宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

期待の酒造好適米「吟のいろは」の栽培研修会が開催されました

2023年07月03日 16時59分19秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 「吟のいろは」は2020年にデビューした宮城県オリジナルの酒造好適米です。「吟のいろは」で醸したお酒は、柔らかくふくよかな味わいに仕上がると、県内の多くの酒蔵から期待されており、栽培面積が全県で拡大しています。

 6月27日に県みやぎ米推進課の主催で「吟のいろは」の栽培研修会が開催されました。生産者や関係機関など約35名が出席し、大崎市松山地域のほ場で生育状況を確認しました。

普及センターからは、今年度の天候を反映して生育量が早めに確保されていることや、今後の防除作業や適期追肥などについて説明しました。古川農業試験場からはこれまでの栽培データに基づき、目安となる生育量の範囲を目指すことで品質と収量が両立しやすいこと、産業技術総合センターからは出穂後の気温が米質に影響しやすいことや「吟のいろは」の吸水特性について説明がありました。食産業振興課からは「吟のいろは」のお酒が新酒鑑評会で優秀な成績を収めたことなどが報告されました。

普及センターでは、酒米などの地域の特色ある米作りを今年度の重点活動に位置付けており、引き続き生産者全体の技術向上に取り組んでいきます。

   

 <問い合わせ先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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加工用ばれいしょの現地検討会が開催されました

2023年07月03日 16時59分19秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和5年6月26日、宮城県ぽてと生産者協議会の加工用ばれいしょ現地検討会が開催され、仙台市及び岩沼市内のばれいしょ生産ほ場にて、生産状況の確認や今後の管理等についての検討を行いました。仙台市のほ場は、農事組合法人福鶴ファームがカルビーポテト㈱との契約栽培により、令和4年から栽培を開始し、今年は2.6ha(前年1ha)の面積に拡大して生産を行っています。普及センターでは生育調査ほを設置するなどして、生育状況を観察しながら、栽培技術支援を行っています。

 当日は、県内の加工用ばれいしょ生産者、カルビーポテト㈱や関係機関など約40名の参加があり、カルビーポテト㈱栽培支援担当者から情報提供があった今後の肥培管理等の話に耳を傾けていました。昨年は7月の大雨により、芋が腐敗するなどして収量が低下してしまいましたが、福鶴ファームでは今作の対応として排水対策を実施するなどして、概ね順調な生育となっており、収穫は7月中旬頃を予定しています。

 

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8410

FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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くりはらスプレーマム研究会現地検討会が開催されました。

2023年07月03日 16時48分51秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 

 令和5年6月29日、栗原市一迫で、くりはらスプレーマム研究会現地検討会が開催され、会員10名が参加しました。検討会では、会員のスプレーギク等の栽培ほ場を見て回り、導入品種や生育状況等の確認が行われました。お盆やお彼岸の需要期の出荷に向けたスプレーギク等の生育は、病害虫の発生もなく順調な生育でした。

 当普及センターからは、会員の栽培概要のほか、農作業中の熱中症予防に関する情報提供を行いました。今後とも、研究会会員間の交流と栽培技術向上を支援していきます。


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石巻地域アスパラガス栽培管理勉強会が開催されました

2023年07月03日 14時18分51秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

令和5年6月23日,JAいしのまき主催で東松島市の株式会社絆粋ファーマーズほ場を会場に生産者6人が参加し,アスパラガス栽培管理勉強会が開催されました。

会場のアスパラガスは、本年定植のハウス立茎栽培で、1m以上に生長しており、病害虫の発生もなく、株養成は順調で、翌春には収穫できる見込みです。

普及センターから、病害虫防除、下枝の整理、細い茎の間引き、かん水や追肥等について説明を行いました。また、年度処理として、黄変した茎葉は地際から刈り取り、残さはほ場外に持ち出し処分することを呼びかけました。農薬散布、切り戻しの高さ、ネットの設置、かん水や追肥などについて参加者同士で情報交換を行うなど、今後の栽培管理の参考となっていました。

石巻管内は、1年で株養成して翌年に全収穫する「採りっきり栽培」と春芽収穫後に立茎して夏芽や翌年以降も収穫する「ハウス立茎栽培」が導入され、令和4年度の全農みやぎ青果販売実績では県内一のアスパラガスの産地となっており、今後も生産の拡大が期待されます。

普及センターではJAいしのまきと連携して、今後とも栽培技術の支援を行っていきます。

<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター TEL0225-95-1435 FAX0225-95-2999

 


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