La douce vie

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スケートアメリカ 2007 男子

2007-10-29 | figure skathing、ice show
フィギュアスケートのシーズンが本格的に開幕。
スケート・アメリカ男子。地上波でみた私はSPが4人?しか演技を放送しないことに本当にびっくりしました。あぁ、驚いた。

まぁ、気を取り直して。南里選手「月光」がよかったと思います。
小塚選手は素人目ですが成長期を迎えたのではないかな?トレーニングの成果で昨シーズンより上半身がしっかりした気がしますが、調整が難しいような気も。
プレオベール選手は期待を裏切らない「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」しかし、ジャンプが決まらないとなんんだか寂しいですね。

今回特筆すべきは3位のパトリック・チャン!3位になったこと自体は驚きでなく、とうとう出てきましたか、と感じただけです。昨シーズンのNHK杯ではジャンプが決まれば得点がぐーんと出るんだろうな、という強い印象を残した選手。
幸いなことにFSは見ることが出来ました。
ステップとスピンの上手さ、それだけでなくエレメンツとエレメンツの間も丁寧で上半身の姿勢のよさと手の動きはその年齢とは思えない優美さが自然と現れています。

ライサチェック選手は私は彼の魅力というものをあまり理解していなかったのですが、最近、ライサチェック選手小ブームです。GAPの有名人モデルの中にいそうな恵まれたスタイルと顔立ち。だから、なんでもない一瞬にとても男らしいかっこよさを感じます。
SPもFSも選曲は彼のパーソナリティにあっているように思います。とくにSPは「アントニオ・バンデラスに似てないこともないからかなぁ」とついつい思ってしまった。
SPで4回転を入れるということはトップ選手である彼は4-3かステップからの4回転が要求されます。正確さを要求されるSPではとてもリスキーですが、オリンピックまでに決められるようになりたいんだ!という強い意志の現れだと思います。
FSは「負けたくないんだ、ジャンプは1つもミスできない」という意志の現れのように完璧な演技でスタンディング・オーベーション。

日米対抗戦のEXをご覧になった方は高橋選手のSPがアメリカの観客とジャッジにどう受け入れられるか?楽しみにさいれていた方も多かったのではないでしょうか。
SP「白鳥の湖 HIP HOP ver.」はステップが抜けてレベルが落ちたそうですが、それにしても高得点が出ました。
今年の高橋選手の売りは「崩し」ではないかと思います。上半身とステップの動きが崩されていて、頭もいつも以上にふりまくって、しかも音楽にのっている。ちょっとやそっとじゃ真似できない!とばかりのステップにお客さんも盛り上がり!高橋選手は手拍子よりも「ヒューヒュー」言った方が俄然ノッて演技がよくなりますね。
FSの「ロミオとジュリエット」は昨シーズンと似た構成のようであって、よくよく考えてみると、あの力のいりそうなシットスピンを多発していることとジャンプの構成の変更、ステップのレベルアップで体力の使い方が半端でなさそうです。日米対抗の時がデッサンであればかなり色が入ってきたような状況でしょうか。ジャンプで2度転倒はありましたが、その後の演技の精彩さを欠くことはなく、決してベストではなかったけれど見応えはありました。