
新芝運河に架橋されている「鹿島橋」北岸の交差点前から撮影した「みなとパーク芝浦」の建物群です。施設の周辺や、施設内を散策していきます。

JR田町駅東口方向へ抜けることが出来る鹿島橋ですが、昭和5年(1930年)の3月に架橋された道路橋であり、老朽化に伴って架け替え工事が行われています。

みなとパーク芝浦や愛育病院棟、整備中の緑地帯の敷地ですが、2000年代後半まで東京ガスのガスタンク群である「東京ガス TASK芝浦」の敷地が広がっていました。

2000年代後半まで鹿島橋の一帯は、東京ガスのガスタンク群を中核として、周辺を都営アパート群や東京港の倉庫群が広がるだけの寂しい街並みだったのですが、再開発によって街並みが一変して来ています。

工事用フェンスに囲まれている緑地帯や愛育病院の敷地東側を通っている道路も、再開発工事に伴って車道や歩道部分が拡幅されています。

みなとパーク芝浦の敷地南側を通っている道路を西側(JR線路側)へ向かって歩いて行きます。以前と比べると、この歩道部分も道幅が2倍くらいまで拡幅されています。

都市計画公園(仮称:芝浦公園)の計画地である真っ白なフェンスを横に見ながら歩くと、前方にみなとパーク芝浦の敷地が見えてきました。

再開発工事敷地の東側(東京湾側)には「新芝運河」の水面が通っていて、北側の芝浦橋の地点で芝浦運河と合流しています。周辺は中層マンションやアパートなどが建ち並んでいます。

架け替え工事中の鹿島橋のすぐそばに架橋されている「香取橋(かとりばし)」を撮影しました。こちらの橋も老朽化が進んでいるように見えますが、そのままです。

鹿島橋の架け替えのための資材置き場越しに、「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」の再開発工事現場内に立っている、取り壊し工事中の「港区スポーツセンター」の建物を見上げて撮影しました。

東側(JR線路側)へ向かってしばらく歩くと、新芝運河を埋め立てて整備されている「芝浦公園」の緑地帯が見えてきました。

架け替え工事中の鹿島橋の東側には、工事のための資材置き場を兼ねた高架構造の地盤が設置されています。

南西側から見上げて撮影したみなとパーク芝浦の全景です。田町駅東口の周辺にあった区役所の支所や区立のスポーツセンターなどの施設がこの建物内に集約されています。

ゴールデンウィークの期間中の午後3時過ぎの時間帯にやってきたのですが、施設内は人の気配が全くしませんでした。区役所支所やスポーツセンターは休館日でしょうか。

「東京ガス TASK芝浦」跡地ですが、1911年から1943年まで石炭ガスの製造工場として使われていて、戦後は東京ガスのガスタンクや研究所が広がっていました。再開発のための取り壊しが始まったのは2007年のことです。

敷地内の広場緑地を南側から撮影しました。2007年から2013年まで、汚染された土を健全な土に入れ替える土壌汚染対策工事が実施され、その後新築工事が始まっています。
