今年で没後50周年らしい。
フランスの俳優ジェラール・フィリップ(1922-1959)。
名前と顔だけは知っていたけれど、余りの美形のために、「ふん、どうせ顔だけで勝負してたんでしょ」と、彼の作品を観たわけでもなく、彼の生い立ちなどを知らないままの食わず嫌いでいた自分。
今日、電車の中で雑誌「ふらんす」を読んだら、彼の特集があった。
(ちなみに、この雑誌「ふらんす」、フランス語の先生に言わせると、ちょっとマニアック雑誌だそうだ、結構じゃないの!フランスに対してマニアックでいて何が悪い!?(笑))
さて、その特集記事によると、彼はカンヌの裕福な家庭に生まれ、青年期には法律学校に通っていたけれど、母親の仲介で、パリの戦火を逃れてやってきた映画監督と知り合い、それをきっかけに演劇に興味を持ち、ニースの演劇学校に通い始めたそうだ。これが俳優としての第一歩ということになるね。
その後、無名の新人として成功を収めた彼も、それに満足することなく、コンセルバトワールで演劇の勉強を積み、キャリアを積んでゆく。
映画だけでなく、演劇にも興味を示した彼は、映画俳優として成功した後も、異例の低報酬で演劇祭などにも出演し、常に「演じる」といことに前向きに貪欲に向かい合っていた・・・・
ふむふむ、だたのイケメン俳優ではないのね。
だったらちょっと映画観とく?という気持ちになりまして、スタンダールの「
赤と黒」デジタルリマスター版を観にいくか!と。
なんか、この映画、人気があるそう。前売りゲットしておいかないと、せっかく劇場に行っても「すでに満席です」と門前払いをくらいそうなのだ。
本当に、観たいものを観るためには努力が必要だ~~~。