みどりの野原

野原の便り

12月17日 春日若宮 おん祭

2009年12月17日 | Weblog
一度行きたかったおん祭り、やっと今年は来れた。
夜中から始まっている祭りの、午後から始まる「お渡り式」の「時代行列
」を見に来た。

県庁前の公園で、様々な衣装の人達が少しずつ集まってくる。
ここが行列の出発点だ。

写真を撮っていると、いきなり「○○新聞社ですが・・」とインタビュー。
まだ始まりかけたところなのでたいしたことは言ってない。
最後にフルネームと生年月日まで聞かれ・・・
帰ったら「夕刊に載ってるよ」と新聞のコピーのメールが届いた。
言ったか言ってないかわからないようなありきたりなせりふが載っていた。
しかも年齢付きで! もお~。他に載せる人おらんかったんかいな。

さて、かぶり物や衣装も豪華な顔ぶれが集まってきた。
どんな役目なのか子供も行列に参加している。
学校は休みらしい。ウン十年前、私も奈良支社に勤めていた時は会社も
休みだったが来たことがなかった。

行列の人や子供には、親兄弟や親戚や会社関係の人から声がかかり、
馬上からも手を振ったりして答え、和やかな行列風景だ。
 
 

馬も出てきた。人を乗せて見物客の前へ出てからも落ち着かない様子で
ぐるぐる回っているのもいた。大勢の前へ引き出され興奮するのも当然だ。
でも大人も子供も怖がる様子もない。

 
いきなり目の前にお尻を向けて尻尾を上げ・・・ウンコ 
横の人は逃げたが、私はカメラを向けた。悪趣味~。 
            行列の後ろにはちゃんとウンコをとる人もいる
祭りには表に立つ人から裏方まで、大勢の人が関わっているのだ。

出発を見届けた後は、僧兵のいる場所へ先回り。

 
猿沢池近くの高いところにはすでに興福寺の僧兵が5人並んでいる。
行列をあらためるそうだ。もうここも人がいっぱい。

僧兵は白い着物から足がむき出しで・・寒そう~。  
右)時々巻紙の奏上文を読み上げて、ここを通るお許しを得ているらしい。 

 
足元はワラジ 替えのわらじをぶら下げている人もいた。
                     右)御姫様も通った。

次は春日大社近くへ行き行列を待つ。
1の鳥居からの参道には竹の柵が張られ、参道には砂が敷いてあった。
ここで競馬や稚児流鏑馬が行われるらしいが、どうやら競馬は済んで
しまったよう。

 
掛け声とともに毛やりの受け渡しは行列の一番の見どころだ。

 
稚児流鏑馬 馬に乗った子供が、1の鳥居から3か所の的に次々と矢を射
て、拍手が沸き起こっていた。
人垣でなかなか見えづらかったが、カメラを上げてかろうじて撮れた。

御旅所では舞楽や舞などをやるらしい。近くへ行くが、全く見えない。

あきらめて人の少ない方に行ってみた。
  
一休みの行列の、箱の中身は?  茶道具といわれた。
開けて見せてくださった。湯沸かし道具?

 
 役目を終えた馬、ごくろうさん たくさんの馬はあちこちから集める
そうだ。           右)前に馬と書いたコンテナ車があった。
これに乗せられどこまで帰るんだろう。


御旅所の中の生の杉で作られているという社がやっと見えた。 
春日の神が休憩しておられるのだろうか。

お渡り式だけでも1回ですべて見るのは無理だった。
この冬1番の寒さ。じっと行列を待っていると深々と冷えが回って来た。
帰りに熱い「稲荷うどん」を食べてようやく体が溶けた。
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