みどりの野原

野原の便り

12月13日 橿原神宮周辺 冬越しの昆虫 カブトムシ幼虫 タマムシ幼虫 マイマイカブリ オサムシ

2021年12月13日 | Weblog

腐葉土の中、朽木の中・・冬越しする虫を探す。
今日は近場での観察でラッキー。


最初に見つかったのはオサムシの1種 後ろ翅は退化してなく、飛べないそうだ。

コクワガタ 雄 成虫で越冬するものもいるそうだ。


マイマイカブリも見つかった。
昔はよく見かけたように思うが、少なくなっているらしく、昆虫好きのメンバーは「見るのは2年ぶり」という。
これも、左右の前翅は融合してしまい開くことができない。
さらに後翅も糸状に退化しているため飛ぶことができない。
地べたを這いまわって生活する。


マイマイカブリ 胸から頭部が細く、カタツムリを食べるのに適した形。


オオゴキブリ これは幼虫 成虫もいた。
すぐ腐葉土にもぐりこんでしまうので撮りにくい。


アカシマサシガメ 
写真ではよく見えないが、前胸背に縦と横に溝が刻まれている。


トゲナナフシも木のすき間で寒さをしのいでいた。


アオモンツノカメムシ (メモ帳の罫線は7ミリ)
小さくて肉眼では模様は見にくいが、よく見るととってもきれい。
成虫で越冬するらしい。


キノコムシの仲間 これも肉眼では黒い点にしか見えない小さい虫。
キノコを食べる甲虫。


ナガニジゴミムシダマシ 名のように光が当たると虹色に光る。


ツツジグンバイ 薄いレース模様の翅を持つ。 軍配の形


コメツキムシの幼虫らしい・・


カブトムシ!と叫び声 その後同じ場所で3匹も見つかった。

カブトムシの幼虫が見つかった同じような条件の、立ち木が腐って皮がぼこぼこに剥がれ、株元も腐葉土になっているようなところを探していると・・いた!
自分でも大きいカブトムシの幼虫を見つけることができた。
幼虫の周りには糞がたくさんあった。
観察した跡、そっと土や木の皮をかぶせておく。


これは何の幼虫? たくさん見つかる。


この頭でっかちの幼虫は?・・・タマムシの幼虫だ。
これがあのきれいなタマムシになるとは想像できないが。


朽木や腐葉土の中にはこんなキセルガイのような陸生貝やカタツムリもいた。
クモも脚を縮めて動かず。ミミズやヤスデもたくさんいた。
他にもたくさんの昆虫が見つかった。報告書が楽しみだ。


キノコの下にひろがる菌糸 枯れた木が徐々に分解されて土に戻る。


フユイチゴ プチプチとするが甘酸っぱい。


深田池 ほとんどヒドリガモ それにオオバン 他の水鳥は見なかった。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 12月12日② うちの庭 紅葉 ... | トップ | 12月14日 耳成駅~香久山周... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事