みどりの野原

野原の便り

6月4日 長居公園(ヒシバデイゴ グレビリアロブスタ ベニバナトチノキ ワタゲツルハナグルマ) 植物園 昆虫 他(クスベニヒラタカスミカメ アミガサハゴロモ幼虫 ヒイラギ フェイジョア)

2022年06月04日 | Weblog

長居公園
前回から1か月経つ。
枝先の果実だけが目立っていたジャカランダはさやさやと緑の葉をそよがせていた。


ヒシバデイゴの出番だ。夏らしい花。


ヒシバデイゴの花 ほっそりとしている。


見上げるとグレビリアロブスタも花が咲いていた。
前はもっと下に花があって見やすかったが、ずいぶん高い所に咲いていて見にくい。


ベニバナトチノキ 小さい果実が見えた。
大きく育つといいな。


ワタゲツルハナグルマ グランドカバーに植えられている。

長居植物園
今日は植物と昆虫を観察。


クスノキの葉についていたクスベニヒラタカスミカメ
数年前は被害がひどくてクスノキはどうなるかと思われたが、ずいぶん落ち着いてきたようだ。
クスノキも負けていないということか。


足元の枯れ枝にはクマゼミの産卵痕が。
木のベンチに産卵することもあるそうだ。


枯れ枝を割ると、中に卵があった。
孵って土の中に潜って幼虫時代を過ごす。
昔はこの辺にはいなかったクマゼミ。
南から北へだんだん分布を広げ、関東でも見られるようになったという。


満開のサンゴジュの花。
午前中はたくさんの昆虫が飛び回っていた。
アオスジアゲハ ナミアゲハ ツマグロヒョウモン キムネクマバチ・・
さながら昆虫の人気レストラン。


前回も見たが、初めて自分で捕まえた オキナワコアオハナムグリ
お腹が赤い。これもサンゴジュで。
これも南から北へ分布を広げている種、この数年この辺でも増えたらしい。
私は前回の長居で初めて見た。

普通のコアオハナムグリも来ていた。


ヒイラギモクセイに付いていた アミガサハゴロモ の幼虫。
お尻に蝋物質でできた毛束を持ち、身を隠している。


ちゃんと足もあり素早く動く。
写真を撮ろうと近づくと枝の向こう側へ逃げ込む。
そっちへ回ると又反対の方へ逃げる。
ちゃんとこちらを見ているのだ。
いよいよとなるとジャンプして逃げるらしい。

成虫は翅に紋のあるガのような形。見たことがある。


葉の鋸歯はないが、これはヒイラギ 青い果実ができていた。

畑でジャガイモを収穫しておられた。


赤いのはアンデス 薄茶色のはキタアカリ(窪んだ芽の部分がピンクがかっているそうだ)

おっと、みんなからはぐれた。下見でちょっとのんびりしてた。


フェイジョアの花が満開だった。
貝殻のように丸まった花弁は柔らかくて甘い。
花も果実も食べられる果樹だ。
南国の味のする果実は大好き。何年も食べてないなあ。


イヌビワ これは雄株らしい。イヌビワコバチと共生関係にある。


果嚢を割るとコバチがいた。見えるかな?黒い点が。

イヌビワコバチの雌はイヌビワの雄の果嚢に産卵する。
果嚢の入口に、翅が付いたのがあった。
コバチがもぐりこむ時に翅を落としたらしい。


チシャノキ 花が咲いていた。


ヘメロカリス園に咲いていた ユウスゲ 満開。
でも・・ユウスゲは山の田んぼの縁に、1本2本あるのがいいなあ。


カリフラワーの葉裏に、モンシロチョウの卵と小さい幼虫(青虫)
もう少し大きい幼虫もいた。

ラベンダーのあたりにいたハナバチの仲間やミツバチなどを観察した。

二ホンミツバチとセイヨウミツバチは見た目の色だけではわからないらしい。
自分で捕まえたのを見てみたけど、後翅の翅脈は見にくい。

コメント
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