CubとSRと

ただの日記

うれしかった

2018年11月24日 | バイク 車 ツーリング
 昨日は新嘗祭。
 9時頃、例の如く門柱に国旗を掲げた旗竿を括り付けた。
 そうしておいて朝食。
 10時半過ぎて、ガレージに降り、SRの洗車を始める。
 洗車と言うより、「初めてのタイヤの手入れ」。
 昨晩ネットで「タイヤの皮むき」についてホワイトベースというショップの店長が説明している動画を見た。
 ・・・・・・・・・・・ 
 新品のタイヤには表面の劣化を防止するための処理が施されている。
 走れば摩擦で取れる。これを一般に皮むきという。
 逆に言えば、路面と擦れ合わなければいつまでも経っても取れない。
 取れてなければタイヤのグリップ力は低いから、いきなりバンクさせて劣化防止剤がついたままのところが接地すると、スリップしやすい。
 だから、新しいタイヤに替えたら、走って皮むきをするより市販の台所用のクレンザーをつかい、たわしなどで落とす方が良い。
 そうすることで、より安全に走ることができる。
 ・・・・・・・・・・・

 なるほどなるほど。結構長いこと乗って来て、そんなこと、考えたこともなかった。
 「とにかく、バンクさせてタイヤをまんべんなく使うしか皮むきの方法はない」
 ずっとそう思ってきた。
 で、下手くそだからいつまでたってもタイヤの両端がつるつる光っている、これが何とも恥ずかしかった。
 逆にタイヤ交換をした時、いつもの通り「一皮むけるまで滑りやすいですから」と言われるのに、すっかり慣れてしまって「は~い」と生返事をして、いつものつもりでスロットルを開け、タイヤがズルっと滑る、なんてことも何回か経験している。
 転倒こそしてないけど、これはこれで恥ずかしい。
 良いこと聞いた。早速やってみよう。

 ・・・・と言うわけで開始。
 汚れがついても目立たぬよう紺のヤッケを着て、ぽかぽか陽気の中、頭の中も春。先日のクレンザーを使ってやってみた。面白いように取れる。これならタイヤ交換をしたらすぐやった方がイイな。
 上機嫌で洗車を終え、後片付けをしていたら坂道を下って来た足音がそばで止んだ。
 ん?と思ってしゃがんだまま振り返ると、七十代くらいの女の人が家の方を仰ぎ見ている。何事か、と思ったらその人と目があった。
 お互い「こんにちは」と言った続きが、その人の「日の丸が上がってますね」、という一言。
 「はい」
 「久し振りに見ました。いいですね」
 「この辺の人は揚げてませんからね」
 「家も揚げてますよ。〇丁目ですけど」
 「そうですか。今日は新嘗祭ですからね」
 「新嘗祭ですね」
 どちらからも「勤労感謝の日」、という言葉が出なかった。

 さて、ひとっ走り。
コメント
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