里山クラブのフォローアップ講座
観察会はいつもは仲間内でしているが、今日は講師先生による観察会。
暑かったけれど、お天気が良かったのはありがたい。
予定通りコースを回った。
作って下さった資料・自作の図解資料も使いながらのお話は分かりやすかった。
落ちていたウメの実(果実)果実に残る線は何だろう。
縫合線と言うのは知っているが、胚珠・心皮・など花や果実の構造・植物用語がわかっていないとわかりづらい。
花も葉も雌しべなども葉が進化したもの。
縫合線は心皮の合わせ目だ。
帰ってからウメと同じ単心皮のサヤエンドウの縫合線を見てみた。
鞘の豆の付いている太い筋が縫合線のようだ。
もう一方の曲がっている筋は外縫線というそうだ。
ハナイカダ 葉の上に果実が付いているように見えるがなぜかな?
葉序 対生 互生 フィボナッチ数列の話
手づくりの「葉序の模型」すごくわかりやすい。
対生の葉が、光を得るために捻じれて平面的に見えることがある。
単葉と複葉 見分け方。
葉の畳み方 外巻き・内巻き・片巻き・二つ折り・扇だたみ。
仮軸分枝 ミズキやリョウブなど木ではわかりやすいが、ドクダミやヤブガラシの仮軸分枝はわかりにくい。
アカメガシワ・イタドリなどの蜜腺
クリ 果実3つの果実に9個ずつぐらいの花柱があるらしい。
コウヤマキとイヌマキの葉
アヤメ科の葉の裏表?
イチョウ 小さいギンナンがたくさん落ちていた。
葉脈の出方・長枝と短枝・受精の仕方
シナサワグルミ 果実
トクサ
メタセコイア 発見のいきさつ。
その他いろいろ・・
講師先生は時間いっぱいいっぱい熱心に話をしてくださった。
帰ってから整理をしてみたら、50種ぐらいの植物の説明をされた。
途中で(何の葉だったか?)ジクホコリ(変形菌)の子実体が付いた葉があった。
ちょうど子実体の時期で、キノコ状。
変形菌というが、動物でも植物でも菌類でもないという。
不思議な生き物。
ジクホコリのアメーバ状の変形体を見てみたいなあ。
前に名前はわからないが、変形菌の変形体を見せてもらったことがある。
餌のオートミールを離れた所に置いて、時間が経つと、餌に寄って来ていた。
今日の講座の内容はすぐに身にはつかないが、普段の観察の時にちょっとよく見てみようと思う。
じっと見る。わかる。うれしい の体験がたくさんできたらいいなあ。
それと、植物は生きてきた跡を残しながら成長している。とも言われた。