梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

政治混迷

2011-04-04 09:06:05 | 雑記
震災の復興は急ピッチで進むだろう、しかし政府の混迷振りは少し酷すぎる。一人枝野官房長官が目立っているが他の議員はまったく何をしているのか、何をしたいのかが見えて来ない、いや目に付くとすれば未だに引きずっている政権の面子だ。
世界中が注目している今回の震災、特に原子力発電所の処理と協力各国に対する対応を間違えると日本の信用を大きく失いかねない、技術としても、精神としても、経済的にも大きな正念場だ、しかし政府はまったく纏まらない、悪い言い方をすると与野党ともこのドサクサに紛れて自党の権益、面子を立てる事にのみ力を注いでいるとしか思えない。
先ずは災害の復旧と原発の沈静化だ、責任政党と言うとおり、自らの責任で強いリーダーシップを発揮しなければ混迷の度は益々増してくる、原発が今焦眉の問題だ、他の予算は後回しで採り合えず金と技術を有るだけ、いや無くとも注ぎ込んで押さえ込まなければ成るまい、チェルノブイリやスリーマイル島とは人口密度と首都との距離が違う、東電は既に指揮管理の能力の無いことは露呈しているが今まで管理していたのは東電とその子会社だけだ、設計製作は東芝プラントと日立プラントの2社で今までこの2社で独占して来た、当然責任も全て東電を含めた3社が負う事になるだろう、「管理責任者」と言う言葉が法的に最高権者を示しているのは周知の事だ、代表取締役と言うのは代表して責任を負うという事で権利を代表すると言う意味以上に大きい、
舵を持っている以上舵取りを間違えたと言う結論が出れば舵を握っていたものの責任であることは明白だ、今回の事故の責任は当然東電にあり、東芝や日立の責任は東電が追及する問題で被害者に対する一次的補償は当然東電が負う、しかしこの事故で恐らく東電は倒産に近い打撃を受けている、株価も2割台まで下がっている、被災者の不安は当然だろう、枝野氏が「一次的責任が東電にある事は被害は東電が補償する事で補償しきれない部分は国家が補償する」と発言したのは責任の所在としては間違いは無いが順序は逆だろう、現状で東電が補償に向いて動き出競るのは兎に角進行が収まってからになる、しかし被災者には生活がある
先ずは「国が早急に補償する、この補償に掛かった費用は東電に請求するが緊急には間に合わないので国として支える」と言うスタンスで無ければならない、事故を起こした運転手が被害者の手当てをすべきだと言う理論は無いだろう、先ず被害者を助けなければならない