梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

原発事故の発表と報道

2011-04-07 08:51:45 | 雑記
圧力容器に水素ガスが溜まって水素爆発の危険が出てきたので窒素ガスを注入すると言う、NHKの放送は上から水素・酸素・窒素の図で描かれていた、あの順番だったら窒素を入れる意味が無い、比重を調べてみたら酸素が1.492で窒素は1.250で滞留の順序は上から水素・窒素・酸素になる、これなら効果が理解出来る、もう少し注意して報道をして貰いたい、
報道規制かと思っていたがどうも何も考えていないのではないかと言う疑問すら起きる、汚染水の事も誰が考えてもああなる事は予想できただろう、原子炉格納容器や建物の容積は図面を見れば解っている、圧力容器に水を入れても入らないのは内部のガスを抜かなければ当たり前だと言うことも素人でもわかる。第一放水した水量と建物全体の容積を比べてみれば放水した水が何処かに漏れている事は小学校の算数並みの計算だ、1㍑の容器に30㍑の水をいれたらどうなりますか、なぞと言う問題は小学校の初等でも出ない、そしてこの水はレベルはともかく放射性物質が混ざっていることも容易に解る、現場の人達も恐らく委員会も東電も承知した上で放水していたのだとは思うがその時点で「汚染水の危険は十分あるが冷やさなければメルトダウンの危険がある、緊急避難ですからどうかご理解を」と発表すべきのことだろう、(何とか納まれば)と思ったのかもしれないし、大反対が来るかもしれないと思ったのかもしれない、しかし核爆発を含む原子炉の暴走を止めるのは最優先だと正直に発表しないから遅れるほど問題は深くなってしまう、今の窒素の問題も元々原子炉の内部気圧が1気圧~数気圧なら図の様な比重分けで安定するかもしれないが密閉容器の中に水素ガスが発生していると言う事は気圧はかなり高い状況だという事だ、圧力を掛けて窒素を注入した時にあのような安定した状況には成らないだろう、確かに酸素濃度が低くなればそれなりに効果はあるだろうが圧力容器がどの程度持つのか強度的にリスクは多くなる、正確にリスクを発表して置かなければ国際的にも発表の信頼性が失われる、
既に近隣諸国から汚染水を海洋投棄するのは許されない、と言う報道が出て来ている、しかし最悪の状況もかんがみて「事前に連絡をするべきだ」と言うある程度冷静な意見が送られている、当事者の我が国がこの様な事態を放って置けば世界の孤児に成ることが大いに懸念される