情報の重要性

情報の開示に不満が多く寄せられている。注意しなければ情報の一部が一人歩きしてしまう。伝言ゲームの様に微妙に変化して民意をミスリードする、如何に迅速に正確な情報を開示して行くか難しい事は間違いない。しかしその恐れから一部の開示を抑えた結果で更に問題が大きくなった場合にはそ理由は正確に発表しなければ更に情報の信頼性が薄れその後の混乱を大きくする事になる。
「輪番停電」にも同じ様な不満が出て来ている、都内２３区の停電が格段に少ないと言う不満だ、
これは恐らくだが一つに重要な経済・政治中枢が集中していると言う事だろうと思う、しかしそれ以上に停電による交通の混乱が懸念される事も大きいのではないか、
今都内の信号が突然停止すると渋滞は兎も角事故が頻発しかねない、それに伴う緊急車両の運用、そして病院の電源不足、大きな病院は必ず自家発電装置があるがある程度の規模以下ではそれも無い病院が多い、
その状態では停電は極力避けないと影響が大きすぎるのだ、地域で分けているのに違いが有るのは配電のネットワークの関係だがそのエリアがカバーする人数を考えるとそうせざるを得ないのではないか、
無論これは私の想像だが都内の停電が少ないと言うのはそれなりに理由がある筈である、これを開示しないから不満だけが大きくなってくるのだ、昔のお上の発送で「民は従わすべし、知らしめすべからず」は通用しない、
原因は地震とはいえ東京新聞の記事によると設計した東芝プラントの設計者は「Ｍ ９には耐えられない」と言っていたのを握りつぶしたと言う電力と言ういわばお上の機関に多くの反省点があるのだから「この様な理由によりますのでご理解を」と言う謙虚な姿勢が重要だろう。
地域内で錯綜するネットワークで住所では正確に示せないと言うのなら東電の配電には全ての配電管理番号があるはずだから各個別にエリア分けした認識番号を配ってその番号で情報開示は出来るはずだ、人手が足らないと言うならそれこそボランティアを依頼する事も出来るだろう、停電がぎりぎりまで解らないと工場にもリスクが多くなる、病院はなおさらだ、更に問題はエレベーターだろう、停電のある程度前には使用禁止を出さないと閉じ込めが起きる、この辺も被災地域である事は違いないのだから
危機管理の意識があまりに乏しい、対症療法の時期はそろそろ過ぎる、根本治療を施さなければ成らないのは今の政府・官僚を含めた管理側の問題だろう