梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

山笑う、

2011-04-28 09:43:04 | 雑記
う少し前の季節だが森の枯木に新芽が一斉に吹き出す様子の古い表現である、
秋の終わりに全ての葉を落として裸になった樹が暗い灰色の山肌にモノトーンで張り付いていた景色がある日一斉に薄い緑色の芽を開く、
それまで山肌にへばりついているかのような雑木の枝にまさしく萌黄色の芽が一気に吹き出すとそれまでの山肌から一回り大きく絹をかけた様な按配になる、日一日と色は変わって段々と緑が濃くなってくるがその中に少し遅れた山桜が白い花を点々と広げる、
今まで余り目立たなかった常緑樹林がその中で彼方此方に模様を作る、この季節の山の景色は特に好きな景色だ、昔の人達は里山のこんな景色を見て田を耕す時期を知ったのだろう、
貧しい生活を大きな変化も無く続けて居る事は今では耐えられないかもしれないがふとこんな所に小さな家を持って明日食べるだけの質素な食事の心配だけして生きていけたらどんなに良いかと思う事もある、
都会の生活に慣れきった自分にはかなり難しい事かもしれないが生まれた村を考えるとそれも良いかも知れないが連れ合いは東京生まれで東京育ち、無理だろうな

都会の中で見つける花も多い、隣の車屋さんの花壇で、桜草が綺麗に咲いている



アメリカ花水木、日本の物よりいろんな色がある、この付近はこの色が殆どだが青紫も良い



和紙の原料の三椏、この字は合っているのだろうか?