正月も近い。
山へ花活けの材料のマツを採りに行った。
山裾で小枝を2本切った。 花瓶が小さいので小枝で十分なのだ。
マツが入れば正月らしくなる。
ついでに、その辺にあったイヌツゲや地衣類の付いた枝も1本採った。
後、何か実ものがあれば事足りる。
「ついでに行きたいところがあったら行ったるで」とアッシー君がいうので・・
キジョランを見に行く。
左)高い所に果実があった。まだ弾けてない。
右)そして、見たかった「鬼女の髪振り乱してる(果実が弾けたところ)姿」が見れた。
毎年実は見るが、来る季節が違うのか、弾けた実を見るのは初めてだ。
手が届いたまだ綿毛(種髪)が開いてない果実を1つ持ち帰った。
果実の中に行儀よく、びっしりと並んだ種子が収まっている。
ついでにシンジュキノカワガの蛹を探した。
幹に2個ついている。
触ると少し柔らかかったが、音はしない。生死不明だ。
寒さで冬越しできないか? 運よく春まで生き残れるか?
「奈良県最古の道標見たことあるか?」「知らない」
ついでなので見に行くことになった。
そばにはしっかり看板が立っていた(大分古びているが)
風化して道標の文字は読めない。
説明板によると『S58年に発見された。拓本をとったので文字を読むことができた』『右 いせみち 寛文四年 奉供養巡礼同十二人 左やまみち 十月十五日』と読めるらしい。
ここは伊勢本街道だが『伊勢参りは巡礼とは言わないので、観音巡礼講の人たちが供養と旅人の便をはかって建てたものと考えられる』
『寛文4年(1664)といえば、徳川4代将軍家綱の頃で、現在のところ、県内はもちろん全国的にも最古の紀年道標ではないかといわれている』・・
『元は手前の分岐点にあったものを現在地に移して保存している』
初めて見た。
近くの深~い溝の中に、ナンテンの赤い実が見えた。実もたくさん付いている。
「ほしいけど無理やなあ」というと「どこかに下りれるところがあるはずや。採ってきたるわ」
「いやいや。危ないからいいわ」というが・・
ちょっと離れた所からどうにか入れたようで、ひっつき虫にひっつかれながら切ってくれた。
こんな深い溝です。水はなかったけど、イノコヅチや雑草が生えていた。
お陰で、お正月の花も何とか揃った。
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