ならコープの講演会に参加
初めて行くならコープ本部。地図を見ながらわかりやすそうな川沿いの道で。
佐保川沿い。春ならばお花見しながら行けそうな桜並木。
川の斜面にはスイセンが見頃だった。
何度か道行く人に確認しながら・・
ならコープ 本部に到着。思ったより時間がかかった。
挨拶が始まっていて、講演にはぎりぎりセーフというところ。
「海の中から地球を考える」
プロダイバーで環境活動家の講師中本匡弘氏。
普段、自然に関するテレビ。きれいな海や珊瑚の放送も見るのは大好き。
一方、地球温暖化で海面上昇して島国がなくなりそうとか、ホッキョクグマの悲劇を見ることもある。・・が・・
「海の話でいい話はありません」の言葉にギョッとする。
笑いも織り交ぜながらも、笑ってる場合じゃありません。と。
ダイバー歴47年という経歴の中で「現地に行って撮った写真」と「目撃者としてのお話」は分かりやすく、インパクトがあった。
講師がダイビングを始めた頃の各地の海底の様子→現在の写真。
壊滅的なサンゴの写真。海を漂い、海の底に沈んだマイクロプラスチック。
想像以上に環境汚染が進んでいるのにびっくりした。
「環境正義」という言葉も初めて知った。
化石燃料を大量に消費している先進国。その陰で、化石燃料をあまり使ってこなかった途上国が被害を被っている。その不公平を正していこうという考え方。
気候変動・海水温上昇・地球温暖化・海洋プラスチック・生物多様性・ジェンダーの問題・・それらは同じ問題だという。 聞いて納得。
素晴らしいのは、海の危機を目の当たりにして、プラスチックフリーのエコストア(量り売り・ラップを使わないカバーやプラスチックでないスポンジなど)を開いたり、マイクロプラスチックの調査や子供たちへの啓蒙活動など、実践しておられること。
その中で、子供たちが自分の学校で使うプラストローの数を調べ・・プラストロー全廃に繋がったという話は感動した。
子供たちはスーパーにもプラストローを使わないようにお願いに行ったとか。未来につながるお話だった。
自分の生活の中で何ができるか。
国や自治体が指針を示してくれるとやりやすいが・・
声をあげていくことが大事といわれた。
出来ることを考えて行こうと思った。
話は変わるが・・
今日、思いがけない出逢いがあった。
会場手前で一緒になった方。
受付で記名された名前を見て・・!!
講演が終わって帰り道、また一緒になったので、思い切って尋ねてみた「ひょっとして、以前「あおがき」の編集に関わっておられましたか?」 「はい」・・・やっぱりそうだった。
それは生協発足して間もなく「機関誌の名前募集」に応募したら「あおがき」が採用されたのだ。
そしてその後、家へ取材に来られたのが今日の方。
50年前の事だ。
お会いしたのはその時1回だけ。お名前もお顔もどんな方だったのかも特に印象になかったのに・・・
今日、名前を見た途端、ハッと記憶がよみがえったのだ。
名前や顔を覚えるのは超苦手。忘れん坊ナンバーワンの私。
記憶ってどうなってるの? 不思議なことがあるものだ。
お話しながら駅までご一緒したのだった。
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