CubとSRと

ただの日記

菜の花を買いに

2019年02月07日 | バイク 車 ツーリング
 昼前にカブで出発。
 今日の天気では重装備過ぎるか、と思いながらも
 「寒いより(冬は)暑い方が安全」
 、と判断して出る。
 靴を履く時の腰の痛みも、だいぶおさまっている。
 出て1kmほどで、「服装、失敗したかも」と思う。胸が寒い。
 モコモコになってるのに、ちっとも重装備になってない。
 SRと違って、カブは上体が起きているから、風がまともに上半身に当たる。
 レッグシールド(レッグガード)を取っているから膝が冷えそうなものだが、前かごをつけているせいか、それとも速度が低いせいか、そちらは気にならない。
 今日は風はないものの気温は低いようで、安物のコートジャケットが風を通すらしく、じわじわと胸を中心に冷えてくるのが分かる。
 それでも
 「日に当たれば何とかなる」
 、と甘いことを考えて走り続けた。
 片道20キロ余り。その3分の1辺りで意を決してUターン。着替えに帰る。
 1キロほどで気が付いたんだから、その時やりゃあ良いことを、7、8キロも走ってからやるお粗末。
 随分無駄なことをしたようにも思うが、身体が冷えて反射能力がこれ以上低下したら元も子もない。「お粗末」、と笑ってられないことにもなりかねない。
 これはジイさんでなくても同じこと。
 大事なのは無理を通して通し切る体力、暴勇のできる体力があるかどうか、だ。
 立派な腰痛持ちになった奴が「無理を通し、道理を踏みつけにしても平然としていられる体力がある」、と思うのはバカ。
 バイクに乗ってるだけでもバカ、なのに。
 着替えて出直す。今度は大丈夫。
 チェーン調整もしてもらい、空気も足してもらったから、足回りがきびきびしている。別にスピードが出るようになったわけではないが、とにかく反応が良い。
 「もう少しパワーを」となれば、それに見合ったパーツに換えねばならない。
 「もう少しトルクが」となっても、それは同じ。
 物足りないと、その部分を強化する。でも、それをすれば他の部分が付いていけなくなる。必然的に周辺のパーツも換えなければならなくなる。
 バランスを取りながら性能を高めなければ危険度ばかりが増すことになる。
 そして一番の大問題。
 「乗るのは誰だ!」
 バイクの乗り方は人それぞれ。バイクに求めるものも人それぞれ。
 
 道の駅で、地元の菜の花を買おうと思っていた。行ってみると値札だけあって、肝腎の菜の花はない。
 店の人に聞くと「さっきまで一つ残ってたんですけど」。
 もうそろそろ終わりらしいし、でも、二日続けては来られないし・・・。
 と言うより、明日は雨らしいから。
 思いついて帰りに生協で買った。道の駅に置いてある筈だった菜の花とは比べ物にならない、きれいな菜の花の束。徳島産。
 
 食べてみた。見た目も味も、間違いなく徳島産の方が良い。
 けど、もう一度食べたくなるのは、と聞かれたら間違いなく道の駅の方の菜の花を取る。
 食の評論家ではない自分が、「飽きない味」、だから。
 これはバイクと同じ。

コメント
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