あまりに情けない

東京新聞に「買占めをする人」の写真が乗せられた、中学生位の女の子に前が見えないくらいのトイレットペーパーらしい物を持たせた女性の写真だ。根拠の無い買占めで品物が不足している、それ以前に今物資は被災地に廻すと言うのは当然で家もインフラも残っている人達は少しでも多くの物資を提供するのが当然だろう、そして親としての責任は子供にその事を伝えていかなければ成らない、この女性は子供の年齢から見て３０代を超えているだろう、こんな風に育ってしまったのは取り返しがつかない歳だが今育っている子供は此れからの日本を担ってゆかなければ成らない、経済も文化も爛熟した今それぞれの人間が如何に豊かな精神社会を築けるかはその教育、育児に掛かっている、子供を自転車に乗せて、或いは一緒に赤信号を無視する親子にもずっと腹を立てていたがこの写真には怒りと同時に暗澹たる思いに陥った。
ネットでサッカーの監督のコメントを見た、
「同監督は日本の様子について「商店の人が無料で生活必需品を配っている。お金ができたら返しにくることを知っているからだ。日本人とはそういう人たちなのだ。日本人は諦めない国民だ」と力説」
海外にこれだけの評価を受けているのは本当に嬉しい、しかし今の都内でおきている買占めはまったく自己中心的でこの評価に値しない、出来ればこのコメントを見て自ら恥じ入ってほしいと思う、しかし今恥という言葉が日本から消えている、
他方で子供も小遣いから義捐金を出している記事も見える、まったく落胆する事も無いのかもしれないがどうしたら写真の様な人達にわからせる事が出来るのだろうか、
アメリカでレディガガと言う歌手がすぐに援助のコンサートを始めた、大リーグの選手も寄付金を頼みに街頭に立つ、しかし国内のタレント、スポーツ選手からその様な話が出て来ない、もしやっているならマスコミも大きく取り上げていいはずだがネットにも出て来ていない、都知事に立后を予定している方々もこんな時にこそ身銭を切って欲しいのだが、まだ選挙は始まっていないのだからかまわないから寄付をしたらマスコミも取り上げてほしい、所得格差で日本資産の大半を抱えている人達こそこんな時に役立って欲しい、普通の生活に影響の無い金を出してくれれば多くの人達が助かるのだ
やはり「不幸」に鈍感な彼らに期待することは難しいのなら法的に預金税でも掛けなければと言う事だろうか
ＡＫＢ４８のプロダクションから５億の寄付があったと言う、たのタレントは何もしないのか、毎週多くの番組を持っていてバラエティのドン的な関西タレントも阪神震災を目の当たりにしている筈だ、