CubとSRと

ただの日記

「創ったのはオレだ!」と威張ったってね、使えなきゃ。

2019年06月18日 | 重箱の隅
 また、あの本から。
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 「日本とシナで異なる漢字の役割」
 在米の日系人の子供たちが、中国人から「漢字も仏教もぜんぶ中国が日本に教えてやったものじゃないか。日本が創り出したものは何もない」といじめられているという記事を読んだ。
 反日教育しか受けてない中国人に対して、何一つ言い返せない日本の教育も情けない。
 現代中国語の七割は、明治時代の日本が創った熟語からできている。
 大昔に、大陸から日本列島に漢字が伝わったことは間違いないが、二十世紀には、漢字は日本から中国へ逆流したのである。
 日本の教育は、なぜそのことを日本人に教えないのだろう。
 漢和辞典と、現代中国語辞典を並べて見れば、一目瞭然だ。
 それなのに、現代中国語と日本語に同じ単語があることまで、すべて中国から日本に伝わったからだと、中国人だけでなく、日本人まで考えているとしたら、問題の根は深い。
 ついでに言うと、ハングルをやめてしまえば、朝鮮・韓国語は、日本語の語彙ばかりである。だから、意地になって漢字を廃止したのだ。
 現代中国語や韓国語が日本語の熟語だらけであるのは、言うまでもなくアジアの近代化は日本から始まったからである。
 欧米の思想を翻訳するために、日本の知識階級は、漢字を組み合わせた新たな語彙をたくさん創り出した。
 それを近代化に遅れを取った中国が逆輸入したのである。
 
  「中国・韓国の正体」~異民族がつくった歴史の正体~
  宮脇淳子


 (続く)



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