みどりの野原

野原の便り

3月8日 三度目の正直? ヤマセミとニアミス3回

2010年03月08日 | Weblog
三たび室生へ。

雨続きの後やっと晴れ間の見えた今日だったが、風は冷たい。

前回・前々回と似たようなことであまり鳥の姿はなく、キセキレイ
やマガモ・トンビ・エナガの飛ぶ姿などを見たぐらいで、もうお昼
の時間になった。

川原で弁当を広げて食べていたが、2人が声を上げたので見ると
鳥が後ろから上流へ飛んで行くところだった。
声も聞こえたらしい。ヤマセミだ。

ちょうど「止まってもよさそうな所なのにね」と言ってたあたりに
下流から飛んできて、私たちの姿を見てUターンしたそうだ。
しかも2羽。

昼食が済んで、少しの期待を胸に上流へ向かった。

岩の所でカワガラスがいた。水にもぐったり岩に上がったり。
口に何かくわえている。と思ったら岩の穴の所へ。
あそこに巣を作っているのかな?
と思う間もなく真下へ飛び込み、離れた岩の上へでうろうろ・・

だいぶ離れているのに一向に巣に向かおうとしないのは、やはり
警戒しているに違いないと、そっと離れた。

そしてその次に上流から川の上をスウーっと鳥が飛んだ。
ヤマセミだった。
ここも2羽いたようだが、1羽は近くの木の中へ消えた。

ヤマセミとの出会いはそれだけだったが、「来て・戻ってまた下流
へ飛んで・・3回も見た」と大喜び。

私は来た時は気がつかなかったので「2回」だった。ほんとは
止まっている所を見たかった・・

帰りのバスを待っていたら上空に旋回する鳥が・・
ハイタカ とのこと。これも比較的ゆっくり見れた。

カワガラスも可愛かったし、ヤマセミは3回も見たし、ハイタカも
よく見れた。と喜んでくれるみんなを見て、案内役としては、まあ
よかったかなと思う。

川沿いも春が少しずつ進んでいた。新芽・花芽は可愛い。

 
      オオバヤシャブシ     カワスザンショウの若い木

 
  フサザクラが咲きかけ クスサンの繭(スカシダワラ)抜けた後
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3月7日 カンボジア アンコールワット旅行 やっと書き終えた

2010年03月07日 | Weblog
やっと全行程を書き終えました。

写真とメモを合わせながらの作業は大変だけど、これをやらないと
気が済まないのが性格で、この1週間天気が悪くて出られなかった
ので、整理が進みました。

聞きもらした所は現地でHちゃんと復習したり、自分の写真、Hちゃんの写真も合わせ見ながらの作業でした。
時にはネットで確認したりしてなんとか書き上げましたが、あやふやな部分や間違いもあるでしょう。そこは目をつむって・・

それにしてもアンコール遺跡の広大さには驚きました。
どこからどこまでがこの遺跡なのか、さっき入ったのはどこの門で
同じ所から出たのか違うところから出たのか。
遺跡の中にまた遺跡があったり・・??ばかり。

アンコール遺跡は四方に門があり、登り口も四方にあることが多い
のです。ほとんど下調べなしに行ったので余計でした。

それぞれ門から建物まで距離があり、寺院の上まで登るのは、階段
階段で、1段が高く踏み代が狭く手すりのないところがほとんどです。
余りに急な所には横にせまい木の階段をつけてくれてますが・・
でも降りるのはちょっと怖かったです。

食べ物は食べやすく、適量でした。

日本では観葉植物になっているガジュマルが遺跡を飲み込むほどに
なり、またあんな大きい遺跡群が森に埋もれて長い間みんなに知られ
なかったというのも驚き。 驚きの連続でした。
いつもとはちょっと違う旅でしたが、いい経験が出来ました。

記事は1か月後ぐらいには旅行の当日に戻します。
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1月31日 カンボジア 4日目⑤ 水上の村見学  帰路へ

2010年03月07日 | Weblog
いよいよ最終日の午後。最終の観光の「水上の村」へ

遺跡も堪能したので、ちょっと違うところもということで、私たち
の希望を聞いてくれてオプショナルツアーとなった。

お昼を食べて休憩の間もなくバスで出発。トンレサップ湖方面へ向か
う。町から未舗装の道へ。景色も今までとは一変。

 
道路の正面に山 初めて山を見た。クラオム山というらしい。
ネットによると、ポルポト政権終了後の1979年からベトナム軍の拠
点となっていたそうで「この山の麓はポト派に襲われる可能性が低
い」と漁師達はこの山の麓へ向かったという。
                右)水路?川?で魚とりをする人
 
       未舗装の道路の川べりには高床の家が並ぶ
雨季に水に浸からないギリギリの高さという。

船着き場に到着 
 
船着き場近く ハンモックですやすや眠る子供
                    右)船を岸から離し出発

水上生活の村 クルーズ
 
先ず目に付いた荒れた岸・泥色の水
    右)潮位に関係する標識か? 上向き矢印のと2種類あった。

 
                 漁の小舟

 
     物置?パラボラアンテナも    浮いた畑 水耕栽培?
テレビはバッテリーを使ってるとか。

 
        水上の家 ここにも畑がある。

頼りなげな家「雨季には家が沈まないの?」とガイドさんに尋ねる
と「浮いているから大丈夫」との答え。そうか・・
豊かそうには見えないけど、いろいろ工夫して案外快適なのかも・・

 
しっかりした作りの家。材木の横にはタイヤが何本もつながれていた。  
右)洗濯ものを干してあったり、鍋ややかんがぶら下げてあったり、
  この家にはアンテナらしいものがあった。
水上の村にはクメール人とチャム人・ベトナム人が混然と住んでい
るそうだ。
そして、学校や病院もあるらしい。そういえばカンボジア国旗を
掲げた家もあった。

 
中洲の雑木林から拾ってきたのか木切れや棒を積んだ舟、荷物を積
んだ舟 板をつなぎ合わせた粗末な小舟は沈みそう・・
水を掻きだしながら漕いでいる舟もあった。

舟の中に突然子供が現れた。「えっ!どこから現れたの?」
どうやらさっき見た高速ジェット船の子供が飛び移ってきたらしい。
また知らぬ間にいなくなった。


トンレサップ湖
『インドシナ半島最大の湖。面積は乾・雨期による変化が激しい。
最低水位時では3000平方キロメートルだが、雨期には1万平方キロメ
ートルとなる。水深は乾期の1メートル前後から雨期には最大14メー
トルに達する』(ちなみに琵琶湖は670平方キロメートル)

『漁業が盛んで、1平方キロメートル当りの漁獲量は世界一といわ
れる。600種以上の淡水魚が生息する』

・・と言うことは・・今はあまり水深は深くないのかな。
雨季には、さっきの荒れた岸などひとたまりもなく超えて、来る時
に見た湿原も湖になってしまうのかもしれない。雨季の様子も見て
みたいなあ。

 
途中で立ち寄った舟 土産物店・レストラン・売店などがある。
ワニの生簀もあった。
「トンレサップ湖にはワニも棲んでるの?」ガイドさんに聞いたら
「もう捕り尽くしていない」とのことだったが・・本当かな?
  右)この店の舟のそばで1人タライ舟に乗って遊んでいた子供
    首には大蛇が・・・ペットなのね・・


1時間余りで元の船着き場に到着 陸上と違って涼しかった。

 
帰り道 家に帰るのか荷台に大勢乗せたトラック
        右)見納めの夕日 ずっといい天気でよかったな。

最後の夕食のレストランへ
「お腹一杯やな~」
「すみません。ガイドさんと運転手さん替わりに食べてくれませ
ん?」私たちの申し出に苦笑するガイドさん。

 
ハイビスカスやデイゴなどの咲く近くの小さな公園で時間を過ごし、
ホテルへと向かった。そして荷物をまとめて出発。

 
     ベトナム航空機
シェムリアップ空港から、ベトナムのハノイ経由で今夜は機内泊。
明日早朝に関空に到着予定。
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1月31日 カンボジア 4日目④ タケウ・タプロム 

2010年03月06日 | Weblog
アンコールトムから車ではすぐのところにあるタケウ


建設途中に戦争が起こり、彫刻はされないままの寺院建築。
ガイドの話では中心塔はアンコールワットより高いそうだが、上部
は壊れてなくなっている。

 
ピラミッド型の寺院に登る。     さらに登って中心塔に登頂。
降りてる人の階段横の石につかまって怖々降りている様子わかるかな?

下から見るよりずっと高い。 頂上部には仏像が祀られていた。

階段の1段の高いこと、踏み代の狭いこと、急なこと、高いこと
高所恐怖症の人にはアンコールワット遺跡群は向かないな。

次も、車ですぐ。タプローム
ここもすごい。森と遺跡が合体してなんとも言い難い雰囲気だ。
今までで一番浸食が激しい。

 

 

 

修復も検討されているようだが、巨木が建築物を壊しているのか
支えているのか・・すべて取り除き石を積み直すのがいいのかどう
か・・というところらしい。

この樹木と寺院が混然一体となっている姿は見応えがある。

12:00東門から出て、車でレストランに向かう。

お昼はトンレサップレストランでバイキング

午後からは、特別に希望した水上生活を見に行くオプションツアー。
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1月31日 カンボジア 4日目③ アンコールトム-2(ゾウのテラス他) 

2010年03月05日 | Weblog
アンコールトムの城内の遺跡の続き
「ラプーン遺跡」・「王宮・ピミアナカス」・「ゾウのテラス」・
「スープラット」・「ライ王のテラス」

ラプーン遺跡

   修復中のラプーン遺跡 
アンコール遺跡の修復には日本も協力しているらしく、
「日本国政府アンコール遺跡救済チーム」の日本語の看板が出てい
た。   

 
    きれいな花が落ちていた    自転車で売っていた果物
黄花キョウチクトウも残花もあり。  パッションフルーツではない

王宮・ピミアナカス  
 
         ピミアナカス         木の階段を登る
ピミアナカスは「天上の宮殿」と言われるピラミッド型の寺院だ。
11世紀のヒンドゥー寺院。木の王宮は壊れてなくなったらしい。


上でお参りする人がいた     帰りの階段を降りる

ゾウのテラス
 
側面にはゾウがたくさん描かれている。
              右)ゾウのテラスからスープラットを見る
           スープラットは12の搭が建っているという。

ライ王のテラス

 
ライ王のテラス側面     テラスの上のライ王の座像はレプリカ
                      (本物は博物館に)

広いアンコールトムの中にはまだまだ見るところがありそうだが、
私たちは東門から出て、次の遺跡に向かう。
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1月31日 カンボジア 4日目② アンコールトム-1(南大門・バイヨン)

2010年03月04日 | Weblog
今日で4日目 アンコール遺跡の広大さには驚くばかり。

アンコールトム(大きい町・都市の意味)
8時40分ごろに到着(ここは朝の方が逆光にならなくていいそうだ)
         (アンコールワットは午後の方がいい)
2世紀後半に建設されたアンコールトムは、その名の通り1辺3キロ
四方の環濠と外壁に囲死者の門の5つの門がある。

城内にある中心寺院「バイヨン」・「ゾウのテラス」・「ライ王の
テラス」・「王宮・ピミアナカス」・「ラプーン遺跡」・「スープ
ラット」など廻ったり見たりした。 
他にも数々の遺跡があり、あまりに広すぎて、特に方向音痴の私は
どっち向いているのやらわからない・・・

南大門
 
南大門への参道の両側には阿修羅と仏像がナーガを引き合う「乳海
撹乱」のモチーフの欄干がある。
 右)南大門は高さ23mの塔になっていて、上には観世音菩薩の顔が
   彫られている。義徳を表しているとのこと。
   幅は4m像が通れる幅。自動車1台が通れる。

私たちは歩いて南大門を通り、車が先に南大門を入って待っていて
くれた。左右は森。サルの子供が出てきた。
南大門からバイヨンまでゾウに乗ることもできるそうだ。

バイヨン

バイヨンはアンコールトムの中心寺院 
ここはヒンドゥ神話「乳海撹乱」の中心となる曼荼羅山(須弥山・
メール山)に当たる。多数の搭とそこに彫られた四面仏がある。

第1回廊から第2回廊へそこから中央塔のある上部のテラスへと、
3階層になっているらしい。

回廊の壁の彫刻
チャンパ軍(ベトナム中部にあった国)との戦いや、暮らしの様子
などが彫られている。

               
チャンパ軍の兵士を槍で突き刺す
       右)船から落ちた兵士がワニに食べられているところ
   
食糧補給 こぶ牛が運んでいる
右)宿営地で食事の準備 よく見ると1人1人の作業の描写が細かい。

 
        お産の場面               闘鶏   ・・など・・
船の絵の下には魚や水の中の様子も彫られていて面白かった。  

後でネットで見たら壁画レリーフは上段が遠景・中段が中継・下段
が近景になっていたらしい。今度行った時はそのつもりで見よう。

  
急階段を登って 上部テラスへ。

目の前に大きい観世音菩薩が現れる。
これは塔の4面に彫られている(4面像)。それがいくつも連なり並
んでいる様は壮観だ。
チョットさんによると、バイヨンには塔が54あったという。
クメールは54県あったことによるとのことだ。

 
観音様のお顔は1つ1つ表情が違う。
 右)「クメールの微笑み」と言われる有名な観世音菩薩と少年僧
   この像の目は杏仁型で観音様の目ではないらしい。
   観音様にも複雑な過去がありそう・・(伏し目のものもある)

そしてアンコールトムは今も信仰の対象になっていて、大人のお坊
さんに混じって、まだ幼い少年僧もいた。衣は橙色

一緒に写真を撮るとガイドさんがいう。「お金がいるんじゃない
の?」と下衆なことを思ってしまった。
でもそうではなく気持ちよく写真におさまってくれた。
一緒に記念写真を撮った後で、チョットさんが「お坊さんの体に触
れてはいけない。修行が無駄になるから」と教えてくれた。

2日目の車の中でチョットさんにガイド歴を聞いた時「ガイド歴6年」
と言い、その前は8歳から29歳まで10年間お坊さんだったと言う。
「えぇ~っ!」二人はびっくり。
修行は厳しく、食事は朝と昼だけ。酒も結婚もダメ。毎日勉強の日々
だったとか。 
結婚は?「お坊さんをやめてからしました。1歳の女の子がいます」
奥さんは15歳も歳下だとか・・「へえぇぇ~」なんて。
その時に日本語も勉強したらしい。日本のお坊さんに習ったとか。

今前にいる少年僧を見て「チョットさんもこんなだったのね」
ガイドできるぐらいに日本語も身につけてえらいなあ。

「15分間自由に中心塔を見学してください」と言われ、中心塔に登
る。
その後、バイヨンを降り、アンコールトムの中のいくつかの遺跡を
見る。
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