3月30日(木)続き
旧道からバイパス道(一瞬だけ国道になる)に出て後戻り。
衝原の桜を見に行こうと思った。
吞吐ダム(衝原湖)の展望台兼駐車場(いつも行く場所)には桜の木はない。
周辺の山腹に自生する山桜が数本あるが、駐車場からはそれすらほとんど見えない。この駐車場は花見の場には、だから、なれない。
衝原湖は人造湖で北区の山田町を流れ、加古川に合流する志染川を水源としている。水を堰止めているのが吞吐ダム。できたのが衝原湖。
このダムから向こうは三木市で、ダムは三木の農業用水確保のために作られたのだそうだ。
神戸市北区の西端山田町の、そのまた西の端、山田の平地の「尽きるところ」だからかどうか知らないけど、その地名を「衝原」という集落がある。「尽く原」では「何もなし」みたいで縁起が良くないから、かな?(後は三木まで深い谷が続く)
地名よりも、室町時代からのものと言われている日本最古の民家「箱木千年家」のあるところ、という方が能く知られているかもしれない。
市境にダムをつくったら、衝原までが水没する。谷間に住んでいた人は衝原の集落に引っ越すか転出するしかない。
確かによく見ればあれだけ狭いところに家が密集しているのは少々風変りではある。
そして平地の尽きる高台だった集落は、湖に面した静かな村になったわけだ。
その湖に流れ込む河口は護岸工事がなされて、堤を護るために桜の木が植えられた。
川沿いの桜並木は直線か緩い曲線を描くが、河口、それも小さな川の場合は鋭角だったり急なカーブだったり、と変化に富んでいる。
数歩行くとまた別な表情を見せてくれるのには、少々驚かされた。
これはここ数年の花見の中で一番気に入った場所になりそうだ。
こういう時に限って、弁当はおろかカメラすら持ってきてない。
明日、出直そう。
勿論、カブだ。