La douce vie

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最近みた映画・6

2007-12-12 | cinema/観劇/舞台
「21グラム」
人は死んだ時、どの大きさの人間もちょうど21グラム軽くなるという。だから、命の重さとも言われている・・・。心臓移植を受けた男性が移植した男性の妻に会いに行く。複数の登場人物がやがて交差していく。
いかにもショーン・ペン映画ですなぁ。


「スコルピオンの恋のおまじない」
相変わらずしょぼくれた主役を演じるのは探偵役のウディ・アレンと探偵の会社の社長の愛人は犬猿の仲。二人は余興で恋心を生じさせる催眠術にかけられた。ある宝石泥棒事件がおき、その容疑は探偵に降りかかる。いつもウディ・アレンの映画は最初は引き気味でついつい最後まで見てしまう。


閉ざされた森
予告を見たときに面白ろそうだと思っていた。
特殊部隊が訓練中に事件が発生。保護されたのはそのうち2名。一人は銃に撃たれ、一人は黙秘し、「他の部隊の者に話す」との条件を出した。
そこへ収賄疑惑のかけられた元特殊レンジャー部隊が尋問を行う。

尋問で事件の全容を探るのだが、二人の供述は核心に近づくと異なっていく。どちらが本当なのか?
「藪の中」は芥川龍之介の小説のような話である。もしかしたら最近のパターンの「結末(真相)は見た側の想像力に任せる。というのだったらイヤだな。(実際そういった映画の脚本家や監督の力量というのはどれほどなのか、と思ってしまうことがある)と思っていたけれどきちんと結末もクリアになる。すっきりした、という面ではよかった。全体的にはなかなか楽しめた。

キル・フェ・ボンのラフランスと生姜のタルト

2007-12-10 | patisserie / favarite sweets
私はなかなか冒険ができない性質(たち)で、ここはこのケーキ!とお気に入りが出来てしまったら、新しいケーキに冒険することはなかなかありません。
キル・フェ・ボンでもマイ・レギュラーのブルーベリーのタルトが一番多いのですが、時々冒険しようという気持ちになります。
この前はそういう気分の時、ラフランスと生姜のタルトというのを選んでみました。家族と食べてみると、「うーん、生姜だねぇ」「うん、ジンジャーじゃないね、生姜だね」という会話のあと沈黙。
決してまずかったわけではない、私のストライクゾーンでなかっただけ。きっと甘い洋梨にぴりっとした生姜の味にはまる人も沢山いると思います。
でもどうせ、ラ・フランスのタルトを食べるなら「ル・レクチェのタルト」を食べようと心に決める私でした。(以前、ここで紹介したものです)

フィギュアスケート:NHK杯 エキシビション

2007-12-07 | figure skathing、ice show
今シーズンのGPシリーズで唯一見ることが出来たEX。見れたら見れたで不満たらたらな訳で。。。人間は欲を出したらきりがないもの。。。

カメラワークがどうにも悪かった。エキシビションのせいか妙に凝ろうとしているところが困ります。斜めに撮影してみたり、とか。ステップを中心にするために足のみとか。頭だけ映っていなかったりとか。最悪なのは最後のポーズの瞬間後頭部しか映ってないよ!といいうのも。男子FSと同じ日だったのでカメリハができなかったのでしょうか?
私はエキシは選手やライティングが凝っているので、カメラワークはなるべく全身をうつして欲しい。ステップも「おおっ、さすがのエッジの角度!」とか「このステップの足の運びはさすがだ!」と思うほど詳しくないので全身を映してくれた方が嬉しい。と、思うのです。

安藤選手。世界選手権から背中だけ露出した衣装が気に入っているのか何種類か見ますね。今シーズンで一番よい演技をみせてくれた。

カー兄弟。NHKに気に入られたのでしょうか?EXのTV放送に選ばれました。お姉さんのヒップ・ハングのパンツスタイルがかっこいい!アイス・ダンスの選手にしては珍しいイマドキの魅力たっぷりの二人!

武田選手。嬉しさいっぱい!元気いっぱい!弾力感いっぱい!の演技。よかったね!おめでとう!

コストナー選手!こちらも喜びいっぱいの演技。でも、やっぱりジャンプがまだ不安定。世界選手権の「カノン」は本当に妖精のように美しかった!あんなコストナー選手をまたみたい!頑張れ!

サフチェンコ&ゾルコーヴィ
GPシリーズは3試合に出たとのことでNHK杯のフリーでは少し元気のなかった二人。KISS&CRYで肩を落としているゾルコーヴィと横で気配りをするサフチェンコが印象的でした。
アイス・ダンスとペアのよさをあわせたようなプログラム。ゾルコーヴィってカッコイイなぁ。と演技をみるたびに思います。サフチェンコは体操選手に近い体つき。きっとすごいトレーニングをしているんだろうなぁ。と勝手に思ってみたり。
余計なお世話だが、サフチェンコの眉山のピークは日本にはない文化だと思う。

今シーズンの高橋選手のEXのバチェラレット。はじめてみた時に解釈が難しいプログラムだなぁ、と、それでも嫌いな訳でなく、なんだかまた見たくなる。。なんだろう?この気持ちは?ずっとどこかで引っかかっていた。なんだろな?なんだろな?とずっと頭の片隅に引っかかっていたようです。

この前、ぼんやりとテレビを見ていると画家ルネ・マグリットの特集をしていました。そのときに、ああ、そうだ!私はあの「バチェラレット」はルネ・マグリットやダリの「シュルレアリスム」のような魅力を感じたんだ!と「白紙委任状」をみて気がつき、私なりに腑に落ちたのです。
一見美しいのに矛盾した世界の絵をみるとなんだか気持ちの置き所に困ってしまうような不安な気持ちになります。それなのに目を惹きつけられる画風。
美しい円の認識があるスピンは歪曲に、流麗な筈のステップは尖っている。このプログラムのもつ「人間でないもの」からは飛躍した解釈です。しかし、私はこれから「バチェラレット」をみるたび「白紙委任状」を連想するのだと思います。

アンコールは白鳥のヒップホップのストレート・ライン・ステップ。
これまた余計なお世話だが「白鳥」の時の髪型は昔のベッカム・ヘアみたいなソフト・モヒカンもよいのではないかと思った。


※ マグリットの作品は「大家族」や「光の帝国」は教科書やポスター等どこかで見たことがある方も多いのではないでしょうか。
※ ダリの作品は「記憶の固執」などがよく知られています。

フィギュアスケート:NHK杯 男子FS

2007-12-04 | figure skathing、ice show
NHK杯の男子FSをTVでみていた私は終わった後になんともいえない気持ちになってしまった。
いろいろ逡巡してその結果それは今書きようがないな。と。そんなとこです。

私は海外で活躍する日本人を見るのが好きです。だから、日本人のフィギュアスケーターが海外でいい演技をして「ブラボゥッ!」と言われたりスタンディング・オーベーションを受けたりする姿を見るのは本当に嬉しいです。だから、海外の選手が日本で沢山拍手をもらっている姿をみると、本当に嬉しいだろな、と思ってしまいます。
NHK杯は演技が終わった後に客席をたっぷり映していたので、選手の演技に対して沢山のお客さんから拍手が送られる姿がとてもよかったな、と思いました。

それから今シーズンはステップでレベル4をとっている選手がちらほらいて、素人の私にはどのステップでそうなったのか分からないのですが、きっと来年はそのステップを参考にレベル4をとりにくる選手が増えるのではないかな、と思いました。

昨シーズンのNHK杯は男女とも日本人選手が大活躍をしてくれて嬉しく思いつつも「国内大会か!」というようなNHK杯でしたが、今年はステキな海外の選手が沢山きてくれて見応えがありました。

そうそう、「GET SPORTS」のタイマー録画をしていたのですが、NHK杯だしニュース・フラッシュ程度かな、なんてたかをくくっていたら高橋選手の特集をやっていましたね。。。しかも、野球の延長を計算に入れなかったお陰で特集の途中でブチっと切れてました。それを見た私はブチっ!野球の延長なら延長した時間は野球の特集を入れてよねっ!と思う大人げない私でした。

フィギュアスケート:NHK杯女子FS

2007-12-01 | figure skathing、ice show
NHK杯の女子のメンバーをみたとき、とても楽しみだなと思いました。
ショート・プログラムで点差が僅かだった三選手は表彰台の有力候補で、ミスを出してもどこまで我慢して乗り切るかが鍵になる。そんな風に見ていました。

マイヤー選手とコストナー選手はプレッシャーをはねのけられず、ミスが連発。二人とも好きな選手だけど、GPファイナルに進出を目指すのであれば今までの経験を糧にしてもう少しミスを最小限にとどめるような頑張りどころもみせて欲しかった。

アメリカやロシアの選手のように選手で世界選手権やオリンピックで金メダルをとり、名前を売ってプロとして世界で成功したい。そういうモチベーションがないとチャンピオンになった後のモチベーションを保つのは本当に難しいと思う。安藤選手もあきらかに今シーズンは競技に対して腰がひけてしまっていた。
GPファイナルにこのまま進んでしまうより、いったん気持ちの切り替えをする時間が与えられることはかえってよいことかもしれない。

はじめてのNHK杯を喜びいっぱいに出場して表彰台の欲もなかった武田選手ができることを出し切って、ミスも出したけれど最小限に収めて3位入賞。武田選手の存在が表彰台のせめてもの救いだった。

フィギュアスケート:NHK杯 男子SP/アイスダンス フリー

2007-12-01 | figure skathing、ice show
NHK杯はシングルだけでなくペアもアイスダンスもみれて嬉しいけど、書ききれません。

トマシュ選手のSPよかったです。ステップではスピードも遊び心もあって高橋選手のSPに負けずとも劣らないエンターテイメントぶりを発揮。

出掛けていて家に帰ってTVをつけると高橋選手の演技が終わった直後で会場が凍りついてたので、なにかミスしたんだろうな、と思ってみました。アメリカの反省点を丁寧にやりすぎて失敗に結びついてしまった印象。


アイスダンス:

リード兄弟。二人とも本当にスタイルがよいですね!お姉さんは背中からも美しさを漂わせてステキ。好演で順位も上げてよい終わり方でした。

カー兄弟は銀髪に染めて宇宙船の乗組員みたいなイメージ。お姉さんの爪が衣装の青で人差し指だけ胸のポイントと同じ黄色にしていてお洒落でした。

ロシアのホフロワ&ノビツキーの「禿山の一夜」はよく練られたプログラムで最初から最後まで楽しめたのに最後の最後で落下。残念!

バーチュ&モアは正統派「シェルブールの雨傘」を丁寧に演じた。スコットは若いのに見つめる顔の角度表情が実に上手い。

デロベルのスカートの裾は細く長くてターンの時に独特な開き方でステキでしたが中の白いインナーはいらないと思った。シェーンフェルダーのフットワークは熟練されているというか、エレガントでステキでした。