今度は夕食

　結局、３時近くになってやっと寝て、起きたのが６時。
　血圧を測ったら、妙に脈が速い。７７あった。
　だからと言って、熱がある風でもない。
　まあ、熱がある時は脈は８０を楽に越しているから、そこまでではないんだけど。
　酒を飲んだから？そんなに残ってないし。
　とにかく８時前に朝食の準備にかかる。
　前日は、「姫路駅そば風」の怪し気な麺料理だけだったから、今日はちゃんと作らなきゃ。
　まず、サラダをつくる。
　これは玉葱をスライスして水に晒しておいたのが三日分くらいある。
　レタスもあるし、滅多にないこと、ラディッシュが手に入ったのでこれまたスライスして塩もみをしておいたのが、数日分。これにオリーブオイル、塩、胡椒、バルサミコ酢。
　ウィンナーソーセージを二本ほど焼いて、スクランブルエッグを作って。
　キウイも半分、皮を剥いて、デザートに。
　最後にバゲットを焼く。（勿論、つくるわけじゃない。買ってきているのを温めるだけ）
　味噌汁は温めるだけだし。
　やっぱり、準備にかかる時間に比べて、食べる時間はあっという間だ。
　それでも３０分くらいは掛かったろうか。
　予報と違って雨は降らなかったけど、「にわか雨の可能性が～」　と言われると、やっぱり出る気にはならない。
　何もしない、と言うのも後ろめたさが・・・、なんてことは全くないが、急に思いついて階段と廊下、洗面所に掃除機をかけることにした。
　何だか急に働き者になった気分になる。
　先日来、カレーを食べたいと思っていた。
　「カレーを食べたいと思う時は、体調不良になった時。本能的に身体が香辛料などの薬になるものを求めているのだ」
　なんて説を、先日テレビで言ってたけれど、そんなこと言ったら毎日食べたいと思っているカレー好きやインド人はみんな病気だ。
　食べたいけどそうそうは作れない。何故なら、つい作り過ぎてしまうから。
　それを、先日、短時間でカレーを作る方法を知ってしまったため、
　「これは簡単でいいや」
　、と、この間から、二回作っている。
　それに、この作り方、作り過ぎる心配がないから、それも良い。
　今日は急にサバの缶詰を入れてみようか、と思い出した。水煮缶の中の水も一緒に入れてみる。生臭くなるだろうか。
　肉はいれない。鯖だけ入れる。
　生臭くなっても、まあ、いいや。どうせ一人だし。鯖は昔から好きだし。
　そう思って出来上がったものを嗅ぐ。生臭さはない。
　それどころか、これが思いの外、美味い。
　豚肉から始まって、最近は鶏の肝や、心臓、を入れてたけど、鯖の水煮はクリーンヒットだ。

　こうして、また怪し気な料理のレパートリーが増えた。
　今日は普通に切り干し大根と油揚げの煮付けを作るか。