだけではなく、貰い手のない犬や猫は終生飼育しているとのこと。知りませんでした。
日本では、犬猫の里親さん探しは主に、いわゆる「犬好き、猫好きおばさん」などのかたたちのボランティア精神によって立っています。でもそれには限界があり、つまりは助けられる命の数にも限界があるということなのです。

今回の署名は「日本でもシェルターの活動をもっとサポートしていこう」という趣旨のものではありません。
でも、殺処分の方法を変更させることができれば、これがまた次のステップに繋がるような気がして、だから今日署名することに決めました。


調子に乗ってます

2009-02-21 11:21:00 | 白猫シラク
今日も縁側でひっくり返るシラク。
その写真をまた撮って、性懲りもなくブログに載せる飼い主は
調子に乗っています。
このごろ、このブログもすっかり「猫だのみ」になってしまいました。 
フランス語のこともちゃんと書かなきゃ、ブログタイトルと内容が食い違ってしまいますわ。

さて、昨日行った書店の4階で行われているこの催し。
キャットアートフェスタ
素通りできるわけもなく、行って参りました。
時間なかったので、ざっと見ただけ。
「いいよいいよ大丈夫、まだ来週もやってるんだから」と会場を後にしましたが、
1週間勘違いしていました。昨日は20日だったのだ。てっきり13日の金曜日だと思っていた自分にびっくりです。
会期は24日までです(汗)

テレビの下から出てきました

2009-02-20 07:21:18 | 白猫シラク
犯猫はコイツか!?

ペットボトルの蓋4こ
のど飴
絆創膏テープ
チューブ入りのハンドクリーム
グレーのねずみのおもちゃ

孫の手を使ってテレビの下をさらったらでてきたものたち。

東海道線は人身事故で不通だったのがやっと運転再開。
昨日も人身事故あったよね。
今日は早めにでかけよう。
ブログ書いてる場合じゃぁなかった。

あらためて

2009-02-18 22:59:43 | 暖かく過ごそう
久し振りに、夜遅く(と、言っても10時半ごろ)電車に乗って帰ってきた。
駅からの家への5~6分の道のりでしみじみと、「手袋しててよかった」と防寒具のありがたみを感じた。
マフラーも、ただ首から垂らすだけではなく、首を一周するようにぐるりと巻くと暖かい。

寒くても眠くてもその素振りも微塵も見せず、力強い眼差しで笑顔、声の張りもあったアメリカのクリントン女史。62歳だそうだ。
彼女は、国の代表として自分を演出する術を心得ている感じがした。それは国や自分に対する責任感の表れだと思う。
プロフェッショナルだ。
それにひきかえ・・・

クリントン女史もローヤルゼリーを飲んでいるのでは?(笑)

寝てる

2009-02-15 22:51:42 | ねこねこ
ねこ(寝子)だから。
寝る子は育つのだ。
パスカルはよく寝る。
人間と一緒に、そして人間がおきている時間も寝ていることが多い。
が、彼自身が起きているときはそれなりに活発。
エルメスとパンチの応酬、シラクと追いかけっこ。
外猫と縁側バトル。

パスカルは「シーバ」が好きだ。
シーバとはキャットフードの名前。
カリカリのドライフードだ。
パスカルにシーバをあげるとき
「パスカル、スパシーバ(ロシア語で、素晴らしい?って意味だと思うけど違っていたら、どなたか訂正くだされ・・・)」と言う。

いつもパスカルに語りかけるときは「かわいい、かわいい、パスカル」と言う。
「かわいいかわいい」はパスカルにつく枕詞だ。
青丹(あおに)よし奈良の都、みたいなものだ。
そして、ある日パスカルに訊ねてみた、
「いつも、かわいいかわいいと言われながら暮らす気分はどう?」って。

パスカルは答えない、だって、特別なことじゃないから(笑)

さて、どうするか・・・

2009-02-14 20:56:19 | フランス語
DELFの日程が発表になった。
今回は横浜で受験することに決めた。
対策の問題集はとっくの昔に(DELFのB1合格直後)に買ってある。
付属のCDの音はすでにi-Podに録音済みである。
そしてつい先日こんなものも買ってしまった。



文具メーカーのコクヨと文藝春秋社がコラボして作ったノートだ。
ご存知の方も多いはず。
文藝春秋社が出版したこの本。
東大合格生のノートは必ず美しい
私は書店で立ち読み(立ち見?)だけしてきたが、本の中で紹介されているノートは、ページのレイアウトと言い、文字と言い、確かに美しいノート。
わたしも、中学生ぐらいまでは、定期試験対策として、ノートをまとめたものだ。
歴史、地理、理科第一分野(化学・物理)理科第二分野(生物・地学)から、保健体育、家庭科のノートもまとめたよ。
中学までは真面目だったわたし。
そして、フランス語を習いはじめたばかりのとき、毎回授業で出てきた単語や言い回しをノートにまとめ、更に自分で辞書で調べて補足したノートをまとめあげた。
いまでも、大事にとってあるけれど、悲しいかな内容は頭の中には残っていない。
そんな自分なものだから、東大合格生のノートを見ていたら、軽くノスタルジー。
そしてついフラフラと、このノートを買ってみた。
さぁ、どうやって使おうか。


暑いのだ!

2009-02-14 11:33:51 | おっ、と思ったこと
一体何度あるのかな?
暖かいをとっくに通り越して暑い。
猫たちは、日向の日陰を選んで寝ている。
猫たちの皮膚感覚の鋭さというか、「快適さ」への貪欲さの表れか・・・。

テレビで言ってた「2月に20度を越すのは5年ぶりです」と。
そうか、これが初めてじゃないんだ。
だからと言って安心してはいけない。
こういう日に思うのは北極クマが飛び石化した海氷の上でたたずんでいる情景。
ああ、WWFのサイトの見すぎだろうか?
白い世界の白いクマはかわいい。
モニターの中にいる北極クマは守ってあげたい存在だ。
でも、面と向かったら怖いよね。
面と向かわないと分かっているから守りたいのではなくて、
放っておけば、巡りめぐって自分にも不都合なことが訪れると、なんとなく分かっているから、北極クマのことが他人事(他熊事?)ではないのだ。

先日、ミツバチが大量に死んだとか行方不明になったとか言うニュースを読んだ。
ミツバチははちみつやローヤルゼリーを生産してくれるばかりではなく、野菜や果物の受粉という重大な任務を遂行しているのだ。
これも異常気象が遠因にあるのだろうか?





ベビーほうれん草

2009-02-09 20:53:53 | おいしいもの
「今、畑から引っこ抜いてきたばかりだから」と、頂いたほうれん草。
成長しきる前に収穫されたほうれん草は人間で言ったら17歳ぐらいか?
意味不明!?

中にはこんなチビが混ざっていた。
爪楊枝と一緒に撮影。その小ささが伝わるでしょうか?

まず、根っこの泥を洗い流す。
水が冷たいよ~~でもお湯で洗うわけには行かないしねぇ。

オリーブオイルとニンニクで炒めてみた。
やわらかくて美味しい。
八百屋さんやスーパーで売られている、大人になりきって、深い緑でシャキ~ンとしているのと違って本当にやわらかい。

残りはゆでて明日胡麻和えにしよう。


猫写真集

2009-02-08 15:52:02 | ねこねこ
いい日曜日ですよ。
晴れてて暖かいです。ついさっきまで暖房いれていませんでしたが、そろそろ午後4時になろうという頃になると、なんとなくやはり寒くなってはきます。
そんな日曜日、机に向かって仕事をしたり、家のことをちょこっとしたりしつつ、パソコンの中に唸っている猫写真を見返して、写真集にしてみました。この写真集にはまだこれから写真を追加していく予定ですが、何せ保存期間が60日しかないのでまごまごしていられません。(汗)

実はここだけの話し・・・例の切手モデルに応募しようかと考えているのです(爆)