オオイタビに再び登場してもらいます。便宜上、今まで実としていましたが丸い実を割ってみると、中に粒々があり、これが一つ一つの花で丸い実のようなものは花托と呼ばれています。このような多花果(複合果)はイチジク状果と呼ばれ、イチジク、オオイタビ、ガジュマル等が有ります。又このように花序の軸が多肉化し壷状になっている花序を隠頭花序、又はイチジク状花序という。
オオイタビ 雄花、白い粒々が雄花(雄蕊) ピンクの粒々は虫えい花(イチジクコバチ類に産卵してもらい、幼虫の餌となります)
成熟し雄蕊から花粉が出ました、幼虫が成虫になり体に花粉を付けながら脱出します。
オオイタビ雌花 イチジクコバチは雌花に潜り込みますが産卵管が短いために産卵できません、受粉すると実ります。
詳しくはイチジクとイチジクコバチの関係を自分で検索して調べてください。花は雄花、雌花、虫えい花の三種類あります。