みどりの野原

野原の便り

10月8日 岡崎神社 金戒光明寺 真如堂 京大理学研究科付属植物園 シマモクセイ シナボダイジュ モクゲンジ ハナノキ アオギリ セッケンノキ ハクショウ イチョウすす斑病

2022年10月08日 | Weblog

久しぶりの京都
日頃は田舎でのんびり暮らしている私。
京都は人も多く、バスも町もややこしい。
迷うのを見越して、集合場所の岡崎神社に早めに到着。

京都の神社やお寺の規模も大きく、境内は広い。
境内なのか境内を出たのか・・わからない・・

*岡崎神社 はじめて来たところ

岡崎神社 主祭神は素戔嗚尊 
平安京遷都の際に、王城守護のために平安京の四方に建立された社の1つ。
都の東方に鎮座することから「東天王」と称し、方除け・厄除けの神。

神の使いの「うさぎ」がそこここに。

 
狛うさぎ         縁結び 招きうさぎ
 
提灯に          おみくじに
他にもうさぎがいっぱい。
そういえば、来年は兎年。賑わうのでしょうね。

オガタマノキ 大きいシャシャンボがあった。

*金戒光明寺(くろ谷さんと呼ばれている) ここも初めて。
法然上人が比叡山を降りて草庵を結ばれたのが始まり。
浄土宗の大本山


区民誇りの木 シマモクセイ ナタオレノキともいうそうだ。
初めて見た。鉈も折れるほどの硬い材だとか。


花が散ったばかりらしく、散った花が葉の上に乗っていた。
花は白く、ギンモクセイのようだとか。
葉はモクセイに似てるような似てないような・・
初めて見た木。花が見たかった。


刈りこまれた内部を覗いてみた。すごい枝分かれ。


垣根にオオイタビ 果嚢がたくさん付いていた。雄と思う。
台湾のカンテンイタビの話をされた。中身を水で揉むと寒天のように固まる。
愛玉子という冷菓になる。
娘に買ってきてもらったカンテンイタビの果嚢を裏返して乾燥したものを持っている。
オオイタビの雌の果嚢があれば、同じようになるか試してみたいものだ。


熊谷直実の「鎧掛けの松」や、区民誇りの木「シナボダイジュ」(上の写真)もあった。
仏教聖木のインドボダイジュに変わって、日本のお寺に植えられるシナボダイジュ。
固い種子は数珠にもされる。
インドボダイジュはクワノキ科で数珠にするような実はできない。
たくさん実がついているのに、下には実生はない。


参加者が気付いた、葉が斑になったイチョウ。きれいだが・・
帰って調べたら「すす斑病」という菌が原因のものらしい。
園芸種では縦に斑入りのイチョウもあるとか。
すす斑病で木が弱らずに斑が固定すれば、変わった斑入りで人気が出るかもしれないが、病気なので、先が心配だ。

*真如堂(真正極楽寺)天台宗の寺院


真如堂 本堂


*咤枳尼天(法伝寺)真如堂の塔頭
お寺なのに鳥居がある。そして、ここは日本最初の稲荷大明神だとか。

神社・寺院・お稲荷さん・・
神仏習合で尚ややこしくなっている。

お稲荷さんにも、神道系と仏教系があるとのお話があった。

*吉祥院 ここも塔頭


モクゲンジ 


袋状の果実が落ちていた。中は3室に分かれている。

オオモクゲンジもあった。
果実はモクゲンジより大型。花期が遅いとか。
以前に朽木村の朝日の森へ連れて行ってもらった時に拾った果実を、ついこの間まで置いてあった。


オオモクゲンジの実生苗が生えていた。
成木の葉は全縁だが、実生苗には鋸歯がある。

ここにもシナボダイジュやシャラノキ(夏椿)ハナノキが植えられていた。
釈迦が木の下で入寂したのはシャラノキ(夏椿)ではなく、フタバガキ科の木だ。

*宗忠神社 初めて来た。

階段を登って宗忠神社へ。黒住教教祖 黒住宗忠を祀る。

 
ここの狛犬は珍しい備前焼
オガタマノキに果実がついていた。
招魂とされ、サカキと共に神事に用いられるとか。
巫女が持つ鈴の原型と言われるそうだ。

*吉田山へ。


山頂広場から大文字がよく見える。
特等席だが、満員になるのだろうな。

山から下って、京大農学部の構内へ。

農学部の正門は登録有形文化財。


アオギリの実がたくさんついている。高い所。

お昼は京大学食で食べた。

午後は理学研究科付属植物園へ。
 
何度か来たことがある。
チャンチンモドキ(前に来た時は雄花が落ちていたなあ)
ポポー(花が咲いていたなあ)など、ところどころ覚えているものもあった。


マルバチシャノキ
他、カゴノキ・ムクロジ・・・ 


名前を聞くのも初めての「セッケンノキ」(マメ科)奥の木
ムクロジじゃなくて? サイカチじゃなくて? そんな木があったのか。

マメ科に詳しい方が、草むらに入って実が落ちていないか探してくださったが、なかった。
落ちているのはサイカチの古い果実ばかり。
ああ、花が見たい。果実も見たい。

植物園を出て・・
 
旧演習林本部事務所(登録有形文化財) の建物のあたりで・・


ウツクシマツ


ハクショウ マツとは思えない斑の木肌 中国から来た3葉の松

キャラボクやイチイ・センペルセコイアなどの植栽を見る。

戦前には、カラフトや朝鮮・台湾など、海外にも演習林があったというお話も聞いた。

ここで解散となる。百万遍バス停から京都駅へ。

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