
憲政記念館正門前を出て、国立国会図書館方向へ向かいます。場所的には、国会議事堂の敷地の北東角に相当する場所です。憲政記念館前から撮影した国会議事堂の敷地です。

国会議事堂の敷地の北側地区、「千代田区の隼町(はやぶさちょう)」地区を散策していきます。国立国会図書館や最高裁判所、国立劇場などの施設が密集しているエリアです。

交差点の北側には国会議事堂を参観する人たち専用の観光バス発着場が整備されていて、その脇に「国立国会図書館」の広大な敷地が広がっています。国会図書館の正門まで歩いていきます。

国会議事堂の敷地の北側の緩やかな上り坂を歩いていきます。前方の高台の上には、2010年~2012年にかけて新しく建て替えられた「衆議院・参議院議員会館」の真新しいビル群が整然と並んでいます。

振り返って、憲政記念館の敷地や建物方向を撮影しました。

「国立国会図書館東京本館」前にやってきました。国会図書館周辺にはソメイヨシノの桜の木々が多く植えられていました。国会図書館周辺も、人通りがなく閑散としていました。

国立国会図書館は、日本の国会議員の調査研究、行政、ならびに日本国民のために奉仕する図書館です。また、納本制度に基づいて、日本国内で出版されたすべての出版物を収集・保存する日本唯一の法定納本図書館となっています。

元々この場所には戦前、「日独伊三国同盟」時代のドイツ大使館が設置されていました。戦時中に米軍によって破壊された大使館の跡地は、戦後の昭和23年(1948年)に新たに設立が決まった国立国会図書館の用地に使用することとなり、昭和36年(1961年)に国立国会図書館の新しい建物が完成しました。

国立国会図書館の施設はここ永田町の東京本館以外に、第二国立国会図書館として京都府相楽郡精華町の京阪奈丘陵内に建設された「関西館」、台東区の上野公園の緑地帯内にある「国際子ども図書館」のに個所があります。

現在の国会図書館は、1968年(昭和43年)に竣工した「本館」と、本館の北側に隣接して1986年(昭和61年)に建設された「新館」の、二つの建物から成り立っています。

国会図書館の本館前から、国会議事堂の敷地を撮影しました。正面に写っている門は「参議院北門」です。

国立国会図書館と、社民党本部ビル(旧・日本社会党ビル)の間の通りを通り抜けて、「最高裁判所」の巨大な建物が見えてきました。日本全国にある裁判所の最高峰に位置する司法裁判所です。

国道20号線(甲州街道)の「三宅坂交差点」から分岐している国道246号線(青山通り)を渡っていきます。青山通りから北側が「千代田区の隼町(はやぶさちょう)」地区と呼ばれています。

最高裁判所や国立劇場などの施設が集まっている「隼町」地区、周囲を永田町や平河町、麹町などの有名な地名に囲まれている位置にあるので、あまり目立たない地名ではないでしょうか。

最高裁判所周辺は、イチョウや桜の並木道として整備されているのですが、今の季節だと枯れ木状態となっていました。
