CubとSRと

ただの日記

朝食(昼食?)

2019年06月08日 | 日々の暮らし
 昨日の話。
 
 6時に起きる。雨、強め。
 「一日雨」、の予報で、今日は外出は無理(みたい)だ。
 で、グダグダしているうちに10時近くになり、慌てて食事の用意。
 ‥‥となるわけだが、大体において段取りが悪いから結構時間がかかる。
 味噌汁を作り、サラダを作り、卵をスクランブルエッグにするか、玉葱を炒めて卵と絡めるかで悩んで、大方は後の方にして。
 今度はパンを切ってピーナッツバターを塗りつけたり、チーズをのせたりして焼く。
 あ、お茶の用意も、だった。果物の用意も、だ。
 ただでさえ仕事が遅い上にもう10時近いのだ、ちゃんと準備をしていたら11時になってしまう。
 と言うわけで、今朝は、やめ。
 代わりに、そのつもりで用意していた中華そば(ゆで)を一袋取り出す。
 今朝は「姫路駅そば」風の一杯。
 「朝から中華そば?」という人があるかもしれないけど、普通、「駅そば」は朝から食べる物。たまたま姫路の場合は中華麺が入っているだけ。
 中学生の時に島根から出てきて、でも、姫路の駅そばを食べたのは大学に行ってからのことだと思う。
 帰省の時、列車の時間待ちで空腹に耐えきれず、注文した。
 安かったけど、値段以上に安そうなプラスチックの椀に、「えっ?」と思うくらい安そうなかき揚げが載っていて、中身は最初に書いた中華麺。
 「駅そば」で、こういう絵柄自体、全く予想外のものだった。
 「駅そば」、って蕎麦が入っていて、刻んだ青葱が載っていて、削り鰹や岩海苔は贅沢だとしても、天かすくらいは載っていて・・・。
 それが、姫路の駅そばは、薄いパリパリのかき揚げが一枚、デンッと、いや薄いから「テン」っと載っていて、汁の中には、昔市場で売っていた一玉いくらの中華麺。
 「あ~失敗したか」と思った。でも結構人気があるようで、出来上がるのを待っている客が常に数人いる。
 食べてみた。見た通りチープ。それが妙に美味い。何だこれは。
 以降、姫路を通る機会があれば毎回、必ず食べるようになった。
 「安いことは安いけど、この中身にしては高い」
 、と食べる度に思って、でも、性懲りもなくまた食べる。
 そして何だかホッとする。
 仕事に就いてからは鉄道で姫路を通ることもなくなったから、すっかり忘れてしまっていたのだが、十数年前、所用で姫路まで行った。帰りはJRを使ったのだが、その時、プラットホームで数十年前と同じ「姫路駅そば」を見た。
 同じ味だった。値段はあの時と同じ感覚。
 「駅そばとしては安いけど、この中身にしては~」
 だけど、一体どうやったら、この味が出せるんだろう。
 数年後に気が付いた。姫路のそばには龍野がある。龍野と言えばヒガシマル醬油。ヒガシマルうどんだし!

 そういうわけで、時々無性に「姫路駅そば」を食べたくなることがある。
 「ヒガシマルのうどんだし」は常備しているから、中華麺だけ買って来ればよい。
 問題はこんな朝飯は、ちょっとあかんやろ、ということくらいか。
 けど、これだって、堂々たる西播のソウルフードだから。
 東播、加古川のカツめしには太刀打ちできないけど。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする