MIRACLE NATURE@世界自然遺産の島、奄美大島

奄美大島の自然観察とその他。写真、記事文の無断複製複写引用全て禁止です。

オオイタビの雌花、雄花

2014-01-17 19:16:17 | 奄美大島の植物(草本・木本・シダ・コケ・山野草・雑草・水草)

オオイタビに再び登場してもらいます。便宜上、今まで実としていましたが丸い実を割ってみると、中に粒々があり、これが一つ一つの花で丸い実のようなものは花托と呼ばれています。このような多花果(複合果)はイチジク状果と呼ばれ、イチジク、オオイタビ、ガジュマル等が有ります。又このように花序の軸が多肉化し壷状になっている花序を隠頭花序、又はイチジク状花序という。

オオイタビ 雄花、白い粒々が雄花(雄蕊)  ピンクの粒々は虫えい花(イチジクコバチ類に産卵してもらい、幼虫の餌となります)

成熟し雄蕊から花粉が出ました、幼虫が成虫になり体に花粉を付けながら脱出します。

オオイタビ雌花 イチジクコバチは雌花に潜り込みますが産卵管が短いために産卵できません、受粉すると実ります。

詳しくはイチジクとイチジクコバチの関係を自分で検索して調べてください。花は雄花、雌花、虫えい花の三種類あります。

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奄美大島のシダ、固有種:ホソバイワガネソウ

2014-01-15 18:44:06 | 奄美大島の植物(草本・木本・シダ・コケ・山野草・雑草・水草)

ホソバイワガネソウ 

山地の湿った場所に生える、イワガネソウより小型だという。奄美大島固有種、環境省絶滅Ⅱ

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桜の話題

2014-01-14 18:27:06 | 奄美大島の植物(草本・木本・シダ・コケ・山野草・雑草・水草)

桜の話題としていますがツツジです。何故ってこのツツジ、和名をサクラツツジと言うんです。日本一のカテゴリーにも登場し、日本一早く咲くツツジとしています。又、田中一村の描いた奄美の植物のカテゴリーの中にも登場させています。それほど良いツツジなのですが花としてはヒカンザクラ程省みられません。清楚な色は奄美の森の早春を代表するに相応しい花です。

サクラツツジ

ヒカンザクラ 毎年、サクラの咲く季節になると一番桜として秋名のサクラが登場し、奄美市の本茶峠にも一番桜はあり、写真の様にもう大分開いています。自然観察の森では開花宣言をしたと地元紙では伝えています。奄美のヒカンザクラの見頃は名瀬測候所の発表する開花宣言の頃がちょうど見頃で、まだ、先の事です、話題作りにはよいかもしれませんが罪なことをするもんだと思います。さて、ヒカンザクラはあちこちで見かけ、自然度の高い山の道端にまで植えている始末です。話は変わりますが、金作原に行く途中にビロウが植えてあります。これは元々生えて無かったということで、世界自然遺産登録に向けて撤去するという話が進んでいて、これは良いことだと思います。所が、自然に元々生えてないヒカンザクラはあちこちの山の道端で増えていっています。はたしてこれでよいのでしょうか、世界自然遺産登録に向けて考えを改めた方がよいのではないでしょうか、奄美大島の自然に生えている植物の花は決してヒカンザクラに負けてはないと思います。ヒカンザクラを植える場所は精々、街中の公園位にして、植えるなら奄美に元々生えている植物を増やして植えて欲しいと思います。サクラツツジの続く道路やイジュの花咲く道路、これらの方がよっぽど世界自然遺産に相応しいではありませんか。

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田中一村はサクラツツジを描いています

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アブラギリとイイギリの黄葉

2014-01-13 18:03:30 | 奄美大島の植物(草本・木本・シダ・コケ・山野草・雑草・水草)

本土では季節外れの話題かもしれないが、紅葉(黄葉)シリーズ、まだ続きます。アブラギリとイイギリも似ています。イイギリは雌株には南天に似た実をつけているのでよく目立ち、黄葉シーズンには実と黄葉が楽しめます。どちらも葉柄が赤くなっていて、アブラギリは葉が3つに浅く切れ込む葉と切れ込まない葉、両方あります。

アブラギリ  トウダイグサ科

アブラギリの葉の付け根にはカニの眼のような柄のある蜜腺があります。

イイギリ  イイギリ科

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アブラギリ、シナアブラギリ、イイギリの蜜腺の付き方

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奄美大島の紅葉する樹々たち

2014-01-12 18:46:33 | 奄美大島の植物(草本・木本・シダ・コケ・山野草・雑草・水草)

紅葉シリーズが続きます。本土では一月の野山はすっかり冬景色ですが、奄美大島の気候と常緑広葉樹の続く野山では山全体が冬枯れの樹々で揃うことはなく、野山の所々で紅葉する樹々を見ることになり、それが同じ種であっても紅葉していたりしてなかったりしています。気温のせいでしょうか、きれいに紅葉せず落葉する樹もあり、これから奄美の短い冬を休眠する事になります。

シマイヌザンショウ

イヌビワ

シマサルナシ、テリハノブドウ等の蔓植物が林縁の樹々(ハゼノキ)に絡み付いています。

タラノキ

ナンバンキブシ

 

おまけ:木本ではないが草本も紅葉(黄葉)します。これを草紅葉(くさもみじ)といいます。

ヘクソカズラ

 

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