カラマツのついでに? 都祁周辺を歩く。
三陵墓古墳公園に駐車 西古墳でお弁当を食べて出発。
途中に「右 ぜんだう大師」の道標があった。
「善導大師 来迎寺」又「多田来迎寺」ともいう。
地元の人は親しみを込めて「ぜんださん」というそうだ。
寺伝では行基菩薩の開基と伝わる。
鎌倉時代、地元の豪族多田氏が本堂を建立したとも。
来迎寺 参道 苔むした石仏が並ぶ
本堂(江戸時代の再建)(重要文化財)本尊は阿弥陀如来坐像 善導大師坐像も納められている。
境内の階段を登ったあたりに無数の五輪塔群。約100基ほどもあるらしい。
鎌倉時代~平安時代の興福寺の僧侶や、地元豪族多田氏の墓碑だという。
大きいものは高さ2.4mのものも。 右)鎌倉時代後期建造の宝塔(国の重文)
来迎寺から切通道を下り、車道に出る。
並松池(なんまついけ)
江戸時代に造られた溜池で、築造350年記念に建てられた、祖先の偉業を顕彰する碑が建っていた。
都祁水分神社(つげみくまりじんじゃ)
大和の国の水分4社(都祁。宇陀。吉野・葛城)の内の1つ。
水をつかさどる神を祀る。都祁には大和川と木津川の分水嶺がある。
鳥居のある入口あたりはクレーンやトラックが入って整備工事中。右)拝殿 手前には能舞台があった。
本殿は室町時代中期の造営で檜皮葺、総丹塗り(中世の社伝として国の重文)
境内に「神社創建以来、20年に1度行われてきた、式年御造営奉祝行事が2020年に行われる・・」の看板があった。
40年ぶりの瓦の葺き替えや、境内の整備もされるらしく、参道の砂入れ?もそれに関連したものだろう。
右)建築中の建物の横を抜けて森に入る。ご造営に際して檜皮を採取されたのか、赤い内皮の痛々しそうなヒノキがたくさんあった。鎮守の森から檜皮を調達されているようだ。
神社入口に「山邉の御井」の案内があったが、どこだろうと言っていたら、うちの案内人が「井戸ではないけど小さい池のようなものを前に見たことがある」というので森に入ってきたのだが・・
あった!小さい泉。「山邉の御井」の表示もあった。
万葉集にうたわれる「山邉の御井」の伝承地はいくつかあるらしいが、ここもその一つだという。
水が湧いているようにも見えないが、少しずつ水路から流れ出ているのを見ると、少量沸き出ているらしい。
右)「御井」のそばにショウジョウバカマがたくさん花をつけていた。
白石 国津神社(しらいし くにつじんじゃ)
白石 国津神社 きれいに整備されている。 杉の大木 2本 社殿の奥にも見える。
境内で、近くの女性が「休んば」のことや「雄神神社」のことな教えてくださった。
国津神社からそう遠くない山手の雄神神社への途中、道の北側に3つ、南側に1つ、田んぼの中に合計4つの木立(叢林)がある。これが「休んば(やすんば)」初めて聞いた。
今から行く雄神神社(おがじんじゃ)の神様が、国津神社に来られる時に休まれる神聖なところなのだそうだ。
田んぼの縁をきっちり欠いて区切られている。 そばの田んぼではトラクターで作業中。
南側の「休んば」向こうに2つ目と3つめの「休んば」の小さい木立が見えている。
先の女性によると、昔は休場は7つあったのだとか。「え~っ。この距離で7回も休まれたの?」
神様の休憩所の話は初めてきいて面白かった。
雄神神社(おがじんじゃ)
山すそにある。国津神社に入るところに、国津神社ではなくて、雄神神社への矢印があった。
なんでやろねと言っていたが、雄神神社の方が古いのですよと女性が教えてくださった。
お話を聞いていなかったら、ここへは来ていなかったかもしれない。
雄神神社 入口あたり。 拝殿
拝殿 前に丸い鏡が置いてある。「金銀銅鐡」の扁額はどういう意味?
右)拝殿の後ろに本殿はなく後ろは山。 右)拝殿の後ろに鳥居と石があった。
ご神体は後ろの山(雄雅山と雌雅山の双耳峰からなる野々上岳)という、大神神社と同様の原始的な信仰形態。
「みわさんの奥之院」と言われる。
駐車場所まで戻り道。
ツクシがいやというほど群生していた。
これほどあると気持ちが悪い。除草剤の影響かな?なんて考えてしまう。
都祁のあたりは木津川と大和側の分水嶺にあたるという。
水の分かれ目というと興味が沸く。
見たいところだが、その場所は、田んぼの水路?のようなところで、わかりにくいらしい。
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