Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

https://michika-6.wixsite.com/michiyokamei

捕獲

2015年12月18日 08時07分14秒 | 映画


何が描かれているのか分からないと思いますが、
この段階がたまらない。

いろんなものが見えてきます。

核となるものが見えたら
消えないうちに捕らえて紙の表面に押し込めます。

走り去るものを全速力で追いかける
そんな感じの作業です。

疾走、という言葉がぴったりだと思うのですが
というか普通に座って描いてるんですけど
そんな時、
ふと気がつくと口が開きっぱなしになっている(笑)

完全口呼吸です。

絵かきが絵を描いてるときって
普通はかっこいいのかなぁ…

床に倒した画面に四つん這いになりながら
筆は口にくわえて、なんてとてもかっこよさそうだけど
私には関係ないですね。





録画してあった
サム・ライミの「スペル」(Drag Me to Hell 2009 米)を見る。
もちろんベタベタのB級ホラーです。
子供の頃「死霊のはらわた」シリーズは大好きだった。
その頃のぶっとんだスピード感が健在で、何だかとても懐かしい。

口から口へ流しこむ
口へ突っ込む
口から出てくる、などなど
見ていて時々おえっとなる
「口」が常に見せ場のポイントだったと思います。

悪霊のおばあさんが
汚い入れ歯を外したり はめたりするシーンが
生々しくてキビシ~(@_@;)


で、その悪霊と、戦う美女の顔と顔が
常にありえないほど近すぎで
(だから口から口へ、となるんだけど)

あまりの接近戦の無茶苦茶さに、時々大声で笑いたくなります。
恐怖と滑稽は紙一重なんですね!

まあ、とにかく口は一番無防備な身体への入口ですよ。

何かが入り込まないよう
気をつけたいと思います…



Drag Me to Hell