橿原市博物館で開催中の「百人一首絵馬」展 前期
最終日の今日行って来た。
この絵馬は、牟佐坐神社(見瀬町)に奉納された江戸時代の絵馬。
牟佐坐神社には何回か行ったことがあるが絵馬は気づかなかった。
2005年に橿原市に寄贈され、橿原市博物館で保存しておられるとのことなので行った時には神社になかったのかも。
今は牟佐坐神社には代わりに写真パネルがあるらしい。
百人一首絵馬で、すべての歌人が揃っているものは全国でもここを含め2例のみだとか。(もう1か所は兵庫県 御形神社だそう)
そういえば「三十六歌仙」というのは時々見る。
百首を奉納するには費用もかかるので、100人揃った絵馬は大変貴重なものだとか。
絵馬保存用の箱 桐製で、湿気を一定に保つ特徴がある。
いつも見る1面の絵馬と違い、大勢の歌人と歌を1枚に描いてある。
前期は半分の50人分 全部で14面 1面に8人・7人・4人の絵馬もある。
大きいものでは横幅182㎝ 小さいもので幅94㎝
第1面(上)と第2面(下)
歌人の下に書いてあるコメントが面白い。
「私です。中大兄皇子です」天智天皇
「女帝中の女帝よ」持統天皇
「帰りたいのに帰れない。日本LOVEです」阿倍仲麻呂
「坊主めくりおれ最強」蝉丸
「康秀さん 三河旅行いいね」これはわからなかった。小野小町
・・といった具合。
3面は4人分の小さい絵馬。
「平安一の色男」在原業平
他の面にも、
「女性のふりして土佐日記かきました」紀貫之
「私の順番間違っているんです」というのも。時代順に並んでいるらしい。
他にもいろいろ。
絵馬の下の部分に奉納者 泉屋平助 他 の墨書きの名前が見えた。
歌人の上部には歌が書いてあるが、字は消えかけていて見えない。
歌人の顔がなぜか消されたようになっているのはなぜかな?
押しの1首にシールを貼ろう。一番人気は「春過ぎて・・」持統天皇
会場入り口にあったチョークアートはここの職員さんが書かれたとか👏
後期は2月18日から3月2日まで、来れるかな?来たいなあ。
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