10月21日(土)
朝、目が覚めたら6時半だった。
いくらなんでも外が明るくなっていない筈がない「6時半」。
大体そんなことを思うまでもなく、今、枕元の目覚まし時計を蛍光灯もつけずに見ている。
今日は学校も休みだろうけど・・・。この時間じゃ散歩も休みだな、いくら何でも。
天気はすこぶる良い。
どちらにしても今日は遠出はできない。何故って今日は洗濯物を受け取りに行かねばならない。
店が10時開店だから、受け取りが済んでから出掛けるとなると、10時半?いや、11時近くになるかもしれない。
まあ、いずれにせよ今日は出られない。こんな好天だというのに。
他に用はなくとも、この「洗濯物受け取り」という用事一つで他には何もできなくなる。
持って帰って、袋から出して、衣装箱にある季節の物を出して、持って帰ったものと入れ替えて、防虫剤を入れて、再び衣装箱を天袋に入れる。
後でやろうと言っていた日にゃいつになるか分からない。「気が付いたら年を越していた」なんて経験もないこともない。
2時前にコペンで出る。
尾根の道から北に下り、前方の北町の建物を見ると、あれ?辺りが白く霞んでいる。あの様子では雨が降っているに違いない。「雨は降らない」、と言ってたけど??
でも間違いなくあの雲は雨雲で、その下は雨だ。
家を出る時、念のために、とネットを見たら北西の方角から雲が流れてきているようだが、「雨が降る」とは言ってない。
「けど、あの雨はこっちに来る」と思った数秒後、フロントガラスに小さな小さな水滴がぽつりぽつりと張り付き始めた。これは降られる!
スーパーマーケットに逃げ込み、何とか逃れることができたから順番を変えて先に買い物をすることにした。
買い物を終えて外を見ると、小雨どころかちょっと気合の入った降り方になっていた。
洗濯物を受け取る以外、他に用事はないのだから店内で雨宿り。こういう時の時間は長い。
どのくらい経っただろう、近くから「虹が~!」の話し声が聞こえた。
当然のことながら西日が射している。丹生山系を背景にして虹が出ているのだろう。
つまり「雨はまだまだ止まない」。
一時間近く待って、やっと店を出、隣接するホームセンターに行って洗剤を買う。
最後にクリーニング店へ。順番が計画の正反対になった。
雨はやんでも屋根を開けられないから、運転、特にバック駐車が大の苦手の当方としては大いに迷惑した。
カーナビを着けてないくらいだから、当然バックモニターなんて着けてない。身を乗り出してそろそろとバックするしかない。だから雨の日は乗りたくない。
何とか洗濯物を受け取って、車のところに戻る。雨が止んで、それなりに時間が経っているから屋根の雨も乾いているだろう。やっと何とか家に帰ることができるし、ガレージに入れられる。
そう思って車のところに戻ったら、どうもまた降られたらしい。
話が違うじゃないか!
・・・・と思ったけれど、「朝、散歩をサボったんだ、それの禊ぎができたんだ」、と思うことにしよう。随分身勝手なようだが、そりゃ当然「主役は自分」だから。
何があっても肯定的に物事を見る。これがホントの「チュチェ(主体)」思想だ。
明日は一番に洗車だ。