電子ブックを買ったら「青空文庫」と言う電子ブックデータを知った、ボランティアの方々が版権が無くなった本を電子化してくれていると言う、お陰で昔読み損ねていた多くの本を改めて読む機会を得た野は嬉しい限りである。
自分が買った時にはSONYではこの「青空文庫」が無かったのだが偶々娘が「誕生日に何を送ろうか」と言って来たので父の日の分も先払いと言う事でAUの物を買って貰った、
SONYは女房の所に行ったのだが最近やっと読み始めたのは「青空文庫」から与謝野晶子訳の源氏物語だった、
実は昨年末にタウン誌の懸賞に応募したら国立能楽堂の鑑賞券があたり夫婦で見に行ったのが「葵上」だった、
夫婦そろって源氏物語は若い頃挫折していたので読み返してみることに成ったらしい、私が呼んだのは犬養美智子訳で女房は誰だったか女性作家だったと言うがうろ覚えのようだ、
二人とも数ページで投げ出していたのだが女房は「今度は面白く読める」と言っている、
12巻位まとめて落として有るがまず「夕顔」を終えて「葵上」が略終わったらしい、
「次は空蝉を読んで見よう」と言っていた。自分は取り敢えず頭から乱読をしているが意外と面白いと思ったのは夏目漱石だった、
「門」と「行人」と言う作品を読んだが面白かった、土佐日記や方丈記なども呼んでみた、
今日電車の中で読み終えたのは「夢野久作」の少女地獄と言うオムニバス、この中に出て来る基督系の学校長、裏の顔が酷い人間で一方の主人公なのだが彼が卒業生の謝恩会でする演説が有った、
曰く「今までの男は戦争に行く事、其処で相手を殺す事が名誉であり強さであった、しかし戦争が終えた今男の名誉と強さは金を稼ぐ事になった、戦争での名誉強さはその為に人間としては極悪である人殺しをしても戦争と言う名前の下に栄誉となり、男達も廻りもそれを称え当たり前として来た、しかし今の男は軍服を背広に変え、銃を金に変えて他人を死に追いやっても地獄に落としても儲けが出れば栄誉として称えられ、本人もそれを栄誉と思うようになった」と言う1節があった、
本では未だ少し続くのだがまさしく現在を言いえて妙だと感じ入った物だった、戦争は命を奪う事が正義とされて居たが目的は相手の戦闘能力を奪う事に有った、互いにそう言う対立方法だから殺すと言う行為が前に出ていたのだが何時のまにか目的と手段が入れ替わってしまった、
自由経済も同じで社会を豊かにする為に消費を進め、その為に幾つかの手段を講じて来たのだがいまや目的の「社会的裕福」は言い訳になり目的は「金の収集」になっている、戦争自体非人間的な行為だがいわば単位が国同士の争いだからその力は国外に向いていた、しかし経済戦争は国外に向けた力を維持すると言う名目で国民に向いて居る、
これが「是」であり、栄誉である事がやがて老人や弱者を狙った詐欺になり、顕著に出たのが被災地に於ける詐欺、火事場泥棒だろう、
社会主義は成り立たない事は大戦後の世界が証明している、しかし今の自由経済主義の歪は是正しないとならない時期に来ているだろう、低所得者層と言うプレートは高所得者層と言うプレートとの軋轢が増して歪はそろそろ限界になりかかっている、日本人の低所得者層プレートはかなりの弾力が有るがその分跳ね返るとかなり危険な激震になりそうだ。
自分が買った時にはSONYではこの「青空文庫」が無かったのだが偶々娘が「誕生日に何を送ろうか」と言って来たので父の日の分も先払いと言う事でAUの物を買って貰った、
SONYは女房の所に行ったのだが最近やっと読み始めたのは「青空文庫」から与謝野晶子訳の源氏物語だった、
実は昨年末にタウン誌の懸賞に応募したら国立能楽堂の鑑賞券があたり夫婦で見に行ったのが「葵上」だった、
夫婦そろって源氏物語は若い頃挫折していたので読み返してみることに成ったらしい、私が呼んだのは犬養美智子訳で女房は誰だったか女性作家だったと言うがうろ覚えのようだ、
二人とも数ページで投げ出していたのだが女房は「今度は面白く読める」と言っている、
12巻位まとめて落として有るがまず「夕顔」を終えて「葵上」が略終わったらしい、
「次は空蝉を読んで見よう」と言っていた。自分は取り敢えず頭から乱読をしているが意外と面白いと思ったのは夏目漱石だった、
「門」と「行人」と言う作品を読んだが面白かった、土佐日記や方丈記なども呼んでみた、
今日電車の中で読み終えたのは「夢野久作」の少女地獄と言うオムニバス、この中に出て来る基督系の学校長、裏の顔が酷い人間で一方の主人公なのだが彼が卒業生の謝恩会でする演説が有った、
曰く「今までの男は戦争に行く事、其処で相手を殺す事が名誉であり強さであった、しかし戦争が終えた今男の名誉と強さは金を稼ぐ事になった、戦争での名誉強さはその為に人間としては極悪である人殺しをしても戦争と言う名前の下に栄誉となり、男達も廻りもそれを称え当たり前として来た、しかし今の男は軍服を背広に変え、銃を金に変えて他人を死に追いやっても地獄に落としても儲けが出れば栄誉として称えられ、本人もそれを栄誉と思うようになった」と言う1節があった、
本では未だ少し続くのだがまさしく現在を言いえて妙だと感じ入った物だった、戦争は命を奪う事が正義とされて居たが目的は相手の戦闘能力を奪う事に有った、互いにそう言う対立方法だから殺すと言う行為が前に出ていたのだが何時のまにか目的と手段が入れ替わってしまった、
自由経済も同じで社会を豊かにする為に消費を進め、その為に幾つかの手段を講じて来たのだがいまや目的の「社会的裕福」は言い訳になり目的は「金の収集」になっている、戦争自体非人間的な行為だがいわば単位が国同士の争いだからその力は国外に向いていた、しかし経済戦争は国外に向けた力を維持すると言う名目で国民に向いて居る、
これが「是」であり、栄誉である事がやがて老人や弱者を狙った詐欺になり、顕著に出たのが被災地に於ける詐欺、火事場泥棒だろう、
社会主義は成り立たない事は大戦後の世界が証明している、しかし今の自由経済主義の歪は是正しないとならない時期に来ているだろう、低所得者層と言うプレートは高所得者層と言うプレートとの軋轢が増して歪はそろそろ限界になりかかっている、日本人の低所得者層プレートはかなりの弾力が有るがその分跳ね返るとかなり危険な激震になりそうだ。