みどりの野原

野原の便り

3月19日 奥の谷 モニ1000調査 

2010年03月19日 | Weblog
奥の谷 モニ1000調査 

全国1000か所で継続的に行われている調査で、奥の谷も調査地の
1つ。他にチョウや鳥の調査もある。

範囲を決めて花や蕾や実のある草本を片っぱしから記録していくと
いう細かい作業を毎月やっておられる。

奥の谷は「動植物等を持ち出さず・持ち込まず」という考えで、保
全作業をされ、自然環境市民大学や大学生等の訓練の場も提供して
くださっている。

午前中は2班に分かれて、午後は合同で山を廻って草本の調査を
した。

 
       シハイスミレ        ニオイタチツボスミレ

 
         タチツボスミレ          コスミレ?

春はスミレが似合う。でも名前を同定するのはむつかしい。


ここには、最近あまり見られなくなったものも残っており、大切に
されている。

久しぶりに見た花もあった。
そういえば前には普通にあったその花はどこへ消えたのだろう。

間伐で日当たりのよくなりすぎたところでは前に見られたものが姿
を見なくなったものもあるそうだ。間伐の程度はむつかしい。

久しぶりの奥の谷 気持ちがよかった。
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3月18日 奥飛鳥

2010年03月18日 | Weblog
上~尾曽~竜在峠~栢森へ 山もだいぶ春めいてきた。

 
ショウジョウバカマ(白)や トウゴクサバノオ ネコノメソウの
仲間など小さい草花も咲きだした。木も芽吹き、春を実感。


尾曽の古道で小型のショベルカーが山道を塞いでいた。
片方のキャタピラが谷の方に食い込んでいる。
まあこんな危なっかしいところで作業? と思ったら、そうではな
くて、細い山道に滑り落ちそうになっているのだった。
今から引き上げる、とのことでワイヤーなどを準備しているところ
だった。ここを通るにはちょっと無理があるわ。

手伝うこともできず、気をつけてと通り過ぎたがうまく脱出できた
かな? 尾曽からこの細い山道を下ってきたらしい。


尾曽から冬野へ。そして本居宣長も通ったという竜在峠を通り栢森
へ下りた。
途中の休憩所には菅笠日記の一文が掲げてある。
ここは昔の茶屋の跡らしい。「山道を登って着いた茶屋の辺りから
は国中が見渡せた・・」という意味の文が書かれていたが、
今は四方全く見晴らしはきかない。

前は途中で見晴らしのいいところもあったが、植えた木が大きくな
ってほとんど見晴らしのきくところはない。

昔と今とではずいぶん山道の感じも違っていたのだろうが、
高貴な方から庶民までどれだけの人がこの道を通ったことだろう。

今は人通りも絶えた山道だが、どなたがされているのか草刈りもさ
れ、さっきのショベルカーも道の補修に来られたようだし・・
ありがたいことだ。

 
オオチャルメルソウやアケビも咲きだした。

朝、栢森で山菜とりに来た2人の人を見た。
そして、地元の人が「かってにフキなどを採っていく」と嘆いて、
というより怒っておられた。「よその人はかないません」と・・
畑の方や柵を超えて入る人もいるらしい。
「入らないで」の看板も「効きません」と言われる。

確かに畑の斜面も畑の人のものだし、山もみんな持ち主がある。

「いいよ」という人もいるだろうけど、山菜を採るのを楽しみに
手入れをしているお家もある。

山菜採りは常識の範囲を超えないように気をつけよう。
山野草も家に持ち帰らず、山に来て楽しみましょう。
美しい山がいつまでも美しくあるために。
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3月17日 今日は海藻料理だ~

2010年03月17日 | Weblog
日曜日に加太の海で採ってきた海藻は夜遅くまでかかって洗って砂
を落とし、茹でて下ごしらえして冷凍しておいた。

ヒジキは圧力鍋のゆで加減が少し長すぎちょっとやわらかくなりす
ぎた。

半分はおじさんに聞いた炒って酢を使う方法で下ごしらえしたもの
の方が歯ごたえがよかった。

他のもさっと茹でて冷凍しておいたものを使った。

 
ヒジキご飯 ニンジン・油揚げ入り  
      右)茹で豚 ワカメと菊菜を添えてポンズでさっぱりと

 
ヒジキの煮ものニンジンと油揚げ入り
 右)味噌汁 やさい麩とヒトエグサと昨日室生で採ってきたキクラ
   ゲ入り ヒトエグサは緑鮮やか。春の色がお椀に拡がった。
   キクラゲも柔らかくておいしい。

自分で作って言うのもなんだけど、どれもおいしかった。

ムカデノリは今日は使わなかったが、サラダにいいと聞いているの
で、近いうちに使ってみよう。

しばらくは海藻を使った節約料理でお財布も体もよろこびそう。
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3月16日 室生ダム~竜鎮渓谷 谷川を・・渡ったけど・・

2010年03月16日 | Weblog
榛原から鳥見山を超えて12キロのハイキングのつもりが、電車の中
で「室生ダム」に計画変更。

怪しげな雲ゆき、風も強いけどお天気はだんだんよくなるはず。
大野寺の枝垂れ桜も蕾が赤らんできた。梅は満開だ。

 
放流中の室生ダム ど迫力  小屋の中をのぞいたら、水門に関係
するものか太いワイヤーなどが並んでいた。

赤い橋を超えたところからは竜鎮渓谷への矢印が。
こっちに行ってみよか。そうしよ。 
・・で「竜鎮渓谷」へ行くことになった。

山道は昨日の雨でぬかるんでいる。谷川の水もごうごうと流れ、十
分に山にしみ込んだ雨水は山肌から滝になって流れ落ちているとこ
ろも何か所もあった。夕べだいぶ降ったらしい。

 
キブシ・クロモジ・フサザクラなど早春の花が咲き始めた

「声が聞こえる」と言うので谷の向こうの木の根っこあたりの茂み
を見ていると・・「いた!」ミソサザイだ。
尾羽をぴんと立てたこげ茶色の鳥。今巣作り中なのかもしれない。

もう1度は飛んだところしか見れなかったが、今日のヒット。
空も晴れてきて気持ちよく歩いていたが・・


あら!行く手は谷川。
水嵩がましてコンクリートの上まで水がかぶって道をさえぎって
いる。
どうする? 引き返す?
くつを脱いだら渡れんことないよ。渡ろか。


チメたい(冷たい)・チメたい・・チメたい・・・

冷たかったけど後はポカポカ。気持ちいい。

そしてしばらく歩いていたが・・また川・・


渡れる? ここはちょっと無理。こっちは?う~ん途中までは行け
ても向こうが深そう。流れもきついし足を取られたら濡れネズミ。 
木の杖を支えにしても、膝より上の深さでは流されそう。
どこか渡れるところはないかとややこしい斜面を上流へ行ってみた
り、下流へ行ってみたり、石をほりこんでみたり・・
しばらく頑張ってみたが「これは引き返した方がいいで」
と言うことになり、勇気ある撤退を決めた。

このコースは何回か沢を渡るところがあったのも思い出した。
無理して渡ってもまた次・・ということもあり得るし。

・・ということで、元の道を引き返し、ダムから少し進んでみたが
今から榛原まで歩くのは無理なので結局元の室生口大野へ戻った。
4時過ぎ、結構いい時間になっていた。
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3月15日 フクジュソウ自生地

2010年03月15日 | Weblog
西吉野のフクジュソウ自生地へ行ってきた。

 
「フクジュソウはもう終わりや」地元の人が言われた。
なるほど今年は咲くのが早かったよう。
でもまだ咲いているのもあった。

 
花木の栽培が盛んなようで、ウメ・サクラ・サンシュユなどが満開
で思わぬ花見が出来た。
「おもいのまま」なんて名前のウメも教えてもらった。

 
果樹園の下にはバイモ・ニリンソウ・キバナノアマナなど春を告げ
るかわいい花が見られた。
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3月14日 加太 城ヶ崎海岸で海藻採り

2010年03月14日 | Weblog
和歌山市駅で加太線乗り換え・・いそのうら・にいがはま・・と
海に近づく名前の駅を通りすぎて加太駅。

早めに出て、早い電車に乗れて、すごく早く着きすぎた。眠~。
家を出てここまで3時間近くかかる。やっぱり遠いなあ。

加太駅からしばらく歩くと・・「海や~」
海のない奈良県人が必ず言うという言葉がやっぱり出てしまう。

 
海岸は緑色。何か採っている人がちらほら見える。

説明を聞いた後、いよいよ私たちも海藻採り。2年ぶり。

 
地層が傾き削られ洗濯板のようになった海岸。
足元に気をつけながら、先ずは岩一面に着いているヒトエグサ(左)。
フクロノリやヒジキ(右)も・・だんだん袋が重くなる。


ムカデノリは海藻サラダや刺身のツマによいとのこと。

子供達は海藻より生き物に夢中。いろんなものを捕まえている。

 
アカクラゲ 「それは触ったら刺されるで~」子供が教えてくれた。
  右)ムラサキウニ 帰りには海に帰してやろうと思ってたのに、
    海藻の袋の中へ紛れ込んで家へ連れて帰ったらしい。
後で見て、せっかくだから食べてみよう。

 
お昼にはスタッフの方が準備してくれた海藻入り味噌汁と海藻の
ポン酢かけ   おいし~。

海藻の処理方法も教えてもらった。

 
アメフラシは貝殻の退化した巻貝の仲間   
               右)これが背中に埋まっていた貝殻
弱っていたアメフラシを分解して見せてくださった。
口や胃の中の歯も見せてもらう。
胃の中には細かくなったヒトエグサが詰まっていた。 
ちょっとかわいそうだったが勉強になった。


岩の向こうにいたご夫婦は海藻を採りに時々来られてるという。
今日もご主人がウェットスーツを着て、向こうの岩まで行きその周
りでワカメを採って来られたそうで、私たちに一袋下さった。
3人で分けたが結構な量があった。
水の中まではよう行かないので、ワカメのプレゼントに大喜び。
焼き芋も頂きお腹いっぱい。
説明とは違うヒジキの下準備の方法も教えてもらった。
やってみよう。

 
         ツルナ            ハマダイコン


       キケマン

3時、重い袋を持って(友達が持ってくれた)加太駅へ。

さあ、今から仕訳と整理、洗い、茹でたり・・ひと仕事だ。
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3月13日 築山(つきやま)周辺

2010年03月13日 | Weblog
高田市の築山(つきやま)周辺

今日のコースは池や古墳や公園がいくつかあり緑の多いところだっ
た。初めて来た。
池が埋め立てられて住宅地になっていたり、前を知る人にとっては
ずいぶん変わったらしい。

ユキヤナギが満開 レンギョウも咲きかけ、ジンチョウゲ・モモ・
モクレン・シデコブシなど春の庭木も満開。
公園のサクラの蕾もまあるく膨らんでいた。

 
名前のない円墳・前方後円墳などが集まった上が公園になっていた。

 
周りにお濠を巡らせた陵墓参考地 そこでタヌキを見たという人が
いた。私は前を歩いていて見れなかったのが残念。
                       右)マガモの群れ

鳥はペアになっているものが多い。
30数種類見た鳥の中で、オカヨシガモのペアをはっきり見れたのが
今日の収穫だった。
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3月12日 紙の昆虫たち展・万葉植物園・入江泰吉 大和路巡礼「明日香の里」

2010年03月12日 | Weblog
久しぶりのTさんと奈良へ。
私が行きたかった「紙の昆虫たち展」も合わせて行くことにした。

「紙の昆虫たち展」(ならファミリー)
作家さんが片隅で緑色の紙を切り抜いておられた。

切りぬかれたのはカマキリらしい。
ピンセットのような道具を使って折ったり曲げたり・・
みるみる立体のカマキリになっていく。

フロアにはプラスチックのケースに入った擬人化された虫たちが
トンボ取りをしていたり、昼寝をしていたり、カウンターに座って
お酒を飲んでいたり・・かわいい~! 細か~!

テントウムシ・アリ・キリギリス・カブトムシ・クワガタムシから
カメムシなど・・リアルな造形に感心する。

 
                  紙の虫たち

買わずに見るだけだったが、楽しませてもらった。

お昼を食べて、券があるというので春日大社神苑(万葉植物園)へ。
花が咲き乱れる時期ではなかったが、ゆっくりと一回り。

 
         イヌガシ               シキミ  
 
       サクラの仲間            ツバキの仲間

次に奈良市写真美術館

入江泰吉 大和巡礼飛鳥の里

なつかし~!思わず叫んでしまった。
昭和30年台の風景は今では考えられない。
田んぼを牛が耕し、レンゲや菜の花の咲く田んぼ、田んぼの中の
亀石や石舞台。石室の石の上でスケッチをする小学生の写真は昭和
23年(私はこの子たちよりはもう少し後輩)
発掘風景には父や母が写ってないか?と探し、山田寺の跡はこんな
んだったのか~。この風景はまだ少し残ってるなあ。などと、
懐かしさを感じたり、今の風景を思い浮かべたりしながら観賞。

もうあの頃には戻れないけれど、思えば飛鳥もずいぶん変わった。
遺跡も公園のようにきれいになった。

でも、あまりきれいになりすぎて「飛鳥も町も同じ」ではつまらな
いなあ。なんて考えながらなつかしい風景写真を見て回った。
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3月11日 甘樫丘 春ですね

2010年03月11日 | Weblog
晴れたり曇ったり、今日も肌寒い1日だった。 

野道を歩いた後、甘樫丘へ。
 
    サンシュユが満開  群生のヒメオドリコソウにテントウムシ

 
           2種類のサクラが咲いていた

 
やさしい春らしい枝垂れ柳の黄緑    落ちていた枝・雄花


花畑に咲いていたフラサバソウ   オオイヌノフグリも満開だった
                        (画像なし)

 
犬飼孝氏の万葉歌碑 「采女の袖吹きかえす明日香風 都を遠み
いたづらに吹く」 なじみのある万葉歌だ。   畝火山展望

万葉植物を巡る園路を予定していたが、工事中通行止めの看板に
計画が狂い、担当の方が急きょ違うルートをとる。

ここで初めて見る花もあった。工事中に小さいものが削られてしま
わないかヒヤヒヤする。

他の公園でもこの辺では珍しいと思うカゴノキが跡型もなくなって
いてがっかり。こんなことが時々ある今日この頃・・

今日は今年度最後の会で2年間のお役目が実質的に終わった。

終了後、個人的に車で移動して・・・

よかった。 今年も無事咲いていたユキワリイチゲ
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3月9日 馬見丘陵公園

2010年03月09日 | Weblog
雨の予報90%で、遠出は中止。近場の馬見丘陵公園へ。

雨もほとんど傘の要らないぐらいで、ゆっくりと廻った。

ジョウビタキ♀♂・ルリビタキ♀・コゲラ・ヤマガラ・シメ他
水鳥と合わせて24~5種類見れた。 カワセミもよく見えた。
なかなか自分では見つけられない私だが、友達のお蔭でたくさん
見れてうれしい。

でも、笹藪や木がキレイに?切られていたり、花火?の音が響いた
り・・・
先日はこの公園でキツネを見かけたというが、そのあたりもキレイ
にされていて、キツネや鳥もねぐらの引っ越しを迫られたのではな
いかな。

まだここは藪や茂みが残っている方だとは思うが、鳥や獣の安住の
地も残しておいてほしい。

春の花も咲き始めてきた。

 
        アセビ               トサミズキ           
 
        ボケ                ユキヤナギ

 
      ヒサカキ               シモクレン

他にヒュウガミズキ・ヤブツバキ・マンサク・ヤマモモなど・・
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