明日は「建国記念の日」。
「建国記念日」、じゃない。
「日本が建国されたことを記念する日」、と言うことで、この日が「建国された日」そのものではないから。
大体、こんな古い国が、
「いつ建国された?何年何月何日だよ!言ってみろ!!」
なんて言われたって、ねえ。暦もなかった昔のことなんだよ?
それを建国、肇国(ちょうこく)の大業を成した、と言うことで紀元を設定する。つまり暦を始める。
天皇が国を始め、天皇が国を統(す)べるわけだから、天皇の国、皇国の暦は「皇紀」と言う。
けど何度も言うように、いつ「肇国の大業が」為されたのか、あんまり昔のことではっきりしない。でも、間違いなく日本は「在る」。
建国された日は分からないけど、確かに国は「在る」。
だったら、
「いつかは分からないけど、『建国記念日』を適当に設定したっていいだろ?」
となっても、別におかしくはない。
それをどうしても
「いつ建国された?何年何月何日だよ!言ってみろ!!」
と、
「建国の日を特定できなきゃ、駄目!」
と、まるでヴェニスの商人みたいな無理難題を言って来る勢力がある。
「暦自体が、まだ、なかったんだから」と説明したって聞きやしない。
連中は皇族まで巻き込んで
「日が特定できるまでは定めるべきでない」
、と、論陣を張った。
そんなもの、考古学的見地からは絶対に特定なんてできるわけない、と分かっているわけだから、「建国記念日」の設定は頓挫しかけた。
「紀元節」、なら良かったんです。紀元(国の始まり)の節(節目)、なんだから、都合の良いところで。日本人の考える「正月一日を紀元としよう」、って。
大体、旧暦の正月一日がそれなんだけど、新暦に直した明治では、それが小正月前後になってしまう。紛らわしい。
で、計算して遡っていく。讖緯説で皇紀何年になるかは算出できているから、そこから戻って、昔の正月一日は今の何月何日になるかなと見直したら、2月11日になった。
「じゃ、2月11日が紀元節だ」。
「いつできた?何年何月何日だよ!?」
なんて無粋、というか野暮なことは言わなくて済んでいた。
けど、GHQによって祝祭日は全部廃止されましたからね。特に「皇国日本」を解体するためには、何が何でも紀元節だけはなくさなきゃ。
でも敗戦国日本であっても、「国」であり続けたい。建国されて今に至っているのだという誇りは何としてでも持ち続けたい。
で、
「紀元節という名称が使えないなら、実質は同じ『建国記念日』と言う名前に」
、となったんだけど、上記の
「いつできた?何年何月何日だよ!?」
という勢力が東大史学会を先頭に猛反対してきた。
こうなったら理屈で反撃するしかない、ということで、上記の「の」を追加することで「何年何月何日だよ!?」という稚拙な攻撃を封じ込めることに成功した。
・・・なんてことを、これまで何度も日記に書いてきましたが、今年も、また書いてしまいました。
「建国記念日」、じゃない。
「日本が建国されたことを記念する日」、と言うことで、この日が「建国された日」そのものではないから。
大体、こんな古い国が、
「いつ建国された?何年何月何日だよ!言ってみろ!!」
なんて言われたって、ねえ。暦もなかった昔のことなんだよ?
それを建国、肇国(ちょうこく)の大業を成した、と言うことで紀元を設定する。つまり暦を始める。
天皇が国を始め、天皇が国を統(す)べるわけだから、天皇の国、皇国の暦は「皇紀」と言う。
けど何度も言うように、いつ「肇国の大業が」為されたのか、あんまり昔のことではっきりしない。でも、間違いなく日本は「在る」。
建国された日は分からないけど、確かに国は「在る」。
だったら、
「いつかは分からないけど、『建国記念日』を適当に設定したっていいだろ?」
となっても、別におかしくはない。
それをどうしても
「いつ建国された?何年何月何日だよ!言ってみろ!!」
と、
「建国の日を特定できなきゃ、駄目!」
と、まるでヴェニスの商人みたいな無理難題を言って来る勢力がある。
「暦自体が、まだ、なかったんだから」と説明したって聞きやしない。
連中は皇族まで巻き込んで
「日が特定できるまでは定めるべきでない」
、と、論陣を張った。
そんなもの、考古学的見地からは絶対に特定なんてできるわけない、と分かっているわけだから、「建国記念日」の設定は頓挫しかけた。
「紀元節」、なら良かったんです。紀元(国の始まり)の節(節目)、なんだから、都合の良いところで。日本人の考える「正月一日を紀元としよう」、って。
大体、旧暦の正月一日がそれなんだけど、新暦に直した明治では、それが小正月前後になってしまう。紛らわしい。
で、計算して遡っていく。讖緯説で皇紀何年になるかは算出できているから、そこから戻って、昔の正月一日は今の何月何日になるかなと見直したら、2月11日になった。
「じゃ、2月11日が紀元節だ」。
「いつできた?何年何月何日だよ!?」
なんて無粋、というか野暮なことは言わなくて済んでいた。
けど、GHQによって祝祭日は全部廃止されましたからね。特に「皇国日本」を解体するためには、何が何でも紀元節だけはなくさなきゃ。
でも敗戦国日本であっても、「国」であり続けたい。建国されて今に至っているのだという誇りは何としてでも持ち続けたい。
で、
「紀元節という名称が使えないなら、実質は同じ『建国記念日』と言う名前に」
、となったんだけど、上記の
「いつできた?何年何月何日だよ!?」
という勢力が東大史学会を先頭に猛反対してきた。
こうなったら理屈で反撃するしかない、ということで、上記の「の」を追加することで「何年何月何日だよ!?」という稚拙な攻撃を封じ込めることに成功した。
・・・なんてことを、これまで何度も日記に書いてきましたが、今年も、また書いてしまいました。