みどりの野原

野原の便り

4月19日 能登半島②-1 間垣 寄揚の浜 塩田 白米千枚田 西岸駅

2015年04月19日 | Weblog
今日もお天気。
昨日会話した同宿の男性が「朝日見ましたか?」「あ。忘れてた」という失敗はあったが・・予定通り出発。

道沿いに間垣をめぐらせた集落があった。
「間垣」は日本海から吹き付ける冬の風から家屋を守るために生まれた生活の知恵。日本海に面した冬の風 想像できないけれど。



いろいろな作り方の間垣 畑を守る間垣もある。少し離れた所にも間垣のある集落があった。自然素材の間垣のある景色はいい風情を醸し出している。

絶景が続く。
 
木之浦展望台 どこも海がきれいだ。      白い花はシャク?

 
椿展望台 1本の大きいツバキの木 もう花は終わり。
           右)あたりは菜の花が咲き乱れていた。遠慮がちな看板


斜面は一面フキ 能登はどこもフキだらけ。こんなフキの多いところは知らない。

寄揚の浜
『加賀3代藩主 前田利常公が貧民救済の一助として製塩業を奨励。この西海地区にあった揚げ浜式塩田は昭和34年に姿を消した』

江戸時代以来、今も製塩に必要な粒子の細かい砂がこの寄せ揚げの浜から各地に運ばれ塩づくりをされているらしい。浜に下りてみたが、どこに砂が??もっと沖の方かな?

 
寄せ揚げの浜に「ゴジラ岩」?ああ遠くのあれかぁ。遠いので迫力に欠ける。 
    右)私が勝手に名付けた「ライオン岩」ケニアの岩の上の雄ライオンの姿。

通りかかった塩田に立ち寄る。揚げ浜式塩田はぜひ見たいところだった。
おじさんがおられた。「塩づくりは20日ごろからです」 
塩田は砂がきれいに整えられて準備万端のよう。
昔は海から桶で海水を運んでいたが、今はポンプでくみ上げるとのこと。
お天気を見ての塩づくり、実際には天気を読んで、水分の蒸発具合を予想し、砂の厚さも調整するらしく。想像するよりはもっともっと大変なのだろう。

 
土の上に敷き均された砂。ここに海水を撒き太陽で水分を蒸発させ。塩の付いた砂を集めて海水で濾過して濃い塩水を作り、それを釜で煮詰めて塩を作る。
       右)昔使われていた、たらいと海水を撒く桶「今は撮影用です」
朝どら「まれ」ではこの伝統的な海水を撒く場面が見られる。

 
  塩を炊く釜 塩がこびりついていた。    塩づくりの道具いろいろ 

 
            砂を均したりする道具


塩をお買い上げ。「おいしいおにぎりを食べたいから塩を作ってます」

しばらく行くと、道の駅「すず塩田村」があった。
中に、塩の資料館があって100円払って入場。すごく充実していて勉強になった。
塩づくりの歴史 塩の用途では薬用・食品はもちろん、窯業・セメント・ゴム・ガラス・染料など工業用・・思いもしないところにも塩が使われている事を知る。
砂糖を作るのにも塩が必要らしい。
藻塩焼き(縄文~奈良時代)・入浜式・流下式・イオン交換膜法など塩づくりの方法。
また、ドイツやアメリカなどの岩塩の大きい塊も展示。
目で見えない海水の塩を集める国、岩のような岩塩を掘りだす国 いろいろだなあ。
そばには塩田があり、見学用のイスが並んでいた。

売店でウド1束100円と 神馬藻(じんばそう ホンダワラのこと)を買った。
夕べの海藻鍋で出てきたもので、ホンダワラが食べられるとは知らなかったのだ。                            長くなるので、次につづく。
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