4月19日(水)
早く寝るつもりだったが強風が気になって、結局寝たのは11時を回っていた。
いや?12時半ばを過ぎてた?
いやいや、寝て一時間ほどで目が覚めたから改めてPC点けてしまったんだっけ。それなら10分や20分でスイッチ切るわけないし・・・。
ま、いいや。とにかく起きたのは5時前後。
外の具合がどんなものかカーテンを開けてみることもせず、何となくストレッチなどをやっているうちに5時半になってしまう。
慌てて着替えをする。
それでもまだ外を見ようとはしない。外は雨かもしれないし、ちょっとだけの止み間かもしれない。
とにかく最後に見た時間予報では、普段散歩に出ている時間辺りだけが「曇り」のマークで、その前後は「小雨」となっていた。
だから今朝も準備をして玄関を一歩出たら雨粒が、という可能性は十分にある。ただ、今、窓の向こうから雨音は聞こえてこない。
降っていても「小雨未満」なら分からない。で、玄関を出た時「小雨未満」なら散歩に出る・・・ことはない。
「なんだ~、降ってるじゃないか」と言って中止する。
空振りして予報に文句を言うより「やった~、儲けた!」と喜ぶ方が楽しい。爺さんお楽しみ、じゃない、爺さんの楽しみ。
外に出てみた。雨粒は当たらない。路面は濡れたままだ。数時間前までは降っていたという証拠。
それで今朝は久し振りに傘を持って出ることにした。折り畳みではない。
普段なら片手に持つところ、左右均等に歩を進めるために、今朝は肩に担いで歩いてみることにした。
大男ならいざ知らず、現代人の平均身長に数センチ足りない我が身。人込みの中でそんなことをしたら危険なことこの上ないが、この時間、街路に人影はない。
成程、「肩を怒らせて歩く」と傘が肩の上で暴れ回る。「担え銃」の形での行進時だったら大変だろうし、「肩を怒らせて歩く」と緊急の場合には「喧嘩上等!」という気持ちはともかく、身体の対応が遅れる。
ところが肩を怒らせるのではなく、重心を胸の辺りにあると意識して、進める脚と反対側の胸を同時に前進させるつもりで歩くと、担いでいる傘は全く大人しくしている。担いでいるのが歩兵銃なら体力の消耗が相当に抑えられるだろう。
「これが刀のように腰に差して歩く、ということになるとどうだろうか」と、くだらないことを考えた。
重心を胸の辺りにあると意識して、これをやると今度は刀(傘)が暴れ始めることは容易に想像がつく。
乱暴にまとめれば、得物と重心はできるだけ寄せて、身体の中心と一体化させるよう意識することが大事、となるだろうか。
散歩から帰ってしばらくしたら雨が降り始めたようで、時折り遠雷も聞こえ始めた。
結局、今日一日、外出したのはこれだけ。
けれど、貴重な体験をしたのかも。