( 続き )
茫然としてたって解決しない。今度は更に慎重に、もう一つ残っているプラスチックのグロー球をそーっと触った。
回そうとした瞬間、またもや粉微塵になった・・・・・。
どうするんだ一体。
回そうとした瞬間、またもや粉微塵になった・・・・・。
どうするんだ一体。
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一瞬、茫然としてしまった。このまま元に戻すしかないのか?
しかし、スーパーカブのシリンダーヘッドのボルトを捩じ切った話に比べたらどうってことはない。掴めなければ中の電極の部分を掴み、捩じり抜けばよい。
電極の部分も捩じるうちに千切れたとしたら、その時はネジになっている基部の端っこでもラジオペンチで掴み、無理やり少しずつ回し、抜けばよい。
ともかく5つ使われている中の二箇所だ、最悪でも蛍光灯三本は点く状態に戻せる筈だ。
芯に当たる部分、ガラスで覆われたこの部分を指でつまみ、回そうとする。
プラスチックの外側と違って、こちらは簡単に切れるどころか相当強くねじっても切れる気配がない。
それどころか思ったよりもあっさりとネジになっている口金の部分が回り出した。これも又意外なことだった。
もう一つは?と同じようにやってみる。
こちらも同じく、すぐ緩む気配がした。
あと3本はガラス管だったから、全く苦労することはなかった。
本当に「案ずるより産むが易し」、だ。
そういうわけで、今日の予定ができた。
まず、散歩。
帰って来て紙縒りづくり。
習字。朝食。
カブでホームセンターに行き、グロー球5個、買ってくる。
日のあるうちに取り付ける。
そして昼過ぎ、予定終了。
ここの家に引っ越してきて二十数年。
「別に大した問題でもないから」、とほったらかしにしてきた最初からの懸案事項の一つがいきなり片付いた。