10月18日(水)
5時10分散歩に出て、同40分帰宅。
上天気。風はない。肌寒い、とまでは行かない。
その分、昼頃は汗ばむかもしれない。
9時半くらいに出たら、先日から思っていた通りに青垣町辺りまでは行ける。
内視鏡検査後、酒を飲めるのは明日から、だから今日は出たとしても余裕を持って帰らなければ。
9時過ぎ。やっぱり眠くなる。車ではなくSRだからあまり眠気に関して心配することはないのだが、それでも昼間に気温が上がれば意識が朦朧として居眠り運転をしないとも限らない。
それでちょっと横になった時点で、「今日は遠方へは無理だな。精々、多可の道の駅まで、か」と思っていた。
多可の道の駅は二つある。一つはおにぎりの美味しい店がある。
土・日・祝日は大概昼前には売り切れている。
もう一つは更に十数キロ北上したところにある「杉原紙の里」の道の駅。
どちらを目的地にするかは、気が向いたら決める。走っていて気が向かなければ、どちらへもよらず適当なところで折り返す。
宿泊先を決めてない時は大体こんなもので、特に無職になってからは、予め目的地の決まったツーリングなんて一回しかしてない。それも車で、だった。
9時過ぎに睡魔に襲われてから目が覚めたのは11時前。横になったのは10時半前。眠っていたのは30分ほどではあるが、この時間からなら片道2時間が限度だ。
レザージャケットを着て出るつもりだったが、少しやせたつもりが胴回りはさほど変わってない。中年太りを超え、老人体型(?)が定着したのかもしれない。
結局いつものペアスロープのジャケット、クシタニのレザーパンツ、ハロルズギアのスパッツ。
いつも行くGSのレギュラーガソリン価表示が166円から162円に変わっている。毎回、給油した翌日に、狙いを定めたかのように値下げをしてくるので、今日は帰りに給油してやろう。往復二百キロくらいならそれまで大丈夫だろう。(この判断が後々命取りになるとは想いもしなかった。)
多可町に着いた。車も少なく静かだ。
この分ならおにぎりの二つや三つは残っているだろう、と店の前にSRを停め、店を見る。
「18日は休業します」の貼り紙。
くいっぱぐれた。
しょうがないから「杉原紙の里」を目指す。
ところが途中でガソリンがなくなった。「何で?」と考えてみた。
そうだ!最近は満タンになるまで入れることは滅多になかったんだった。
早い話が小さな不注意による失敗が畳み込むように重なって来る。
別にそんなことは気にせず近くのGSで給油すればよいようなものだが、出掛けに166円から162円に変わったのを見て、更に「帰りには給油しよう」と思っていたから、それがガス欠、じゃ笑い話にもならない。
リザーブで30キロは間違いなく走れるだろうけれど、神戸まで戻ろうというのは危険な賭けになる。
早々に切り上げ、Uターン。帰り道途中のGSで250円分だけ給油。小銭がこれだけしかなかったというのも不細工な話。