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今回の記事は南側の品川区・目黒区方面から渋谷方面のパノラマを楽しんでみます。東京シティビューの展望台には簡易的なベンチが窓に沿って並んでるので、座りながら東京の展望を楽しむことができるようになっています。また通路に沿って喫茶店などが開かれているので休憩することもできます。
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JR田町駅前(シティビューより南南東方向)に建っている「NECスーパータワー」の奥には芝浦ふ頭とお台場を結んでいる「レインボーブリッジ」の巨大な吊り橋が見えます。JR田町駅周辺も慶應義塾大学校舎やイタリア大使館などの緑地帯が点在しているのがわかります。
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シティビューより南方向(JR目黒駅方向)。JR山手線の南側の環状部分の内側に広がっている山の手の住宅密集地が目の前に広がっています。旧白金御料地(国立科学博物館付属自然教育園)・東京大学医科学研究所の敷地など、都心三区の中でも緑地帯の割合が多い地域となっています。また閑静な高級住宅地として緑も憧れている場所の一つです。
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JR恵比寿駅の北側、渋谷区広尾四丁目の「日本赤十字社医療センター」脇には1980年代に整備された「広尾ガーデンヒルズ」の中層マンション群が見えます。海抜250メートル上から見下ろすと、ガーデンヒルズの敷地も緑地帯のように見えます。
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シティビューから南側を真下に見下ろすと元麻布三丁目の街並みが見えます。六本木ヒルズの敷地が再開発される以前は、ここ六本木六丁目も周囲と同じような住宅地が広がっていました。起伏に富んだ地形の上に広がっている閑静な住宅地だったそうです。
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南南西方向に広がっている中規模の緑地帯は「有栖川宮記念公園」で、敷地内には「都立中央図書館」の建物が建っています。江戸時代に陸奥盛岡藩の下屋敷だった同地は、大正時代に有栖川家の祭祀を引き継いだ高松宮に継承され、高松宮御用地となります。その後昭和9年(1934年)に東京市に寄贈され、公園として整備されました。
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次は渋谷方向(西方向)を見ていきたいと思います。六本木ヒルズの敷地前を通過している眼下に見える大通りとその上に架かっている高架橋はJR渋谷駅前までまっすぐ続いています。「六本木通り」とその上の「首都高速3号渋谷線」の高架橋です。西麻布や南青山の地域を東西に縦断して渋谷方面へ向かっていきます。
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首都高速3号渋谷線の先には「青山学院大学」の広大な敷地が広がっていて、その先がJR・東急渋谷駅周辺の繁華街となっています。六本木通り沿道は中層マンションやオフィスビルが林立しています。3号渋谷線はこの先で東名高速道路の東京インターチェンジ・用賀料金所と接続しているので、交通量が非常に多いです。
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2012年4月28日に東急文化会館跡地に開業した「渋谷ヒカリエ」の真新しい高層ビルの出現によって街のイメージが幾分変わったJR・東急渋谷駅周辺をズームで撮影してみました。青山方向から見ると、宮益坂の坂下の低地に渋谷駅周辺の繁華街が広がっています。旧甲州街道に沿った武蔵野台地の高台の上に整備された新宿と比較すると、渋谷の街は坂下のすり鉢状の地形の中に作られた街です。
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JR渋谷駅からさらに奥は世田谷区の広大な人口密集地が広がっています。世田谷区は東京特別区の中で一番人口が多く、84万人が生活しています。この数は山梨県の全人口に匹敵し、上空から見ても住宅地や中層マンションがどこまでも密集している風景画続いています。
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六本木通りと後述する青山霊園の緑地帯にはさまれたエリアは「南青山五・六丁目」の閑静な住宅地が広がっています。徳川家康の重臣であった青山家の広大な下屋敷(現在に於ける別荘に該当)にちなみ、この付近一帯の町名に青山を冠した(赤坂青山○○町)ことが地名の起こりだそうです。
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シティビューより北西方向(JR原宿駅方向)。山手線の環状内の西側近辺は広大な緑地帯が密集しているエリアです。「東京は大都会の割には緑が多い」というイメージはこのエリアのおかげだと思っています。実際に地上を歩いていても大都会の中を歩いているという感覚には不思議と因われないことが多いです。
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北西方向の真下には「青山霊園」の緑地帯が広がっています。1872年(明治5年)に美濃国郡上藩(現在の岐阜県郡上市)の藩主だった青山家の下屋敷跡に開設されました。当初は神葬祭墓地であり、1874年(明治7年)に市民のための公共墓地となり、現在に至っています。都内屈指の緑地帯の一つである青山霊園は桜の名所としても有名です。
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青山霊園に隣接しているのは在日米軍の「赤坂プレスセンター」、機関紙を発行している「星条旗新聞社」、その脇にある「麻布ヘリ基地」です。ヘリポートの真下を外苑東通りの「六本木トンネル」が貫通しています。この場所は旧日本陸軍の駐屯地であり、駐留軍によって現在も使用されています。
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六本木トンネルの脇に立っているのは「政策研究大学院大学」と「国立新美術館」です。東京大学生産技術研究所の跡地に建設されました。
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国立新美術館が立っている地域は一般的に「乃木坂」の地名で呼ばれています。2007年1月7日に開館したこの美術館は故・黒川紀章氏によって設計された建物で、ウェイブを描いた全面ガラス張りの外観が特徴的です。高さ250メートル上から見渡していても、ひと目でその特徴的な外観に気づくことができます。
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