昨日は雛祭りだった、私の家には内裏様とお雛様だけ有ったがあれはどうなったんだろう?
未だ小学校にも行っていない頃下の姉が「大家」に同級かすこし上の女の子が居て其処の雛祭りに呼ばれたことが有る、小さい自分も着いて行ったのだがその家の子は生れ付き全盲だった、他の子も含めて4~5人位集まって何かやっていた、
田舎の家は玄関を入ると土間がある、ここらでは此方を「庭」と言って外の庭を「おうど」と言っていたがこの土間に竃「ヘッツイ」が有って煮炊きはここでする、間取りは田の字になっていて入口を入って直ぐ左に上がると「座敷」と呼ばれる12畳位の畳敷きがあり、更に板戸を挟んで同じ位の和室が有る、此処には床の間と神棚が有って「奥の間」或いは単に「奥」と言う、
土間は右で部屋が左と言うのも共通である。田の字の奥は土間際が板敷きで此処に囲炉裏がある家もあるが此処は茶の間と言う
右側の竃で煮炊きをして此処に運んで食事をする、その為此処は一段低く縁が有った、食卓は個人別の箱膳である。この「茶の間」の奥、座敷の隣は「納戸」である、此処は大抵北と西の角で裏に山を背負っているので薄暗い、しかし子供の頃は妙に秘密めいてワクワクする遊び場だった、
その時は雛祭りなので「座敷」に本格的な雛壇が設えてあって其処に集っているのだが此処の主人公は全盲なので見えない筈だが其れが親心なのだろう、
「大家」と言う位だから結構な分限者でこの村ではかなり豪華な物だった、彼女は多分末っ子で長男は結婚していて未だはい始めたばかりの幼児が居る、親達は野良に出ていて全盲の彼女が世話をしていた、この時もこの幼児は周りを遊びまわっていた、
自分は土間で何かやっていたら突然その全盲の彼女が「危ない!落ちる」と叫んだ、びっくりして見るとその幼児が座敷の縁すれすれまではって来ていた、姉が大急ぎで抱き止めたのだがその後帰ってから「Kちゃんは凄い、眼が本当に見えないんだろうか」と言う話しで暫く盛り上がった事を思い出す。
「吊るし雛」と言う風習が伊豆に有って、よく行く旅館で始めてみた、此れは其処の仲居さんの手作りだったが道の駅で天智をしていた野を見て来た、最近は放送であちこちの吊るし雛の画像が流れているが伊豆だけでは無い様だ。
未だ小学校にも行っていない頃下の姉が「大家」に同級かすこし上の女の子が居て其処の雛祭りに呼ばれたことが有る、小さい自分も着いて行ったのだがその家の子は生れ付き全盲だった、他の子も含めて4~5人位集まって何かやっていた、
田舎の家は玄関を入ると土間がある、ここらでは此方を「庭」と言って外の庭を「おうど」と言っていたがこの土間に竃「ヘッツイ」が有って煮炊きはここでする、間取りは田の字になっていて入口を入って直ぐ左に上がると「座敷」と呼ばれる12畳位の畳敷きがあり、更に板戸を挟んで同じ位の和室が有る、此処には床の間と神棚が有って「奥の間」或いは単に「奥」と言う、
土間は右で部屋が左と言うのも共通である。田の字の奥は土間際が板敷きで此処に囲炉裏がある家もあるが此処は茶の間と言う
右側の竃で煮炊きをして此処に運んで食事をする、その為此処は一段低く縁が有った、食卓は個人別の箱膳である。この「茶の間」の奥、座敷の隣は「納戸」である、此処は大抵北と西の角で裏に山を背負っているので薄暗い、しかし子供の頃は妙に秘密めいてワクワクする遊び場だった、
その時は雛祭りなので「座敷」に本格的な雛壇が設えてあって其処に集っているのだが此処の主人公は全盲なので見えない筈だが其れが親心なのだろう、
「大家」と言う位だから結構な分限者でこの村ではかなり豪華な物だった、彼女は多分末っ子で長男は結婚していて未だはい始めたばかりの幼児が居る、親達は野良に出ていて全盲の彼女が世話をしていた、この時もこの幼児は周りを遊びまわっていた、
自分は土間で何かやっていたら突然その全盲の彼女が「危ない!落ちる」と叫んだ、びっくりして見るとその幼児が座敷の縁すれすれまではって来ていた、姉が大急ぎで抱き止めたのだがその後帰ってから「Kちゃんは凄い、眼が本当に見えないんだろうか」と言う話しで暫く盛り上がった事を思い出す。
「吊るし雛」と言う風習が伊豆に有って、よく行く旅館で始めてみた、此れは其処の仲居さんの手作りだったが道の駅で天智をしていた野を見て来た、最近は放送であちこちの吊るし雛の画像が流れているが伊豆だけでは無い様だ。