外濠通りへ向かって急な下り坂となっている「逢坂(おうさか)」を散策していきます。坂上周辺は新宿区の市ヶ谷地区の広大な住宅密集地帯が広がっています。
振り返って坂上方向を撮影しました。急斜面の上にも住宅や中低層マンションなどが密集しています。
逢坂の坂下にやってきました。坂下には外濠通りの大通りと、外濠の水面が低地に広がっています。人通りがほとんどない逢坂と比較すると、外濠通りは交通量も多くて賑やかでした。
外濠通りの歩道を北へ向かって歩き、JR飯田橋駅へ向かいます。外濠の対岸に林立している建設工事中の「飯田橋サクラパーク」の高層ビル群やタワーマンション群を眺めながら歩いていきます。
市ヶ谷駅から飯田橋駅にかけての外濠通り沿いにはソメイヨシノなどの桜の木々が多く植えられていて、4月の上旬の季節になると桜のトンネルの光景を眺めることが出来るのです。
外濠の水面やJR総武緩行線の飯田橋駅が設置されている低地周辺は幹線道路や繁華街が整備されていて、周囲の高台は閑静な住宅街や学校施設が多く集まっているという東京都内でも有数な住みやすいエリアの一つとされてきました。
JR飯田橋駅周辺をズームで撮影しました。10年前と比較すると、街並みそのものが激変して来ています。高層オフィスビルや高層タワーマンションが林立して来ています。
飯田橋サクラパークの高層ビル群が建っている場所は、以前は郵政省宿舎や前田建設工業本社などの地味な施設が集まっているだけの目立たないエリアだったのですが、その風景は一変して来ています。
2011年4月から「飯田橋駅西口地区第一種市街地再開発事業」として再開発工事が始まり、2014年6月に竣工予定となっています。新施設の名称は2013年3月末に「飯田橋サクラパーク」に決定しました。
枯れ木状態となっているソメイヨシノの桜並木道を眺めながら、散策を続けていきます。飯田橋駅に近づくにつれて、人通りが増えてきました。
総合大学が駅周辺に集まってきている場所柄からか、予備校などの学生向けの施設が駅周辺には多かったです。
飯田橋サクラパークの高層ビル群を真正面から撮影しました。左側が高層オフィスビル「飯田橋グラン・ブルーム」、右側が高層レジデンス棟「パークコート千代田富士見 ザ タワー」となっています。どちらも高さは150メートルとなっています。
JR飯田橋駅西口前の「神楽坂下交差点」前に到着しました。ちょうどお昼ご飯の時間帯になってきたので、駅周辺で働く人たちが出てきたところでした。
JR飯田橋駅西口前に架橋されている「牛込橋(うしごめばし)」上にやってきました。牛込橋の上から外濠の広大な水面を撮影しました。左下にはJR総武緩行線や中央快速線の線路群が広がっています。
外濠の西側(市ヶ谷の山の手住宅街側)、外濠通り沿いの建物群を撮影しました。東京理科大学の校舎などが集まっていて、繁華街の雰囲気はそんなに感じませんでした。
これで厳冬の市ヶ谷の散策は終わりです。建設中の飯田橋サクラパークの高層ビル群については、後日また改めて工事現場周辺を散策してみたいと思います。