緑には、東京しかない

千葉県の東京寄りに住んでいる私「緑」が大好きな東京の散策写真のブログを作ります!!!

冬晴れの東京スカイツリー(2):フロア350からの眺望(西南西方向~西方向)

2012年12月21日 14時49分40秒 | スカイツリー・墨田


フロア350より西南西方向(JR新宿駅方向)。JR山手線環状部周辺の住宅密集地の中には新宿副都心の高層ビル群が見えます。高さ200メートルを超える高層ビルが何棟も林立している新宿副都心も、東京スカイツリーの展望台からだと悠々と見下ろすことができます。




新宿副都心の高層ビル群をズームで撮影してみました。ビル群の中央には東京都庁第一本庁舎の特徴的な高層ビルが写っていて、現在でも高層ビルの建設工事は進められています。新宿のビル群の左下に写っている真っ白な建物はJR水道橋駅前にある東京ドームです。




東京スカイツリーの南側を東西方向に伸びている大通りは隅田川の駒形橋左岸側起点の「清澄通り」です。上空から見ると防火帯の機能を有していることがわかりますね。




本所・蔵前周辺の隅田川をズームで撮影してみました。手前の緑色のアーチ橋は「厩橋(うまやばし)」、一つ下流側の橋は「蔵前橋」です。




清澄通りの「業平交差点」を真下に向かって撮影してみました。清澄通りの北側には、大通りに沿って東武鉄道スカイツリーライン(旧伊勢崎線)と北十軒川の運河が流れています。運河や線路脇に至るまで住宅が密集して建っているのがわかります。




真下を見下ろしても全く恐怖を感じないのが不思議ですね・・・。




続いて西方向(東武浅草駅・JR上野駅方向)を見ていきたいと思います。これから先は東京都心部や新宿副都心のように高層ビルは少ないエリアに入りますが、見所はたくさんあります!!!




本所吾妻橋の「リバーピア吾妻橋」を見下ろして撮影してみました。アサヒビール本社ビルや墨田区役所庁舎を見下ろすことができます。朝日ビール本社ビルの背後に写っているのが「吾妻橋」です。




東京スカイツリーの南側を流れている北十軒川はスカイツリーの西側で隅田川と合流しています。東京の城東地区にはこのような都市運河が張り巡らされていた時代があったのですね。隅田川都合流している水門の北側には「隅田公園」の緑地帯が広がっています。




JR上野駅(西方向)です。上野駅の西側には「上野公園」の広大な緑地帯が広がっているのが見えますが、12月の中旬に入っているのに未だに紅葉の木々が残っていることが驚きです。公園の敷地内に建っている東京国立博物館などの施設の建物もはっきりと見ることができました。




上野公園の緑地帯の奥にはJR池袋駅前にあるサンシャイン60の高層ビルが見えました。この辺りは文京・豊島といった人口密集地となっています。




東武浅草駅周辺をズームで撮影してみました。隅田川を渡っている東武スカイツリーラインの線路の行き着く先に東武浅草駅のビルが建っています。浅草寺の山門や本堂、五重塔もはっきりと見えます。こうして見ると浅草寺というのは浅草界隈の緑地帯としての性格も持っていることがわかりますね。




ズームなどは一切無しに西方向を撮影した写真です。正面の遥か遠くに見える稜線は「関東山地」です。関東地方の地形は「関東造盆地運動」、周囲の山地が隆起して、中心の平野が沈降していきます。沈下している平野部に周囲の山々からの土砂が堆積することによって関東平野が誕生したのです。




東京23区の城東地区に位置するこのあたりは、関東平野周辺の山々から流れ出てくる河川が海に流れ出ている場所でした。元々、利根川は現在のように千葉県銚子市で太平洋に流れ出る河川ではなく、江戸時代までは東京湾に流れ込んでいる河川だったのです。




上の写真で、上野公園の緑地帯のラインがあった場所が古代のこの辺りの海岸線だったのです。江戸時代までの上野公園から西側は利根川や隅田川が東京湾に流れ込む中に湿地帯が広がっていました。徳川政権の土木工事によって利根川は銚子方向へ付け替えられ、この辺りの湿地帯は大量の土砂で埋め立てられることになります。




逆に新宿や豊島、練馬といった城西地区は「武蔵野台地」という名前の地盤の硬い岩盤で覆われている場所であり、古代の昔から人々が住んでいた歴史があるのです。その意味ではスカイツリーが建っている城東地区はまだ歴史的には「新しい場所」の部類に入るのです。




上野公園の脇にもタワーマンションが建設されています。いよいよ高層化の流れが上野や浅草エリアにもやってきたのかもしれません。




最後に隅田川の左岸側の「隅田公園」を見下ろしてズームで撮影してみました。ここの隅田公園は4月の時期は満開の桜に覆われることで有名です。公園内からスカイツリーがよく見える事も有り、今年は多くの人々で賑わったそうです。次回は南千住や東向島方向を見ていきます。



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冬晴れの東京スカイツリー(1):フロア350からの眺望(南西方向~西南西方向)

2012年12月21日 12時08分22秒 | スカイツリー・墨田


12月中旬の平日、東京スカイツリーへ行ってきました。午前10時前後に東京地下鉄半蔵門線の押上駅に到着し、「40分待ち」の混雑の中を並び、結果的には約30分程並んでからチケットを購入しエレベーターに乗車することができました。東京スカイツリーの第一展望台(高さ350メートル)である「フロア350」から撮影した写真をご覧下さい。




フロア350より南西方向(JR東京駅方向)。天気に関しては文句なし、冬晴れの快晴で雲一つなく空気もたいへん綺麗なので丹沢山地の稜線までくっきりと見渡すことができました。ただ正午に近い時間帯だったので、この方角ですと真正面に太陽が写っていることになるので逆光になってしまいました。




隅田川の河口付近、佃島周辺の埋立地をズームして撮影してみました。この界隈はここ約10年くらいで急激にタワーマンションが数多く立ち並び、人口が激増しているエリアです。




中央区・千代田区・港区といった「東京都心部三区」周辺です。東京駅・大手町周辺から皇居周辺に広がる高層ビル群、JR品川駅周辺など港南地区に広がる高層ビル群がきれいに写っています。まさに東京の中枢をスカイツリーから見下ろすことができるのです。




東京タワーを中心に来るようにズームで撮影してみました。皇居周辺(JR東京駅・大手町・日本橋・日比谷・新橋)やJR品川駅周辺だけでなく、港区内の麻布地区でも高層ビルの建設が進んでいます。東京タワーの左側には現在建設中の「環状2号線プロジェクトⅢ街区(仮称)」の高層ビルが見えます。




ややカメラを引いてJR両国駅方向(同じく南西方向)を撮影してみました。墨田区の両国・本所・駒形といった住宅密集地となっています。




JR両国駅をズームで撮影してみました。駅北側に建っている「江戸東京博物館」や「両国国技館」の建物がくっきりと見えます。両国駅周辺には旧安田庭園など緑地帯も整備されています。




JR両国駅の南側、江東区の清澄・永代地区の住宅密集地をズームで撮影してみました。こうして上から見下ろしてみると、中低層マンションの比率が大変多くなっていることがわかりますね。




東京スカイツリーの南側、墨田区の東駒形地区の住宅密集地を真下へ見下ろしてみました。この辺りは京都や大阪市街地のように道路が碁盤目上に綺麗に整備されていて、大変整然とした住宅密集地となっています。




地上350メートルという高さは想像以上に高く、却って怖さは感じなかったです。逆に高さ100メートル前後のビルの上から眺める方が中途半端に高いので怖さを感じるくらいですね。




スカイツリーの展望台から都心方向を見ていると、やはり隅田川の存在感が大変大きいと感じます。昔ほどではないですが、現在でも船上輸送の手段として活用されているのです。




中低層マンションの比率が大変大きく、個人住宅を探すほうが大変だったくらいです。




神奈川県西部に広がる丹沢山地の稜線をズームで撮影してみると、正面に雪化粧した富士山が見えました。手前には日本最大の都市圏・首都圏の人口密集地が広がっています。




フロア350より西南西方向(JR御茶ノ水駅方向)。どこまでも平坦な地面に東京の市街地が広がっているように見えますが、実際には「武蔵野台地」と呼ばれている丘陵地帯・高台の複雑な地形の上に発展しているのです。この点が、平坦な地形の上に整然とした市街地がどこまでも続いている大阪との違いだと思います。




隅田川の西側(右岸側)には浅草橋周辺の問屋街・オフィス街が広がっています。太陽光に逆らって撮影する位置ではなくなったので、ようやく強化ガラスに光が乱反射しない綺麗な写真を撮影できるようになりました(汗)




JR御茶ノ水駅・秋葉原駅周辺の高層ビル群が手前に見えます。この界隈はここ約10年くらいで高層化が進んでいるエリアです。電気街としての秋葉原、大学病院の街である御茶ノ水のイメージは急激に変わってきています。




最後にもう一度皇居周辺の高層ビル群を。次回の記事では新宿副都心の高層ビル群や池袋といった方向を見ていきます!!!



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